心臓血管系の疾病では、1日1杯コーヒーを飲んでいる人のリスクが最も低くなりましたが、不整脈(心臓が脈を打つリズムが不規則になる症状)に関しては、1日4〜5杯が一番効果的なようです。
毎日どれだけのコーヒーを飲むべきかの目安とするには、この研究結果は大きな限界があります。
研究対象となったのは中年のイギリス人であり、世界に住むそれ以外の属性を持つ人たちの代表としては適切ではない可能性があります
BMJに掲載された別のレビュー論文では、コーヒーに関する数百件の先行研究を検証し、卒中を含む心臓血管系の疾病、一部のがん、一部の肝臓及び胃腸の疾病に関しては、コーヒーを飲む習慣がある人のほうが罹患のリスクが低いと結論づけました
コーヒーによる影響を特定するのが難しい理由の1つとして、コーヒーに含まれる生物活性物質が数百種類にのぼり、カフェインはその1つにすぎない点が挙げられます。
たとえば、お医者さんから血圧対策としてカフェイン摂取を控えるよう言い渡された場合には、この研究では「コーヒーを飲まない人」として分類されます。
「FDA(米食品医薬局)は、健康な成人に関して、一般的に危険なマイナス効果が出ないカフェインの摂取量は1日あたり400ミリグラムと示しています」(妊婦の場合、推奨される上限は200ミリグラムとされています) 言い換えるなら、コーヒーの健康効果は、誰もが毎日飲むように保健当局が勧めるほど大きなものではない、ということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31298137673b11c087d29287a9dc01aa2951ce8
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