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2021年07月16日

heels in the dark

頬に伝わる、固く冷たい感触。

微かに瞼を持ち上げる。
暗闇。

後頭部に鈍い痛み。
闇の中で手を当てようとして、不自由さに気づく。

埃っぽい空気の中、重い首を少し持ち上げて頭を振る。
痛みが増す。
その痛みに身体が目覚める。

両手首を後ろ手に縛られているらしい。
うつ伏せに、冷たいコンクリート床に投げ出されている。

灯は?
少し離れた扉の非常灯だけ。
ワタシが放り出されているところまでは照らされない。

意外に?下肢は自由が効く。
勢いをつけてストッキングの両膝を起こす。
反動でタイトスカートの腰を捻ると、俯せから仰向けになる。

上着のボタンが押さえるシャツブラウスの下、体幹の筋肉に意識を集中する。
同時に、後ろ手の掌でコンクリート床を押す。
暗がりで、上着に包まれた上体が起き上がる。
スーツ姿で、膝を立てたクランチの格好になる。

後ろ手に縛られた両掌を、張りつめるタイトスカートの下につく。
両掌とピンヒールとで支えて、大臀筋を持ち上げる。
腹筋と臀筋全体に力が入る。

浮かせたままのお尻。
平均より小さいはず?なのに、苦労して縛られた腕の間を通す。
両掌を超えると、持ち上げた小ぶり?のお尻を床に下ろす。

内転筋の下に両手を置いたまま、後ろに転がるようにして上着の背中をべったり床につける。
仰向けのまま、ストッキングの両膝を胸に抱えるように身体を丸める。
縛られた両手で内転筋をなぞると、そのまま貼りつくタイトスカートの裾へ。

裾を撫でる両手を、ハムストリングスに沿って滑らせる。
両手を縛るロープが、腓腹筋を超えてアキレス腱に達する。
ホッとするのも束の間。

ロープに引っ掛かるヒール。
posted by afakenation at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.escape

2021年07月17日

tightrope

いつものピンヒール。

ロープを邪魔する今だけは、ローヒールでないことが悔やまれる。
これでもかとハムストリングスを収縮させて、ロープのかかるヒールトップをお尻に引き寄せる。
同時に両肩まで全身を丸めるようにして、両腕だけを目一杯伸ばす。
ピンヒールのトップが、手首のロープを擦りながら何とか潜る。

不意に両腕が弛緩する。
ロープがピンヒールのソールをなぞる。
漸く、縛られた両手が身体の後ろから爪先にくる。
ピンヒールのスーツスタイルでデッドバグ状態になる。

両腕で弾みをつけて背中を起こす。
ストッキングの両膝を倒して横座りになる。

意を決して、ロープの結び目に歯をたてる。
堅く埃っぽいロープ、今は気にしない。
意外にも、ぞんざいな結び方。
簡単にはここから出られないか、直ぐに誰か来るか、どちらかのシルシ。

思ったより直ぐに解けそうなロープ。
そう感じたときには、夢中になりすぎていた。
悪い癖。

気配に気づくのに遅れる。
扉の前に巨漢とも言えそうな男が立っている。
あとは両手首を抜くだけのロープを気にしながら、横座りのまま男との間合いを計る。

男が少し驚いたように言う。
「ほう、お早いお目覚めだな」
言いながら、右手で黒光りする塊を取り出す。
ワタシは、今にも動き出そうとする身体を固める。

非常灯を背にする男の表情は、暗くてわからない。
突き出された黒い塊は、灯に艶やかに光っている。
真っ直ぐワタシに向けられている。
一際黒い、銃口。

一瞬の隙を突くしかない。
そう決めると男の動きに全神経を注ぐ。

男が暗闇に片手を伸ばす。
どこからかパイプ椅子を片手にさげている。
非常灯のアカリとカゲの境目あたりに、男がパイプ椅子を置く。

ワタシに向いたままの銃口。
posted by afakenation at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.escape

2021年07月18日

shirtsblouse

ワタシに座れと促す、銃口。

タイトスカートで横座りのまま、ロープの巻かれた両手をお腹に抱える。
コンクリート床から、ゆっくりとお尻を持ち上げる。
ストッキングの両膝で立つ。
片足ずつピンヒールを踏みしめて、立ち上がる。
頭二つ分は高い男の顔を睨みながら。

銃口を向けられたまま、タイトスカートの大臀筋をバイブ椅子の座面に浅く下ろす。
途端に男が、銃を構えたままワタシの上着の襟に左手をかける。
身構えるワタシ。
一瞬で男が離れる。

