2020年02月05日
ちょっと待った? クレジットカードでの納税! 本当に得なの?
クレジットカードで納税は損? ポイントは貯まるけど!
どうせ税金を払うのなら、少しでも負担を減らしたいのが人情
クレジットカード納付!
税金をクレジットカードで納めると、ポイント還元を受けられるかも?
決済手数料を加味して考えないと、かえって損をする可能性もある?
税金の納め方には6種類
確定申告に関してよくある勘違い!
納税の案内が税務署から送られてくると思っている人がいる
税務署から納税の案内が来るということは無いのです
毎年3月15日(休日の場合は翌日)が確定申告と納税の期限
この日までに自ら申告をして、納税もするというのが基本的なルールです
税務署から納税の案内が来るのは期限を過ぎた後に督促状が送られるケース
自分で期限内に納税を済ませる
納税の方法としていくつかの選択肢
以前は、
納税をするためには税務署か金融機関に出向き
紙の納付書に必要事項を記載して現金で納税していました
近年は納税方法は複数用意されています
1 現金納付
⇒税務署や金融機関で現金納付
2 振替納税
⇒指定口座から引き落とし
3 コンビニ払い
⇒コンビニで現金納付
4 インターネットバンキング払い
⇒WebサイトやATMから送金
5 ダイレクト納付
⇒e-Tax(国税電子申告・納税システム)により電子納付
6 クレジットカード納付
⇒クレジットカードを通じて口座から引き落とし
1〜5に関しては、実質的な納税額に影響はありません
所得税が100万円なら、負担額は100万円
唯一異なるのが、6のクレジットカード納付
クレジットカード納付をすると、クレジットカードのポイント還元を受けられる可能性がある
クレジットカード納付は決済手数料に注意 が必要です
クレジットカード納付が始まったのは2017年
クレジットカード納付をしてポイント還元を受けようと、検討した結果、クレジットカード納付にはあるデメリットがあります
クレジットカード納付のメリット
ポイントがつく
24時間いつでも税金を納税できる
分割払いにできる
デメリットについて
最大のデメリットはクレジットカード納付は決済手数料がかかる
決済手数料の金額は、納付税額1万円あたり76円(税抜)
消費税10%を加味すると、納税額に対する決済手数料の割合は約0.83%
現金納付や振替納税などは
決済手数料はかからないので、これはクレジットカード納付だけのデメリットです
たとえポイント還元を受けられたとしても、かえって負担額が大きくなるケースもあります
一般的なクレジットカードのポイント還元は0.5%程度
基本的にはクレジットカード納付から得られるポイントよりも、決済手数料のほうが高くなる
クレジットカード納付は確実に得する納税方法ではない
事前にクレジットカードのポイント還元率を確認して、確実に決済手数料よりもポイント還元が上回ることを確認してからクレジットカードを使うようにしましょう
クレジットカード納付を行って、決済手数料を取られた上にポイント還元も受けられないのであれば、確実に損です
いずれにせよ、3月15日の期限までに、余裕をもって納税方法を検討し、準備しましょう
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