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2020年01月05日

2020年法改正が進む中 トヨタから2人乗りモデル販売! 高齢者や地方の足として超小型EVに必要なものは?



2020年法改正が進む中
トヨタから2人乗りモデル販売!
高齢者や地方の足として超小型EVに必要なものは?
 
国土交通省が、2020年に法律改正を行なう
新たな車両区分の中に組み込む予定であり、
トヨタが2020年の販売を発表した2人乗りモデル
超小型EVが注目を浴びています
*実現すれば
一般車両と同様に公道走行が可能となる
高齢者や地方の過疎地域での交通、都市部での渋滞緩和などに役立てることが期待されていますが、超小型EVは本当に普及する?

1、新たなナンバー区分が設定?
現在、国土交通省が認証する車両区分に、この超小型車の枠組みはない
これまでトヨタ、日産、ホンダが相次いで2人乗りの超小型EVを実証実験に使ってきたが、いずれも限定的な認証制度に基づくナンバー交付であり、利用する場所や使用法が限定されています
2020年には国土交通省も新たな車両区分を策定する予定?
その案は2つある
1、新たに超小型車両の区分を設ける
2、現行の軽自動車の枠を広げ、そこに超小型車両を含むとする案

*トヨタが導入する超小型EV
高齢化社会と地域の過疎化による交通の確保への対策を主眼とし、2人乗りの4輪車
EVとしての性能は、最高速度は60km/h、一充電走行距離は100km
試作車をみると、日常的な買い物や通勤などには十分な広さや性能を備えていると感じた
課題となるのは価格
軽自動車の価格帯からどれほど安価にできるか?
消費者の選択肢となり得るか?

*現実的には
走行距離や最高速度を限定しても、搭載されるリチウムイオンバッテリーの原価が下がらなければ、軽自動車のエンジン車との差は広げにくいでしょう
そこで、従来通りの個人への販売ではなく、リース販売や、カーシェアリングのような利用形態などによって、利用料金を支払う使い方になる可能性もあります

*利用者にとっては
経済的負担は少なく、車両代金も払わず、税金や保険を個別に払わずに済み、月極駐車場代も不要!
後は、利用する際の予約など手配が便利にできるかに掛かってくるでしょう
気掛かりなところは、クルマづくりの面で、トヨタの超小型EVは既存のエンジン車の延長に留まっている
暖房はシートヒーターやハンドルヒーターといった、直接的に体を温めるほうが消費電力は少なく済み、シートヒーターは考えられているが、ハンドルヒーターは装備されない
情報の表示なども、既存の部品の流用で安くするのではなく、スマートフォンの機能を活用する発想も有るのではないでしょうか?
高齢化を視野に入れているなら、運転支援や自動運転の導入なども考慮した開発が求められるでしょう
単に小さな車体、モーターを使うといった発想だけでは、いい超小型EVにはならないでしょう

2、都市部では3輪バイクのようなタイプの方がいい?
注目は、バイクのように前後に人が座る方式の超小型EV
走行安定性を高めるため、前2輪・後1輪の3輪車で、全幅が狭く、1台分の駐車枠を効率的に利用することができます(トヨタのi-ROADというモデル)
日産のWHEEVILなどは、走行中は広いトレッドで安定性を高め、駐車する際はバイクのように車幅を狭くするためトレッドを縮めることが可能
都市部での使用を前提とされていて、使用形態を現場で実感できる超小型EVで、現場・現物・現実から生まれた超小型EVでなければ、売れないのかも?
少なくとも、自動運転化は不可欠な要因です
高齢者対応?
運転免許証が必要であれば、免許証を返納した高齢者は救済されない
安くて、日常の足を求めるのなら、廉価な軽自動車で十分!
地方に軽トラックが多いのは、仕事と生活の兼用にもなるし、衝突安全性能を満たしています

3、自動運転化された超小型EVが、国内どこでも走れるようになる?
まだ、難しいでしょう
超小型EVありきではなく、超小型EVをどのように使うかという具体的な構想が前提!
全国均一ではなく、地域に根差した導入の仕方が具体化される必要があるでしょう
大量生産・大量消費という発想から脱却しなければ、超小型EVの実現は難しい?
従来の自動車メーカーの姿から脱却しなければ、大手自動車メーカーでは実現不可能!

4、プラットフォームの汎用化がカギ?
大手自動車メーカーの役割!
・基本となるプラットフォーム
・自動運転を実現するためのセンサー
・制御といったシステムの構築です
それらの汎用化をして、プログラム次第で各地域に適応できるようにする事が、零細や中小の企業では手に負えない、資本のかかるところをになうのが、超小型EVにおいてのトヨタの役割なのかもしれません?
超小型EVは、個々人の生活やニーズに合わせたパーソナルモビリティです
老若男女を問わず、笑顔が溢れるような乗り物の実現により、初めて街の様子は変わり、人の心が温まり、気持ちがほぐれる社会になるでしょう
超小型EVは、そういった社会づくりに貢献する乗り物であることが重要なのです

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