3DCG現場のメソッド　教えます。

Marvelous Designerは型紙を作ってそれをキャラに適用することで服を作るというソフトです。作りたい服の型紙さえわかればそれをMarvelous Designer上で描き適用するだけでリアルな服が瞬時にできます。ということはMarvelous Designerどうこうよりも型紙を作れなきゃダメなんです。自分の作りたい服の型紙はどんなものか？ネットで調べて型紙を探すのも一つの手段です。型紙の情報は探せば結構あります。
今回私が紹介したいのは型紙作成ソフトPatternMakerを使った型紙作成の方法です。
今回使うのは無償版なのでtemplateの数が限られています。有料版はかなりのサンプルがあり、いろんな服の型紙が作れるのでこれで気に入った人は購入してもいいでしょう。

まずは↓のサイトでPatternMakerをダウンロードしてください。
https://www.patternmakerusa.com/downloads.html

インストール後、起動exeをたたくと

この画面がでてきます。

View the "Quick Start Manual"を押してOKにすると簡単な使い方マニュアルが出てきますので初めての方はそれを読むといいです。今回はすっとばします。一番上のUse a pre-designed garmentを選びます。

↓の画面がでてくるのでLeenaというファイルを開き、FreeStuffというフォルダにアクセスします。これは型紙集のフリーサンプルです。有料でこのサンプルを増やすことができます。


３つのアイコンがでてきました。


左から上着、襟、パンツの型紙集になっています。今回はパンツを作ってみましょう。一番右を選択して進みます。その後細かいパンツの設定がでてきますが、フリーゆえにあまり選択の余地がありません。

進んでいくとOpen Measurement Tableというところに行きつきます。

どのサイズに合わせて型紙を作るかというところですが、きちんとサイズを入れたい方はMarvelousDesinerのmeasureToolで所定のサイズを測って↓のメインメニューのsetting欄からcreate mesurementsから自分用のサイズプリセットを作成して適用してください。そのサイズに合わせて型紙が作成できます。ただMarvelous Designerの場合サイズなどはソフト上で変更できるのでそこまでシビアになる必要はありません。後で見た目で変えたほうが手っ取り早いですからね。なのでここはdefalutで入っているLeena_womanを選択。


これで完成。出力した画像を Marvelous Designerのtexureとして読み込んでなぞるだけでリアルな型紙の完成です。
非常に簡単に型紙が作れるのでいいソフトです。有料版ほしいな。。。