ナニが起こったの?
上半身が後ろに引かれて、パイプ椅子に固定されている。
微かな灯に、白く浮かぶワタシの上半身。

上着の襟から肩、上腕まで、ワタシの身体から剝ぐようにしてパイプ椅子の背に裏返されている。
当然、上着のボタンは飛んでしまっている。
上着だったものは、両腕の肘から先に残るだけ。

シャツブラウスが剝き出しになり、暗がりに白さが際立つ。
余計に、インナーの紅さが透ける。

ナニする気?と暗がりで男を睨む。
答えるように男が言う。
「時間はかけられない、とっとと喋ってもらうぜ」
言いながら、銃を左手に持ちかえる。

男が、空いた右手でポケットから何か取り出す。
口でキャップのようなものを外して、闇に吐き捨てる。
男が灯に翳す。
カゲだけでも、それと分かるシルエット。

男が薬液を少し押し出す。
その様子を見てあらためて身構える。
ワタシの気配に男が言う。
「手をかけさせないでくれよ」
言いながら、銃を持ったままの左手でワタシの右腕を荒っぽく掴む。

男が、薄いシャツブラウスの上から、右手で注射器を突き立てる。
不意の痛み。
「うっ」

思わず呻くワタシ。
posted by afakenation at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.escape

2021年07月19日

stiletto heels with tight

瞬間、膝から両足を思い切り前に振り出す。

男の向う脛にピンヒールトゥの前蹴り。
「うっ」
今度は男が呻いて、後ずさりする。

男が注射器を放した右手で、向う脛を庇うようにする。
ワタシは反射的に両手をロープから抜いて、両掌でパイプ椅子の座面を押さえる。
軽くお尻が持ち上がると、両腕だけで身体を支えて、両膝を胸に抱える。

視線の先には、再び狙いを定めようとする銃口。
次の瞬間、力の限り両脚を伸ばす。
銃口が、ストッキングからタイトスカートを撫で上げていくのも気にしない。
低い位置から、男の胸にピンヒールのドロップキック。

勢いのままパイプ椅子から飛び降り、パイプ椅子の座面に両肩を預ける。
一瞬、ヒップスラストの態勢になる。
直ぐに片膝で立つ、タイトスカートは一部捲れたまま。
パイプ椅子に絡む上着の両袖から、手首を抜いて立ちあがる。

男は、蹴られた胸を押さえて前屈みになっている。
機を逃さず右脚を軸に、左脚の飛び回し蹴り。
男の後頭部に極まる。
タイトスカートの大きめのスリットが功を奏する。
男が片手を床につく。

着地したその脚でジャンプする。
空中で反転して、男の肩のあたりに馬乗りになる。
腰まで捲れ上がるタイトスカート。

格好より今は、シャツブラウスの上から右腕にぶら下がる注射器。
左手で注射器を抜くと、そのまま男の首元に突き立て薬液を注入する。
空の注射器を手に、男の肩から飛び降りながら反転する。

左手の注射器をナイフのように構えて、前屈みの男に対峙する。
一歩さがって、注射器を暗闇に放る。
倒れないのか?思いながらも、ずり上がったタイトスカートの腰のベルトを外す。

細いが丈夫なベルト、左手に鞭のように構える。
「…貴様あっ…」
男が悪態をついて、両手を床につく。

しぶとい奴、無意識に右手にベルトを持ち替え、左半身に構える。
ベルトの鞭を振り出そうとした瞬間、男が前のめりに崩れ落ちる。
男が、意識を失いながら発する。
「…何…もの…」
動かなくなった男を見下ろしたまま右手のベルトを腰に戻す。

ふと気付いて直す、捲れたタイトスカートの裾。
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2021年07月21日

in a locker

上着に伸ばそうとした腕がぼやける。

よろけそうになって、思わずパイプ椅子の背凭れを掴む。
薬をいくらか打たれているのか、やはり自白剤の類か。
巨漢がアッと言う間に意識を失うのも、ワタシの咄嗟の蹴りの力だけではないはず。
急がないと、まともな動作も思考も出来なくなる。

