2019年11月27日
トヨタ新SUV「ライズ」は爆売れか?2020年の販売ランキングで台風の目となりそう!
トヨタ新SUV「ライズ」は爆売れか?
トヨタとダイハツが2019年11月5日に発売した小型SUV
トヨタ新型「ライズ」とダイハツ新型「ロッキー」!
2016年に両社が発売した小型車の
トヨタ「ルーミー、タンク」ダイハツ「トール」と戦略が似ている!
SUVとコンパクトカーと、違うジャンルのクルマなのに、どのような戦略が似ている?
<トヨタとダイハツの空白地帯を埋める2台のクルマ>
全長4m以下のボディ
車体の小ささと室内の広さを両立させたことがセールスポイント
2016年11月にダイハツやトヨタから発売され、
2019年売れ行きが好調な!
トール(ダイハツ)、OEM車のルーミー、タンク(トヨタ)
と新型ライズ/ロッキーの共通する点とは!
2019年上半期(1月から6月)
ルーミーは4万5544台を販売して9位
タンクは3万7232台で12位
トールは1万5707台で32位
3台の販売台数を合算すると9万8483台
トールはダイハツが開発した小型トールワゴン
トヨタにOEM供給した
ルーミーはトヨタ店・カローラ店
タンクはトヨペット店・ネッツ店で販売
スバルにもOEM供給し、スバルはジャスティを販売
全長約3.7m×全高約1.7mというサイズのボディ
コンパクトカーの主流である全長約4m×全高約1.5mと比べると、
全長が短くて背の高い車体が特徴で、両側スライドドアも装備されています
対抗馬としては、スズキのソリオがあります
売れ行きが好調な理由は?
発売当時、ルーミーとタンクは普通車から軽自動車に乗り換えするユーザーへの代替案として投入されました
既にトヨタには小型車クラスのモデルが多く存在していたので、
個性を出すために、ダイハツが全高のあるトールを開発し、OEM車としてトヨタでルーミーとタンクを販売
スーパーハイトワゴンの軽自動車やミニバンと同じく室内空間の広さが人気のひとつです
軽自動車よりも走りが安定し、ミニバンより取り回しが良いと好評であり
セダンやミニバンに乗っていたユーザーが
ちょうど良いサイズのルーミーとタンクに乗りかえる多くのユーザーがいます
ダイハツ側の立場では、トールは軽自動車から普通車へのステップアップに最適なクルマ
トヨタとダイハツそれぞれの既存車種に乗っているユーザーの乗り換え先として、最適なコンパクトカーであったのでしょう
新型ライズ/ロッキーもルーミー4兄弟と同じような関係性により
ダイハツが開発した新型ロッキーを、トヨタがOEM供給を受け、新型ライズとして販売
新型ライズ/ロッキーにもルーミー4兄弟と同じねらいが!
日本の乗用車市場は毎年横這いの中、SUVは年々比率が上がっています
・荷室が狭い
・車両価格が高い
・もう少し小回りが利くとよいなどの意見が多く
コンパクトサイズで広い荷室を持つ、新しいジャンルのSUVとして、新型ライズ/ロッキーを開発
新型ライズ/ロッキーは、軽自動車やコンパクトカーからの乗換えを狙っています
・アップサイザーの人
・ミニバンや大型SUVからダウンサイジングする人
(幅広いお客さまにマッチする)
OEM供給をおこなうことで効率よく幅広い販売網で取り扱うという点も含め
新型ライズ/ロッキーは、ルーミー4兄弟が実現した販売面での成功事例を狙っています
買うならどっち?
・新型ライズ/ロッキー
・ルーミー4兄弟
<使い勝手の比較>
ルーミー4兄弟に対し、新型ライズ/ロッキーはSUVタイプであり、ボディタイプは異なるものの、価格帯は近い
・ルーミー4兄弟が約150万円から約210万円前後
・新型ライズ/ロッキーは約170万円から約230万円(ロッキーは240万円強)
共通点は
扱いやすいボディサイズや、高いアイポイントがもたらす運転のしやすさ
使いやすさを左右する代表的な部分を比較!
<室内高>
ルーミー4兄弟が高い車高と低床フロアを活かして1355mm
新型ライズ/ロッキーは1250mm
新型ライズ/ロッキーはSUVタイプのボディで最低地上高185mmを持ちながら、室内高も必要十分に確保されている
<フル乗車時の荷室容量>
ルーミー4兄弟は205リッター
新型ライズ/ロッキーは369リッター
仲間との長距離ドライブ旅行には、新型ライズ/ロッキーが向いています
<走行性能>
ルーミー4兄弟に搭載されるエンジン
最高出力69馬力の1リッター直列3気筒
最高出力98馬力の1リッター直列3気筒ターボの2種類
新型ライズ/ロッキーは
全車に最高出力98馬力の1リッター直列3気筒ターボエンジン
(ルーミー4兄弟のターボエンジンと同じ型式(1KR-VET型))
全車にパワフルなエンジンは新型ライズ/ロッキーの魅力のひとつ
新型ライズ/ロッキーには小型車として初めてのDNGA新プラットフォームを採用
軽量高剛性なボディ骨格を実現し、走行時の安定性と乗り心地の良さをもたらしています
トヨタ・ダイハツの既存ユーザーには
ちょうどいいボディサイズと価格で、SUV人気が伸びている中、新型ライズ/ロッキーが2020年の販売ランキングで台風の目となりそう!
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