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2020年01月11日

任せ上手なリーダー! 部下の3つの欲を巧みに刺激している?



任せ上手なリーダー!
部下の3つの欲を巧みに刺激している?
部下のやる気スイッチが見えない!
動機付けのすれ違い
部下の動機付け、今どきの部下のやる気はわかりにくい
任せる仕事の面白さや魅力を伝えるも、いま一つ響かないし、手応えのなさを感じる?
・自分だったら絶対にテンションが上がるのにという時でも、全然やる気が!
・チャンス!成果を出したら評価が上がるのに全く燃えない!
・胸躍る言葉も全然響かない

どうして響かない?
この問題は、部下と上司の動機付け欲求のズレによって起きています
解決策として、動機付け欲求のズレを理解し、それを一致させる
プロセスを学べば、かみ合った動機づけができるようになる

<究極の動機付け方法>
3つの動機付け欲求
1、1人称の欲求:自分のため、自分が成長したい、認められたい
2、2人称の欲求:あなたのため、お客様・仲間に良くなってほしい
3、3人称の欲求:誰かのため、世の中・社会がよくなってほしい

1、の1人称の欲求:自分のため――自分が成長したい、認められたい
ほとんどの人は、この1人称の欲求
(自分が)成長したい
(自分が)評価されたい
(自分の)給料を上げたい
(自分の)都合のいい状態を作りたい
利己的な欲求ばかりですが
これらのことが成長のエンジンになり、改善して行くエネルギーになります
1人称の欲求のみの集まりだと、お互いが利害の主張をして対立したり、共通の目標を持てなくなることも
上司が部下に仕事を覚えてもらいたいのに、ボクに何の得があるんですか?
それは僕の仕事ではありませんと拒否
渋々仕事を引き受けても、なんでオレがこの仕事しないといけないんだと愚痴をこぼしたりでは、仕事を任せる難易度がかなり上がってしまいます

2、の2人称の欲求:あなた(顧客・同僚)のため――お客様・仲間によくなってほしい
ビジメスマンとして、顧客によりよいサービスを提供したいと思うのは、ごく自然なことですが、意外にもこの視点が欠落している人が多い
自分の売り上げを上げることに躍起になり、顧客の価値感がわからず、顧客によりよいサービスが提供できているかまで考えていない
知らずしらずのうちに、自分の業績を上げたい、自分の評価を上げたいという欲求が大きくなりすぎ、2人称の顧客を見失ってしまうことにもなります
2人称の欲求が強ければ、顧客価値を高めるという共通の目標ができやすく、自然とチームワークが生まれる
一緒に働く同僚のために、自分の都合よりも組織の目標を優先する行動も見られ、仕事を任せやすくなります

3、3人称の欲求:誰か(社会)のため――世の中・社会が良くなってほしい
自分の仕事が社会的に価値があるかどうかは重要な動機付けの要素
会社や仕事に誇りを持つことができます
世の中に貢献できているとい、胸を張れる
しかし、これが動機付けに結びついている?
周りに3人称の欲求で燃えている人はいる?
動機付け欲求、3つ全てを備えた人は動機付けは相当なパワーを持てます
・自分のためでもあり
・顧客や仲間のためでもあり
・社会のためでもある

部下は何人称の欲求で働いてる?
1人称のみの欲求になっていませんか?

*任せ上手は部下の利己的欲求からアプローチ
任せ上手なリーダーは1人称の動機付けがうまい
部下の利己的な欲求を巧みに引き出して
ワクワクさせ、仕事にのめり込ませるのです
・この仕事を覚えたら、将来稼げるようになる!
・この能力があったら、早く出世して手取りが〇〇円になる!
・こんな人になったら異性にモテて、いい嫁さん(旦那さん)ができる!
部下の利己的な欲求にダイレクトにアプローチすれば、マジですか!と興味を引くことができます
利己的な欲求=卑(いや)しい、下世話、俗っぽいと思う人もいますが、
世の中の雑誌や書籍では、1人称にアプローチしたキャッチフレーズばかりです
・どうすれば(顧客に)喜ばれるか
・どうすれば(仲間に)貢献できるか
といった2人称の表現は稀ですよね
・どうすれば(自分が)稼げるか
・どうすれば(自分が)評価されるか
といった1人称の表現でないと売れないのでしょう
1人称は=強い欲求
任せ上手な上司はこの欲求を巧みに使っている訳です
1人称で興味付けされて仕事に取り組むと
・実際に顧客に喜ばれたり
・仲間から喜ばれることがあります。

*2人称の喜びを、充分に味わうように仕掛けるのです
・お客さんからあんなふうに喜んでもらって嬉しいな!
・〇〇さんが君のことをすごく評価していたよ。頑張った甲斐があったな!
と2人称の相手に貢献する喜びを味わうと、仕事が面白くなるでしょう
この喜び=1人称だけ<2人称
自分のためと始めた仕事→顧客に喜ばれ、仲間に喜んでもらえ→仕事の面白さにハマッていくのです
重要なのは、1人称と2人称が両立していること
本当に稼ぎたいと思えば、他人を稼がせることができる人になること
お客様の利益を上げられる営業マンは相当な売り上げを叩き出せるでしょう
上司も部下を稼げる人材に育てれば、稼げるようになります
上司1人が稼ぐよりも、複数人の稼げる部下を作れる上司の方が会社に利益をもたらします会社を儲けさせることができれば、重宝され、出世し、給料が上がります

*3人称ですが、世の中のためになることが実感できれば
自分の仕事に誇りを持ち、自信を持ってのめり込むことができます
自分たちの仕事が、世の中に貢献していると社会的価値に気付かせれば、徐々に3人称の目線が育ってくるでしょう
仕事と3つの動機づけ欲求を結び付ければいいのです

動機付け欲求のズレが起こる
世代間の理由
<60代以上の世代>
いきなり3人称で動機付けしても響いた世代で、世の中に貢献する会社になろう!
と呼びかけで胸が震えた人たちが多かった
<30代〜40代の世代>
2人称の動機付けで響くことができる人たち
お客様のため、仲間のためということで燃えることができます
<10代20代は>
いきなり2人称でアプローチされても、それって自分に関係がありますか?
と驚くほどピンとこないが、動機付け欲求がズレているだけ!
10代20代は、2人称の動機付けが心に届かないのです

部下を動機付けするには
1人称から入って2人称につなげ、3人称にまで結び付けるのが必要ですが
現場では、ほとんどが、2人称のアプローチになっている(ズレが起こるポイント)
1人称からアプローチすることで部下は、自分にとっての仕事の価値を見直し
2人称の欲求にハマり込み、3人称の欲求に広がって行きます
1人称、2人称、3人称の欲求が仕事と結びついた部下は、主体的に仕事に取組み、成果を出せるようになり、あなたは部下からも尊敬され、会社からも評価され、仕事の喜びを味わえる上司に繋がります

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