パイプ椅子から上着を取って、片袖ずつ通す。
羽織って襟を引くが、前ボタンはなくなっている。
シャツブラウスの胸の分だけ、上着も開ける。

本来なら、男の持ち物をチェックしたいところ。
今はその時間も惜しい。

非常灯の下の扉、静かに開けて様子を伺う。
人気はない。
逸る気持ちを静め、そっと扉の外に出る。
やはり店舗の倉庫代わりの部屋。

店内の様子を伺う。
とっくに片付けも終わって、誰もいないらしい。
そこを狙っての男の動きということか。

店の正面は警備システムが作動している。
裏口は?男の仲間がいるかもしれない。
迷うことなく更衣室に向かう。

無人の更衣室に入って、もう一度、自分のロッカーの前に立つ。
ロッカーの扉を開けると、バッグは置かれたまま。
中身は?とられてはいないが、ゴチャゴチャに入っている。
一応、調べられたらしい。

身元を示すものは、潜入調査のためのカードが一枚きり。
今のワタシには辿りつかないはず。

手にしたバッグを斜にかける。
ショルダーベルトが、前ボタンのなくなった上着をおさえる。

奥の壁沿いのロッカーに向かう。
少し気だるさが出はじめている。
急がなきゃ、自分に言いきかせる。

ロッカーの一つを選んで、扉を開ける。
両手でロッカーの天板を掴み、懸垂するような格好になる。
狭いロッカーで蹴上がりするように身体を持ち上げる。

扉の内側にある小さな棚。
ストッキングの右膝を目一杯あげて、ピンヒールの爪先を掛ける。

大腿筋に引かれて、自然と捲れ上がるタイトなスカート。
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2021年07月22日

my size


一回限りの脆い踏み台。

ロッカーの天板を掴む両手、中仕切りに左足、右足は鏡用の棚。
両手両足のタイミングを合わせて、一気に力を込める。
小さな棚が壊れて落ちる。
代わりに腰までロッカーの天板に載る。

聞き耳をたてる。
プラスチック棚が落ちる乾いた音に注意を払うものはない。

両腕の力と体幹の筋力で、下肢をロッカーの上に振りあげる。
次の瞬間、埃っぽいロッカーの上に横になっているワタシ。

三連のロッカーの上で、仰向けになって呼吸を整える。
が、身体は徐々に怠さを増している。
残り時間は少ない。

ロッカーの上の、明かり取りと換気を兼ねた小さな窓。
仰向けのまま、身体の左側の内鍵を手探る。
探り当てた鍵を指先で解除して、小さな窓を開ける。
冷たい外気が、タイトなスカートの腰に吹きつける。

頭と肩がようやく通りそうな空間。
狭いロッカーの上で、身体を窓に垂直に向ける。
スカートとストッキングの下肢がロッカーの支えを無くす。
腰から下は、鍛えた腹筋がレッグレイズよろしく持ち上げる。

仰向けのまま両膝を胸に引き寄せて、頭から窓に向かう。
窓枠と頭の隙間から外壁に指先をかけて、身体を引っ張る。
横向きに懸垂するようにして、何とか頭を窓の外に出す。

隣のビルとの狭い通路。
左右に頭を振って、表と裏の通りの様子を確かめる。
壁から突き出た頭を気にする人影はない。

両手を肘まで窓の外に出す。
外壁に這わせた両手で、首から下の身体を引き出そうとする。
と、何かが閊える。
一瞬、ナニ?と思う。
覚って急に可笑しくなる。
「ククッ」

ワタシとしたことが、頭と肩のサイズは、見切ったのに。
自分の胸のサイズを忘れるなんて。
苦笑しながら、大きく息を吐いて呼吸をとめる。

右手を窓の内側に戻して、サラシでも巻くようにバストトップを押さえる。
そのまま窓の外の左腕で身体を引っ張る。
胸に感じる圧しつぶされる痛み、まるで何かの検査のよう。
堪えて上体を引き出す。

次の瞬間、飛び出し弾む両胸。
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2021年07月23日

tight

思わず両掌で胸を寄せ上げる。

お臍の辺りまで窓の外に出たところで、呼吸を整える。
窓を境に、上半身は壁の外、下半身は内側のロッカーの上。
小さな窓はタイトスカートの腰が塞いでいる。
壁の内側は視界に入らない。
なんだか、マジックショウのアシスタントにでもなったみたい。

僅かに空間がある腹直筋から鼠蹊部に沿って、両手を窓枠とタイトスカートの隙間に滑り込ませる。
腕まで入れた両手を、何かを抱くように窓の内側の壁に這わせる。
両手と腹筋で身体を支えながら、窓の外の上半身を起こす。
丁度、窓枠に座るような態勢になる。

