2017年04月15日
6-2. EURJPY週次分析(2017年4月15日更新)
先週4月10日週の主要な出来事は以下の通りです。
欧州では、(1) 仏大統領選が最大の関心事と思われます。先週までは、EU離脱国民投票実施を公約に掲げる極右政党候補が相変わらず世論調査で人気トップでした。但し、4月23日の第1回投票でトップ当選しても、5月に行われる本選で2位候補への支持集結という見方は、以前と同じままです。
(2) 対英、対ギリシャ問題での大きな動きは見られませんでした。
(3) 独経済省が第1四半期の成長が加速との見方を示し、主要機関が今年・来年の独成長率見通しを上方改定しました。また、仏政府はEUの財政赤字削減目標を初めて達成するとの見通しを示しました。 主要経済指標では、ZEW景況感が独・欧ともに前月結果より改善となっていました。
直近のEURJPYの週足チャートと3通貨値幅を下図に示します。
先週末終値は115.3円付近です。
上図週足チャートでは、3月27日週に引いた平行線が赤線で、間隔が3円です。4月3日週に青い水平線を新たに引き直して、上から123円・120.5円・118円・115.5円で2.5円間隔です。
4月23日の仏大統領選第1回投票までは赤い平行線の間を通って、次週は113.5円〜116.5円という予想が基本です。上図の下には113円の青線が控えています。今週は、この大きな流れにおいて、経済指標の良し悪しなんて関係ない週だと言えるでしょう。
という訳で、一目均衡表を使っての話は今週も省略です。
3通貨ペアの関係を見ると、意外なことに先週のEURUSDは僅かですがEURが買われています。EURJPYでの大きな下落も、リスク回避のJPY買いが大きかったことを示しています。
以上、チャートからは、今週も陰線で113円〜116.5円という予想となります。
但し、もしも仏大統領選の直前の世論調査で極右候補の順位が2位以下に落ちると、116.5円を上抜けてその上の青線118円付近まで上昇する可能性があります。
直近の移動平均線(SMA)とRSI(14日)を示します。
SMA(1日)は単に週足終値を、SMA(5日)は先週5日間の終値の平均値を表しています。週次分析ですから主役は5日線です。現在、5日線は116.3円、21日線は118.7円に位置しています。
RSI(14日)は、過去14本の日足における陽線幅の比率を表しています。世界で最も多くの人が参考にしていると思われる14日を採用しています。現在は1%に位置しています。
テクニカル分析上は、どっからどう見ても下降トレンドです。
但し、RSI(14日)は既にほぼ0まで下がって、下げ余地を無くしています。投機資金の売り余地も、実需の追加ヘッジもそろそろ尽きた頃でしょう。リスクに備えた売買が止まり、次週選挙結果判明後にはヘッジ解消の恐れがあります。もし今週さらに一段下げたとしても、来週の選挙結果判明後に戻りが警戒されるので(もちろん、選挙結果次第でもっと「どかん」と下げることも警戒要)、当分、EURには近づかない方が無難です。
直近の両国10年債金利と株価の動きを示します。それぞれの動きはご自身でご確認ください。
以下、日独の金利差の前週との差を「Δ金利差」と表記します。また、日独の主要株価指標の比の前週との差を「Δ株価比差」と表記します。
通常時の金利と株価の動きは、方向が反対になりがちなことが知られています。通常時には、為替が金利>株価の影響を受けることも知られています。何が原因で何が結果かはよくわかりませんが、これらの関係が成り立たないときは通常時でないことがわかります。
下図は、上から「週足方向とボラティリティ」「Δ金利差」「Δ株価比差」を表しています。
Δ金利差とΔ株価比差は、年明け第1週のデータがありません。取引日数が各国揃わず、日数も少ないため、年明け第1週を除外しています。
Δ金利差は、年明けから14週のうち12週が週足と方向一致しています。Δ株価比差も、14週のうち11週が週足と方向不一致となっています。Δ金利差とΔ株価比差は14週のうち9週が方向不一致です。
先週は、Δ金利差がちょうど同値となっています。週足とΔ株価比差の方向は不一致で正常です。先々週までは、5週続けて週足方向・Δ金利差・Δ株価比差の互いの方向は自然だったので、先週Δ金利差が同値となって自然な関係が崩れたことは今週以降の波乱の予兆かも知れません。
気をつけましょう。
投票行動の予想で事前報道がアテにならないことは、昨年の英EU離脱国民投票・米大統領選で明らかです。特に、その教訓から今回の仏大統領選では、Aだと考えるがBかもしれない、という報道解説が目立ちます。多角的視点を得る点で意味があっても、そんなの「わからない」と言ってるのと同じです。
わからない、という点では我々も同じなので、やはり今週はEURに近づかない方が良さそうです。
チャートもテクニカルもファンダメンタルも、全て下降トレンドを否定したり、トレンド転換を示唆するサインが出ていません。がしかし、選挙絡みは状況・結果次第でトレンドなんて無視した動きになります。
先週に続いて、EURには近づかないことにします。
ところで、FXを始めても暫くは練習期間です。新たな方法論を試す場合にも同じです。練習期間でFXに慣れたり、いろいろなやり方を試してみるためにも、キャッシュバックはとても魅力的です。せっかくのキャッシュバックは、そういうことのために使ってくださいね。
通常、キャッシュバックを受けるためには条件があるので、詳しくは下のリンク先でご確認ください。
また、色々な取引手法を並行して試してみるためにも、複数のFX会社に口座を開設しておくと便利です。
外為ジャパンは0.1枚単位での取引が可能なので、初心者や色々な取引手法を研究したい方にお勧めです。ドル円ならばスプレッドも0.3円と安いのも魅力です(※ 2017年1月23日確認)。
口座開設キャンペーン実施中!!
