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2019年04月03日
【雑談】賢さとは
賢さという武器を持つ事で、人生を有利に生きることが出来ると思っています。
今回は、具体的に賢さの定義ってどうなのか?どうすればいいのか私なりの考えを記事にしました。
成功しやすい人は地頭が良い
地頭は学校教育では鍛えらるものではなく、学歴とは関係ない「経験値」で育つ脳力だと思っています。
人の持つ脳力のポテンシャルなど、よっぽどの天才でない限り大差はないはずです。
世の中の人は、ポテンシャルを引き出せる凡人と引き出せない凡人がいるだけです。
自分は頭が悪い、才能もない。
そういった思い込みから、ポテンシャルを引き上げるチャンスが来ても見逃してしまっているのではないでしょうか。
実際、賢い人を増やさない方が、ピラミッド社会には都合が良いという背景もあります。
賢い人で溢れると、ヒエラルキーが崩れかねないし、消費も冷え込むかもしれません。
話を戻しますが、高卒でも地頭の良い人がいるし、大卒でも地頭が悪い人がいます。
今の時代、大学入試なんて、結局、親の経済力次第ですから、地頭の良さとはあまり関係ありません。
何かスポーツに挑戦するなら、まず「基礎体力」を付けるために走り込みなどで体力作りをします。
これと同じくビジネスをするなら、「基礎脳力」が今までの人生で培われてきたかが重要です。
世の中は公平ですが「平等ではありません」
地頭の良い人が、地頭の悪人より裕福になるのは公平な事だし、そこで平等じゃないと不満を嘆いても何も変わりません。
過去に自信のない人も、そこを悔いても仕方ないので、まずは、今の自分に気づいて、受け入れ、今から変わればいいだけ。
何の役にも立たないアイデンティティとか、プライドなんて、捨ててしまいましょう。
自己否定するのではなく、自己受容がポイントです。
本質を見抜く
個人的な解釈ですが、シンプルに考えることが本質を見抜くポテンシャルを引き上げると思っています。
ですが、勘違いしてはいけないのが、シンプルは簡単ではないという事です。
シンプル化は最高レベルの問題解決法ですが、足す事よりも削る方がはるかに難しいです。
仕事でも増やすのは簡単ですが、業務効率化して同水準をキープするのは難しい事です。
相場では、環境認識力さえ身につけば、シンプルに見えてきますが、そこにたどり着くまでの目の養えがあったからイージーに見えるだけです。
地頭の良い人は、シンプルはイージーではないことにすでに気づいているか、どこかの段階で気づきます。
そして、気づけてしまえば驚くようなスピードで進化します。
「シンプルで簡単」なんて売り言葉の商材にも関心を持たなくなります。
ダメージを受けにくい
地頭のいい人は、ダメージを受けにくい。
同じ失敗を何度も繰り返さないので、何が起きてもネガポジ反転がスムーズです。
地頭の悪い人は、客観性に乏しく、同じ失敗を繰り返し、ダメージをまともに受けます。
その嫌な感情が増幅されて恐怖に変わります。
しかし、何度も失敗をすることは普通の事です。
かならず原因があるから結果が起こります。
まずは、ループしている事に気付き受け止め、その原因を冷静に見つめなおせばいいだけです。
私もインジケーターを何種類も組み合わせ、まったくうまくいかない時期がありました。
複数のインジを組合せて最適化するなんて手動じゃ大変だし、そもそも、目視で値動きを確認できる裁量トレードには必要ないんじゃないかということに気づけて、ループから抜け出せました。
もともと地頭の良い人に比べれば、失敗も多いに決まってます。
挫折ポイントもいくらでもあるので、諦めてしまう人が多いのでしょう。
同じ傷口を何度もパクッと開かれ、そこに塩を塗られるような経験を繰り返せば、学んでいるというより、いたぶられているような気分になります。
挑戦に失敗や挫折はつきものといいますが、もともと地頭の良い人と、そうでない人とではストレスが違います。
推定力が高い
「推定」とは、現状知り得た情報・傾向を元に、知り得ない事象を決めることだそうです。
東京都内のマンホールの枚数は?
