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2014年12月28日

つるバラの剪定理論

今回はつるバラの剪定についてです。
つるバラの剪定で花の大きさをコントロールなどという解釈が多いのですが、これは誤解と間違いの場合が多いです。もし昔からそう信じてこられた方がいらっしゃればもう一度見直して欲しいと思います。

つるバラのシュートを深くたわませるとサイドシュートが出やすくなりますよね。

このサイドシュート出るあたりの枝で栄養成長に傾き過ぎた枝(いわゆるブラインド枝)、以外の枝に良い花が形も数も多く得られます。

成木のシュートの本数が少ない品種はサイドシュートも出にくく、さらに言うと短めのステムの根元からも新たに芽が出にくい傾向です。
その為ある程度の太さまで切り戻すという理論があります。
『HT種の枝変わりのつるバラ』
はこのタイプになりますが、世の中のつるバラの品種のほんのごく一部ですのであくまでも例外だと思って下さい。
やはり無理に剪定していますからぎこちない咲き方になります。
勿論剪定をしないで咲かせた方が株の姿は素敵ですが技術と経験がモノを言います。

大部分のつるバラは株元からシュートが出やすく、サイドシュートの付け根からも新たなサイドシュートが出やすく、同じように昨年のステムの付け根からも新たな良い花をつけるステムが出やすいです。
先が細くて開花が見込めないように感じてもステムを可能な限り倒して誘引を行えば良い結果が得られます。
剪定は不要です。

切る必要があるのは枯れてしまった小枝やローズヒップ(バラの実)春や秋に咲いた花の柄にあたる芽が付いてない部分くらいで、切ったゴミもほんのわずかでしょう。

「古い枝や、細い枝は花がほとんど咲かないので切りましょう」

などと本やテレビでよく聞きますが、え?それ勿体無いですよ!

例え花が付かなくとも葉がついて光合成が出来る枝であれば花の付く枝に出来た養分を送るので非常に良い花が咲き、尚且つ株も元気になります。

古いからと言って切っていると株が段々痩せてシュートも減ってきます。

花つきを全体的に考えて振り分ける技術は必要ですが株全体のボリュームは、細い枝を剪定した株よりも剪定を最小限にした株のほうが花つきも花の大きさも良くなります。

つるバラに限らずバラは剪定せずにも咲きます。
とくにつるバラを楽しむ場所は、高さも広さも大きければそれだけ多くの枝を誘引して花を咲かせられます。
つるバラの剪定をなるべく控えて多くの枝によく光が当たるように細かく誘引するだけで結果は変わります。

是非試してみて下さい。


※ここでいう「ステム」は〈花枝〉のことを指します。
この記事へのコメント
>猫さん

あ、もしかして花の写真見てお迎えしてしまったのでしょうか。
セバスチャンクナイプは日本の環境では返り咲き性のシュラブなのでつるバラとはまた話が違います。
夏までに肥効が切れないで秋を迎えると秋の花はほとんど見れないシュラブの血が色濃くでる系統的には紛らわしいですがHTです。
Posted by 秋和ばら園芸 at 2014年12月28日 23:56

あー、なんかこういう「つるバラ」
私の庭にもいるんですよねー(^_^;)
セバスチャン・クナイプって
春から一緒にいるんですけど夏の終わりに
気まぐれで花を咲かせてくれたのに
付き合い方が全然分からない…。
「枯らさないので一緒にいて下さい」って
気持ちでいたら、その内解る様になるのかな?


Posted by 猫 at 2014年12月28日 23:38
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