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2021年09月16日
stiletto heel toe
男が、三度ニヤリとする。
壁に張り付くワタシ。
男が、続けざまにナイフを突き出してくる。
右、左、また右、交互に絶え間なく煌く刃。
ブロックする両手を超えて、上着を掠め続ける。
何度目かに、上着の上から左腕に突き立つ。
「ツっ」
瞬間、ナイフがとまる。
すかさず、右手でブラックジャックを居合抜き。
ナイフを持つ男の左肘に、下から思い切り打つ。
男がナイフを落として、後退る。
右手で、左の肘を庇うようにする男。
左の上腕に、ナイフが突き立つワタシ。
上着のおかげで恐らく浅手。
ブラックジャックを持つ右手で、ナイフを抜く。
流石に、裂けたシャツブラウスに血が滲む。
ナイフを抛る。
音をたてる光に、男が物欲しそうに視線を送る。
不意に、男が諦めたかのように、右の半身に構える。
左腕は身体の後ろに垂らしている。
その姿に、悔しいがブラックジャックを腰のベルトに戻す。
左半身に構えるワタシ。
男が右の脚を飛ばしてくる。
両手でブロックする。
が、腕を弾かれる。
ワタシより、いくらか体重が重い分、重く強い蹴り。
今度は、左脚が側面から飛んでくる。
瞬間、反射的に跳びあがる。
男の左脚が空をきる。
跳びあがったワタシに、背中を見せる男。
今度はワタシの番。
跳んだまま、左脚のまわし蹴り。
渾身の捻りで振りぬく。
勢いで続く、右の後ろ回し蹴り。
男がよろける。
が、倒れずに堪えている。
流石ね、思いながら、右手で腰のブラックジャックを引き抜く。
ふらつく男の側頭部を、したたかに打つ。
よろけながらも向かってこようとする男。
しつこいっ、思って、ブラックジャックを持つ右手を伸ばす。
そのまま、その先の男の股間、スイッチを押す。
これには堪らず、男がその場に崩れ落ちる。
軽く痙攣しているが、目だけはワタシを睨んでいる。
強い奴、思いながらも、男の顔を跨ぐように、後頭部に右のピンヒールトゥ。
男が白目をむく。
捲れたままのタイトスカートの下で。
壁に張り付くワタシ。
男が、続けざまにナイフを突き出してくる。
右、左、また右、交互に絶え間なく煌く刃。
ブロックする両手を超えて、上着を掠め続ける。
何度目かに、上着の上から左腕に突き立つ。
「ツっ」
瞬間、ナイフがとまる。
すかさず、右手でブラックジャックを居合抜き。
ナイフを持つ男の左肘に、下から思い切り打つ。
男がナイフを落として、後退る。
右手で、左の肘を庇うようにする男。
左の上腕に、ナイフが突き立つワタシ。
上着のおかげで恐らく浅手。
ブラックジャックを持つ右手で、ナイフを抜く。
流石に、裂けたシャツブラウスに血が滲む。
ナイフを抛る。
音をたてる光に、男が物欲しそうに視線を送る。
不意に、男が諦めたかのように、右の半身に構える。
左腕は身体の後ろに垂らしている。
その姿に、悔しいがブラックジャックを腰のベルトに戻す。
左半身に構えるワタシ。
男が右の脚を飛ばしてくる。
両手でブロックする。
が、腕を弾かれる。
ワタシより、いくらか体重が重い分、重く強い蹴り。
今度は、左脚が側面から飛んでくる。
瞬間、反射的に跳びあがる。
男の左脚が空をきる。
跳びあがったワタシに、背中を見せる男。
今度はワタシの番。
跳んだまま、左脚のまわし蹴り。
渾身の捻りで振りぬく。
勢いで続く、右の後ろ回し蹴り。
男がよろける。
が、倒れずに堪えている。
流石ね、思いながら、右手で腰のブラックジャックを引き抜く。
ふらつく男の側頭部を、したたかに打つ。
よろけながらも向かってこようとする男。
しつこいっ、思って、ブラックジャックを持つ右手を伸ばす。
そのまま、その先の男の股間、スイッチを押す。
これには堪らず、男がその場に崩れ落ちる。
軽く痙攣しているが、目だけはワタシを睨んでいる。
強い奴、思いながらも、男の顔を跨ぐように、後頭部に右のピンヒールトゥ。
男が白目をむく。
捲れたままのタイトスカートの下で。