最大で20,000円キャッシュバック!
▽▼詳しくはこちら▼▽
外┃ 為┃ ジ┃ ャ┃ パ┃ ン┃ の┃ 強┃ み┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛
☆─┐
│1│1000通貨取引可能!!初心者も安心!
└─┘───────────────
☆─┐
│2│業界最狭クラスのスプレッド!!
└─┘───────────────
☆─┐
│3│モバイルでも充実の取引環境!!
└─┘───────────────
☆─┐
│4│取引手数料0円!!
└─┘───────────────
その他にも魅力的なキャンペーンが目白押し!!
今すぐサイトをチェック!!
▽▼口座開設はこちら▼▽
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NX81R+46MOTU+1NB0+6UHGJ
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
欧州では、(1) 仏大統領選が最大の関心事と思われます。先週までは、EU離脱国民投票実施を公約に掲げる極右政党候補が相変わらず世論調査で人気トップでした。但し、4月23日の第1回投票でトップ当選しても、5月に行われる本選で2位候補への支持集結という見方は、以前と同じままです。
(2) 対英、対ギリシャ問題での大きな動きは見られませんでした。
(3) 独経済省が第1四半期の成長が加速との見方を示し、主要機関が今年・来年の独成長率見通しを上方改定しました。また、仏政府はEUの財政赤字削減目標を初めて達成するとの見通しを示しました。 主要経済指標では、ZEW景況感が独・欧ともに前月結果より改善となっていました。
【6-2-1. 現状チャート】
直近のEURJPYの週足チャートと3通貨値幅を下図に示します。
先週末終値は115.3円付近です。
上図週足チャートでは、3月27日週に引いた平行線が赤線で、間隔が3円です。4月3日週に青い水平線を新たに引き直して、上から123円・120.5円・118円・115.5円で2.5円間隔です。
4月23日の仏大統領選第1回投票までは赤い平行線の間を通って、次週は113.5円〜116.5円という予想が基本です。上図の下には113円の青線が控えています。今週は、この大きな流れにおいて、経済指標の良し悪しなんて関係ない週だと言えるでしょう。
という訳で、一目均衡表を使っての話は今週も省略です。
3通貨ペアの関係を見ると、意外なことに先週のEURUSDは僅かですがEURが買われています。EURJPYでの大きな下落も、リスク回避のJPY買いが大きかったことを示しています。
以上、チャートからは、今週も陰線で113円〜116.5円という予想となります。
但し、もしも仏大統領選の直前の世論調査で極右候補の順位が2位以下に落ちると、116.5円を上抜けてその上の青線118円付近まで上昇する可能性があります。
【6-2-2. 現状テクニカル】
直近の移動平均線(SMA)とRSI(14日)を示します。
SMA(1日)は単に週足終値を、SMA(5日)は先週5日間の終値の平均値を表しています。週次分析ですから主役は5日線です。現在、5日線は116.3円、21日線は118.7円に位置しています。
RSI(14日)は、過去14本の日足における陽線幅の比率を表しています。世界で最も多くの人が参考にしていると思われる14日を採用しています。現在は1%に位置しています。
テクニカル分析上は、どっからどう見ても下降トレンドです。
但し、RSI(14日)は既にほぼ0まで下がって、下げ余地を無くしています。投機資金の売り余地も、実需の追加ヘッジもそろそろ尽きた頃でしょう。リスクに備えた売買が止まり、次週選挙結果判明後にはヘッジ解消の恐れがあります。もし今週さらに一段下げたとしても、来週の選挙結果判明後に戻りが警戒されるので(もちろん、選挙結果次第でもっと「どかん」と下げることも警戒要)、当分、EURには近づかない方が無難です。
【6-2-3. 現状ファンダメンタル】
直近の両国10年債金利と株価の動きを示します。それぞれの動きはご自身でご確認ください。
以下、日独の金利差の前週との差を「Δ金利差」と表記します。また、日独の主要株価指標の比の前週との差を「Δ株価比差」と表記します。
通常時の金利と株価の動きは、方向が反対になりがちなことが知られています。通常時には、為替が金利>株価の影響を受けることも知られています。何が原因で何が結果かはよくわかりませんが、これらの関係が成り立たないときは通常時でないことがわかります。