スカートのお尻が小さな窓枠に挟まれている。
タイトなスカートが、ずり下がらないよう注意して、内側に残った下肢をゆっくりと引き出す。
ここでも小ぶりな?お尻が功を奏する。

引き出した左膝を折って、股関節を開き外壁に押しつける。
壁にキスしそうなほど貼りついて、窓の外枠に左のピンヒールの爪先をかける。
そうしておいて右脚を窓の下に垂らす。
股関節からストッキングの膝まで思いきり伸ばして足場を探る。
が、ピンヒールの爪先には何も触らない。

左手と左脚で支えたまま、内側の壁から右手を放す。
その手で外の窓枠を掴む。
左手が内側の窓枠の上部、右手が外側の窓枠の下部、左脚の爪先が外側の窓枠の下部、右脚は真っ直ぐ窓の下。

当然、タイトなスカートは大きく捲れあがる。
見なくても感じる、未明のひんやりした空気が臀筋を覆う。

紅いthongにパンティストッキングのお尻は剝き出しかしら。
幸い誰にも見られていない。
この状況で、そんなことを思う自分が可笑しくなる。
「ククッ」
それを合図にタイミングを合わせる。

心の中で呟く、「せーのっ」。
両手を放すと同時に、左脚で窓枠を蹴る。
瞬間、窓の位置より高く跳ぶ。

両膝を抱えるようにして、ピンヒールで着地する。
暗い路地、着地したまま蹲って気配を探る。

人気のないことを確認して立ち上がる。
通りを一瞥する。
徐に腰まで捲れあがったタイトスカートを直す。
スカートの裾が下りると漸く、お尻のひんやり感がおさまる。

踏み出そうとして、バランスを崩す、思わずビルの壁に両手をつく。
まずいっ、薬が効き始めている。
早くここから離れないと。
再び自分に言い聞かせて、両手で壁を押す。

弾き出された身体で踏み出すピンヒール。
posted by afakenation at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 1.escape

2021年07月24日

gate

もうすぐ始発電車が動き出す時間。

通りに出ると、少し離れた地下鉄の入口を目指す。
歩きながら、入口が近づくどころか、ますます離れていくような感覚にとらわれる。

もし見ている人がいるとしたら、酔っ払いの朝帰りのように見えるかもしれない。
それほど足元が覚束なくなってきている。

ようやく地下鉄への階段。
この二週間、軽快に上り下りを繰り返した階段。
今は、手摺を頼りに一段ずつ慎重に下りる。

なんとか改札まで辿りつく。
ICカードをタッチすると、自動改札に靠れて身体を滑らせる。
ゲートが閉じるギリギリ。
一瞬、堅いゲートに小ぶりの?お尻を挟まれる。
タイトなスカートの腰を捻って強引にゲートを擦り抜ける。

構内を点検している駅員が、ワタシの様子を見て苦笑している。
夜明けまで飲んだ帰り、くらいに思われているらしい。

とにかく今は、早くここを離れること。
もう一度言いきかせてホームに進む。

作りつけの椅子に座りたいところだが、今座ると動けなくなることは分かっている。
重くなる気怠さを弾き出そうと、ホームの端に向かってピンヒールを響かせる。

ボンヤリし始める頭にアナウンスが流れ込む。
構わず歩き続けていると、電車が滑り込んでくる。

電車が停車したらしく、車輌のドアが開く。
手近なドアから乗り込む。
車輌には数えるほどしか乗客はいないが、ドア口に靠れるように立つ。
座席に座ると、そのまま何処かに落ちていってしまいそう。

メロディが流れてドアが閉まる。
スーツ姿でドアに凭れたまま、バッグを探る。
油断すると床に崩れ落ちそうになる。
ストッキングの両膝に、意識して力を込めないと立っていられない。

携帯用の裁縫セットのケースから小さな鋏を取り出す。
刃を開いて掌に握りこむ。
開いた鋏の刃が直に触れて、掌に痛みが走る。

痛みの分だけ正気を保てる。
ほんの数駅。
今は、何より遠く、長く感じる。

時折、凭れたドアが開くと、頭からホームに落ちそうになる。
身体が転げ出さないように、ストッキングの両膝を強く合わせて下肢に意識を集中する。
まるで生理現象を我慢するかのように。

しばらくして、聞きなれた駅名とメロディが流れる。
無意識に開いたドアから踏み出す。

ボンヤリした頭に響くのは、ただピンヒールの音だけ。
タグ:buttocks gate お尻
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