2017年02月22日
米国金融政策「FOMC議事録」公表前後のUSDJPY反応分析(2017年2月23日発表結果検証済)
2017年2月23日04:00に米国金融政策「FOMC議事録」が公表されます。今回公表されるのは2017年2月2日のFOMC議事録です。
本指標要点は下表に整理しておきました。
次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。よって、残念ながらポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がご参考となれば幸いです。
以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。事後投稿日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
FOMCについての説明は省略します。
市場予想の多くは、3月FOMCで追加利上げを見送って次回FOMCで利上げを示唆する、と予想されています。この状況で3月FOMCでの利上げが強調されると、陽線側に大きく跳ねることになります。がしかし、過去の実績から言えば、FRBは不意打ちで利上げをしない中銀です。
現在、市場予想の中心は6月利上げとなっています。5月への前倒しが示唆されても示唆されなくても、影響は限定的となるのではないでしょうか。3月への前倒しが示唆された場合は別です。
むしろ、今回公表される議事録には利上げ前倒しへのサポートが不足すると予想されることから、ひとまず陰線側に反応する、と予想されます。その後、米新政権が緩和的政策を推し進めることを見越して、陽線に転じると考えられます。トレンドが転換する時期はわかりません。議事録公表前に十分にドルが大きく売られていた場合、意外に早く転換するかも知れません。
以下、本議事録について既に公開されている情報を整理します。調査分析範囲は、2015年1月分以降前回までの17回分のデータに基づいています。
省略します。
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅7pips・値幅5pipsです。
直前1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅4pips・値幅2pipsです。
直後1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅19pips・値幅12pipsです。
直後11分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅28pips・値幅14pipsです。
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後1分足と直後11分足の方向一致率が63%となっています。そして方向一致したとき、直後11分足値幅が直後1分足値幅を超えて伸びたことは60%となっています。
反応方向を確認してから追いかけて良い数字かどうかは微妙です。
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
直前1分足の陰線率が80%、直後11分足の方向が直前10-1分足と同じ確率が71%となっています。
指標一致性分析は、指標の前回結果・市場予想・発表結果の差を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
調査期間中における金利改定実績が少ないため、本分析は割愛します。
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
以下は2017年2月23日8時頃に追記いたしました。
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
ロイターから、FOMC議事要旨が予想ほどタカ派的な内容ではなかったことと、仏大統領選で極右政党が勝利する可能性が低下したこと、でUSDが売られたとの報道がありました。
寝てました。
事前調査分析内容を以下に検証します。
まず、今回の議事録公表内容に関しては次のように捉えていました。
FRB資産縮小に関する記述が中心で、3月利上げを示唆する内容ではなかったようです。
次に、メインシナリオについて、です。
結果は、方向一致の上、反応が伸びました。
直後1分足は、陽線側・陰線側双方に長いヒゲを残しています。実際のこの間の動きを見ていませんが、市場が議事録のどこで反応方向に躊躇したのかは、信用のおける報道機関の解説記事を待ちたいと思います。
そして、補足シナリオについて、です。
直前1分足は同値、直前10-1分足と直後11分足の方向は一致しました。
割愛します。
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本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
本指標要点は下表に整理しておきました。
次に、本指標発表前後にポジションを持つときのポイントを整理しておきます。
- 利上げを目指すが、従来以上の強く3月利上げをサポートする表現は含まれない、と予想しています。
- 直後1分足と直後11分足の方向一致率が63%となっています。そして方向一致したとき、直後11分足値幅が直後1分足値幅を超えて伸びたことは60%となっています。
反応方向を確認してから追いかけて良い数字かどうかは微妙です。 - 直前1分足の陰線率が80%、直後11分足の方向が直前10-1分足と同じ確率が71%となっています。
ーーー注記ーーー
本記事は、同じ指標の発表がある度に更新を繰り返して精度向上を図り、過去の教訓を次の発表時の取引で活かせるように努めています。詳細は「1. FXは上達するのか」をご参照ください。