下図は、上から「週足方向とボラティリティ」「Δ金利差」「Δ株価比差」を表しています。
Δ金利差とΔ株価比差は、年明け第1週のデータがありません。取引日数が各国揃わず、日数も少ないため、年明け第1週を除外しています。
Δ金利差は、年明けから14週のうち12週が週足と方向一致しています。Δ株価比差も、14週のうち11週が週足と方向不一致となっています。Δ金利差とΔ株価比差は14週のうち9週が方向不一致です。
先週は、Δ金利差がちょうど同値となっています。週足とΔ株価比差の方向は不一致で正常です。先々週までは、5週続けて週足方向・Δ金利差・Δ株価比差の互いの方向は自然だったので、先週Δ金利差が同値となって自然な関係が崩れたことは今週以降の波乱の予兆かも知れません。
気をつけましょう。
【6-2-4. 今週以降の定性分析】
投票行動の予想で事前報道がアテにならないことは、昨年の英EU離脱国民投票・米大統領選で明らかです。特に、その教訓から今回の仏大統領選では、Aだと考えるがBかもしれない、という報道解説が目立ちます。多角的視点を得る点で意味があっても、そんなの「わからない」と言ってるのと同じです。
わからない、という点では我々も同じなので、やはり今週はEURに近づかない方が良さそうです。
【6-2-5. まとめ】
チャートもテクニカルもファンダメンタルも、全て下降トレンドを否定したり、トレンド転換を示唆するサインが出ていません。がしかし、選挙絡みは状況・結果次第でトレンドなんて無視した動きになります。
先週に続いて、EURには近づかないことにします。
以上
ところで、FXを始めても暫くは練習期間です。新たな方法論を試す場合にも同じです。練習期間でFXに慣れたり、いろいろなやり方を試してみるためにも、キャッシュバックはとても魅力的です。せっかくのキャッシュバックは、そういうことのために使ってくださいね。
通常、キャッシュバックを受けるためには条件があるので、詳しくは下のリンク先でご確認ください。
また、色々な取引手法を並行して試してみるためにも、複数のFX会社に口座を開設しておくと便利です。
外為ジャパンは0.1枚単位での取引が可能なので、初心者や色々な取引手法を研究したい方にお勧めです。ドル円ならばスプレッドも0.3円と安いのも魅力です(※ 2017年1月23日確認)。
━━━━━━━━━━━━━
世界とつながる、未来にひろがる。
『外為ジャパン新規会員獲得プロモーション』
━━━━━━━━━━━━━
世界とつながる、未来にひろがる。
『外為ジャパン新規会員獲得プロモーション』
━━━━━━━━━━━━━
口座開設キャンペーン実施中!!
最大で20,000円キャッシュバック!
▽▼詳しくはこちら▼▽
外┃ 為┃ ジ┃ ャ┃ パ┃ ン┃ の┃ 強┃ み┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛
☆─┐
│1│1000通貨取引可能!!初心者も安心!
└─┘───────────────
☆─┐
│2│業界最狭クラスのスプレッド!!
└─┘───────────────
☆─┐
│3│モバイルでも充実の取引環境!!
└─┘───────────────
☆─┐
│4│取引手数料0円!!
└─┘───────────────
その他にも魅力的なキャンペーンが目白押し!!
今すぐサイトをチェック!!
▽▼口座開設はこちら▼▽
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2NX81R+46MOTU+1NB0+6UHGJ
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
そして、本記事は筆者個人の見解に基づいています。本記事に含まれる価格・データ・その他情報等は、本記事に添付されたリンク先とは関係ありません。また、取引や売買における意思決定を、本記事の記載通りに行うことは適切ではありません。そして、本記事の内容が資格を持った投資専門家の助言ではないことを明記しておきます。記載内容のオリジナリティや信頼性確保には努めているものの、それでも万全のチェックは行えていない可能性があります。
ポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がFXを楽しむ一助となれば幸いです。
以上
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6169236
この記事へのトラックバック