2009年04月14日
「始まりはいつも些細なことで」 part6
2人の夢魔が気付いたとおり神社に近づいている少女がいた。その少女の名前は
武智桃香(たけちももか)、鈴香の妹である。今日は学校が休みの桃香は、友達
と買い物帰りに鈴香のバイト先の近くを通りかかったので会いにきたのだ。
当然、鈴香が夢魔になったことなんて知る由もない。面白半分で姉の巫女姿を見
に行く桃香。まさか今日に限って…。
「姉さん、この子私が犯してもいいんだよね♪」
「いいわよ。存分にその体で教えてあげなさい。
気持ち良いと思うまでね。」
「あはっ♪ じゃあ行って来るね♪」
そう言うと鈴香は、濡れてボロボロになった巫女装束を魔力で元に戻し、境内へと
出て行った。
(お姉ちゃんどこかな?)
一方、神社の階段を上がり賽銭箱の前へとたどり着いた桃香。辺りを見回してみる
と、おみくじやお守りを売っている窓口を見つけた。しかし窓口には誰もおらず、
いくら奥の方を見ても鈴香どころか人のいた気配もしなかった。
「誰もいないや……。」
(いくらなんでも無用心すぎじゃない?
こんなんじゃ簡単に商品盗まれちゃうよ。)
鈴香がいないと分かった桃香は、今回は諦めて帰ろうと思ったその時だった。
「あのー、何かお探しですか?」
「へっ? ああー! お姉ちゃん!!」
後ろから突然した声に振り向く桃香。その声の主は実の姉の鈴香だった。
もちろん夢魔の姿ではなく巫女服姿の鈴香である。
「え!? 桃香? なんでこんなところに…!?」
「だってここで働いているって聞いて、近くを通ったから寄ってみたの。
それにお姉ちゃんの巫女姿、どんなものか見てみたかったんだ。」
「あら、そうだったの。どう…私? 似合うでしょ。」
「う〜ん、似合うというか……、匂う?」
「えぇー!! ひどい!」
「あはは♪ 冗談だよ。ごめんごめん♪」
「もうっ! からかわないでよ。」
鈴香と桃香はとても仲が良い姉妹である。こんな馬鹿なことを言い合ったり、
一緒に泣いたり笑ったりもしていた。しかしそれが今日で終わるかもしれない。
なぜなら鈴香の心は、実の妹さえも犯してしまいたいぐらいの衝動にかられて
いるのだから。
武智桃香(たけちももか)、鈴香の妹である。今日は学校が休みの桃香は、友達
と買い物帰りに鈴香のバイト先の近くを通りかかったので会いにきたのだ。
当然、鈴香が夢魔になったことなんて知る由もない。面白半分で姉の巫女姿を見
に行く桃香。まさか今日に限って…。
「姉さん、この子私が犯してもいいんだよね♪」
「いいわよ。存分にその体で教えてあげなさい。
気持ち良いと思うまでね。」
「あはっ♪ じゃあ行って来るね♪」
そう言うと鈴香は、濡れてボロボロになった巫女装束を魔力で元に戻し、境内へと
出て行った。
(お姉ちゃんどこかな?)
一方、神社の階段を上がり賽銭箱の前へとたどり着いた桃香。辺りを見回してみる
と、おみくじやお守りを売っている窓口を見つけた。しかし窓口には誰もおらず、
いくら奥の方を見ても鈴香どころか人のいた気配もしなかった。
「誰もいないや……。」
(いくらなんでも無用心すぎじゃない?
こんなんじゃ簡単に商品盗まれちゃうよ。)
鈴香がいないと分かった桃香は、今回は諦めて帰ろうと思ったその時だった。
「あのー、何かお探しですか?」
「へっ? ああー! お姉ちゃん!!」
後ろから突然した声に振り向く桃香。その声の主は実の姉の鈴香だった。
もちろん夢魔の姿ではなく巫女服姿の鈴香である。
「え!? 桃香? なんでこんなところに…!?」
「だってここで働いているって聞いて、近くを通ったから寄ってみたの。
それにお姉ちゃんの巫女姿、どんなものか見てみたかったんだ。」
「あら、そうだったの。どう…私? 似合うでしょ。」
「う〜ん、似合うというか……、匂う?」
「えぇー!! ひどい!」
「あはは♪ 冗談だよ。ごめんごめん♪」
「もうっ! からかわないでよ。」
鈴香と桃香はとても仲が良い姉妹である。こんな馬鹿なことを言い合ったり、
一緒に泣いたり笑ったりもしていた。しかしそれが今日で終わるかもしれない。
なぜなら鈴香の心は、実の妹さえも犯してしまいたいぐらいの衝動にかられて
いるのだから。
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