がしかし、それでも的中率は75%程度に留まり、100%ではありません。よって、残念ながらポジションを持つ最終的なご判断は読者ご自身の責任となります。その点を予めご了承の上、本記事がご参考となれば幸いです。
以下、「T.調査」「U.分析」を事前投稿し、「V.結果」「W.検証」を事後投稿しています。事後投稿日時は「V.結果」のタイトル行付近に記載しています。
T.調査
【1. 指標概要】
FOMCについての説明は省略します。
市場予想の多くは、3月FOMCで追加利上げを見送って次回FOMCで利上げを示唆する、と予想されています。この状況で3月FOMCでの利上げが強調されると、陽線側に大きく跳ねることになります。がしかし、過去の実績から言えば、FRBは不意打ちで利上げをしない中銀です。
現在、市場予想の中心は6月利上げとなっています。5月への前倒しが示唆されても示唆されなくても、影響は限定的となるのではないでしょうか。3月への前倒しが示唆された場合は別です。
むしろ、今回公表される議事録には利上げ前倒しへのサポートが不足すると予想されることから、ひとまず陰線側に反応する、と予想されます。その後、米新政権が緩和的政策を推し進めることを見越して、陽線に転じると考えられます。トレンドが転換する時期はわかりません。議事録公表前に十分にドルが大きく売られていた場合、意外に早く転換するかも知れません。
【2. 既出情報】
以下、本議事録について既に公開されている情報を整理します。調査分析範囲は、2015年1月分以降前回までの17回分のデータに基づいています。
(2-1. 過去情報)
省略します。
(2-2. 過去反応)
過去の直前10-1分足・直前1分足・直後1分足・直後11分足の始値基準ローソク足を示しておきます。
直前10-1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅7pips・値幅5pipsです。
直前1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅4pips・値幅2pipsです。
直後1分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅19pips・値幅12pipsです。
直後11分足の始値基準ローソク足は下図の通りです。過去平均は跳幅28pips・値幅14pipsです。
U. 分析
【3. 反応性分析】
反応性分析では、過去発表直後の1分足と11分足の跳幅と値幅を使います。この分析で十分なpipsが狙えそうな指標か否かが判断できます。
直後1分足と直後11分足の方向一致率が63%となっています。そして方向一致したとき、直後11分足値幅が直後1分足値幅を超えて伸びたことは60%となっています。
反応方向を確認してから追いかけて良い数字かどうかは微妙です。
【4. 反応一致性分析】
反応一致性分析は、指標発表前後の反応方向に特徴的な偏りがないかを調べています。
直前1分足の陰線率が80%、直後11分足の方向が直前10-1分足と同じ確率が71%となっています。
【5. 指標一致性分析】
指標一致性分析は、指標の前回結果・市場予想・発表結果の差を求め、そのプラス・マイナスと反応方向に偏りがないかを調べています。
調査期間中における金利改定実績が少ないため、本分析は割愛します。
【6. シナリオ作成】
以上の調査・分析結果に基づき、以下のシナリオで取引に臨みます。
2017.2/23.04:00発表
以下は2017年2月23日8時頃に追記いたしました。
V. 結果
【7. 発表結果】
(7-1. 指標結果)
本指標発表結果及び反応は次の通りでした。
ロイターから、FOMC議事要旨が予想ほどタカ派的な内容ではなかったことと、仏大統領選で極右政党が勝利する可能性が低下したこと、でUSDが売られたとの報道がありました。
(7-2. 取引結果)
寝てました。
【8. 調査分析検証】
事前調査分析内容を以下に検証します。
まず、今回の議事録公表内容に関しては次のように捉えていました。
- 利上げを目指すが、従来以上の強く3月利上げをサポートする表現は含まれない、と予想しています。
FRB資産縮小に関する記述が中心で、3月利上げを示唆する内容ではなかったようです。
次に、メインシナリオについて、です。
- 直後1分足と直後11分足の方向一致率が63%となっています。そして方向一致したとき、直後11分足値幅が直後1分足値幅を超えて伸びたことは60%となっています。
反応方向を確認してから追いかけて良い数字かどうかは微妙です。
結果は、方向一致の上、反応が伸びました。
直後1分足は、陽線側・陰線側双方に長いヒゲを残しています。実際のこの間の動きを見ていませんが、市場が議事録のどこで反応方向に躊躇したのかは、信用のおける報道機関の解説記事を待ちたいと思います。
そして、補足シナリオについて、です。
- 直前1分足の陰線率が80%、直後11分足の方向が直前10-1分足と同じ確率が71%となっています。
直前1分足は同値、直前10-1分足と直後11分足の方向は一致しました。
【9. シナリオ検証】
割愛します。
以上
もしこの記事が何か参考になったなら、どれか広告バナーをクリックして提携先に興味をお持ち頂けると幸いです。提携先はいずれも良心的なところを選んだつもりです。安心してください。
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ーーー注記ーーー
本記事における分析シート、一部乃至は一連の体系化された手順を、個人の取引以外の目的で使用・公開・二次利用を行う場合には、著作権者及びFX手法研究会に対し、連絡を取り何らかの合意を行う必要があります。
以上
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