地頭の良さを測る目的でグーグル社の面接問題でも出されます。
「値動きはランダムだから、予想しても意味がない」
こうおっしゃる方がたまにいますが、それではグーグルには入れません。
わからないながらも、答えに近づく努力が求められるわけです。
興味のある方は地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
なんて本も出てるので参考にしてみてください。
現状知り得た情報・傾向を元に決めます。絶対正解はないし、なくて当然です。
地頭の良い人は、情報を行動の「素材」としますが、そうでない人は、情報に「正解」を求めます。
知り得た素材(情報)からパターンを見つける人と、正解を求めるだけの人とでは、未来が違って当然ではないでしょうか。
わからないことをすぐに人に聞く。検索で答えを見つけようとする。
地頭の良い人は、人に聞く前に質問事項を整理しますし、検索するのは答えではなく、答えは自分の頭で導こうとします。
私は、トレードはインジケーターの組合せが手法であって、それを見つけた人が勝てると思い込んでました。
最初に通ったFX塾の先生に、そう言われてきたからです。
でも、その仮説が間違っていたら、そこから先、何をしても成果が得られません。
そこで、逆に、インジケーターに頼ってる人は勝てないという仮説を立てました。
プロはインジケーターに頼ってないんじゃないか、ということに気づいたきっかけは、ある番組で、もとフロアトレーダーが、値段が表示されたフラッシュボードだけでトレードするのを見たときです。
米雇用統計などの重要指標時も、フロアで、強い!とか弱い!とか、その声の強さで判断して売ったり買ったりするのをみて、滅茶苦茶、アナログじゃんと思いました。
プロでも、そんな感じなのに、なんか難しく考えすぎていることに気づきました。
よく勝ち組2割、負け組8割といいますが、インジを使うのが当たり前だと思ってる8割の人たちを後目に、2割の人たちがインジに頼らずに勝っているのではないか、そう考えるようになりました。
そこから、プライスアクション(値動き)のみにフォーカスするようになりました。
当時、プライスアクションについて書かれた書籍は海外のものがほとんどだったので、わかりずらい翻訳本を買ったり、原本をネットで購入して翻訳して読んだりしました。
たとえば押し目買いを検証するなら、どのような条件が存在するかを考え、入力因子を絞りこむと、出力される情報は検証しやすくなります。
つまり、結果を評価しやすくなります。
インジケーターを捨てると、入力因子は値段と時間のふたつだけになります。
インジケーターの組合せの評価だと、どうしても自分に都合のいい数値を当てはめて最適化してしまいますが、値段と時間だけなら、そういう間違いも軽減されます。
移動平均ひとつとっても3種類あってピリオドは無限、そこに別のインジを組み合わせるだけで、仮置きする数値も一気に増えます。
だから、どこかの誰かが、成功した数値の組合せを、教えてもらいたくなる気持ちもわかります。
ファンダメンタル因子も捨てました。
そういったものもチャートに反映されているので、チャートから得られる情報だけにしました。
余裕が出てからファンダ因子を考慮すればいい、そう思いました。
いまでも、重要指標時刻は注意しますが、予想はしません。
なぜなら予想通りに動かないことも多いので、予想しても迷うだけと考えているからです。
インジを使わない、ファンダを見ない、そのせいでチャンスを逃したり、負けることがあっても、その代わりに得られる「心のゆとり」には変えられません。
自然は真空を嫌うので、どのみち、スキマは何かで埋められます。
雑多な考えやノイズで埋められれば、悩みや迷い、恐れが生じるだけですが、見るべきものを決めてしまえば、洞察や直感で埋めることができます。
日本の美は「余白」になるといいますが、本質を表現するに不必要なものを削り取れば、そこには余白の美が生まれます。
余白は必要なスペースで、何かを感じるのに、とても大事な空間なんだと思います。
まとめ
では、どうすれば賢くなれるのか。
人生には、頭を使わない経験と、頭を使う経験があります。
頭を使わない経験をどれだけしても、ただ記憶として残るだけです。
頭を使わない経験とは、モンスターを避け、街中の人に話を聞いているだけのRPG、ちっとも前に進みません。
失敗すれば嫌な記憶だけ残って、観念となって、その後の人生にブレーキをかけます。
頭を使う経験は『経験値』になり、ものごとに含まれた法則を見つけるのに役立ちます。
経験ではなく、経験値を積むことを意図的に行わないと、いつまでたっても賢くなれません。
小学・中学生時代、私はクラスで一番頭が悪い子で、おまけにスポーツもダメで、取柄がひとつもない子でした。
中学までの私は、学校の成績は、覚えなくてもいい図画工作だけが抜群に得意で、あとの教科は悲惨なものでした。
今は昔よりは賢くなれたので、今後、何か新しいことを始めても、応用するだけです。
これは独立してからかなり鍛えられました。
頭の悪い事=事業の失敗に直結しますから、正直、サラリーマン時代とは比べ物にならないほど頭を使いました。
本屋の店頭に「雇用されない生き方」とか「好きなことで生きていく」とか「ボエミアンに生きる」とか、そういう類の表紙をみるたびに思います。
この人たち、みんな賢いんだろうな〜、でも、それってどこにも書いてないよな〜
雇用されずに生きるには、何でも自分で解決できるインテリジェンスが求められます。
正直、賢くならないと自由に生きるのは難しいです。その努力にに目を背けて、方法論だけ求めるから、いろんな意味でカモにされるわけです。
賢くなれば、人や情報に依存しなくなります。
では、先ほどの「経験値」を積んで賢くなるには、どうすればいいでしょう。
それは、『作業』をひとつに絞ることです。
今、作業といったのは、具体的に何をするのかを明確にすべきだからです。
成果が出ないのは、やることを作業レベルまで落とし込まず、中途半端な情報収集に時間を浪費しているからです。
いくら賢い人でも、いくつもの作業を同時にこなしているわけではありません。それをすると集中力が確実に落ちるからです。
ひとつの作業に集中することで短期間で評価し、次の作業にさっさと取り掛かっているだけです。
トランプ52枚中A(エース)は4枚です。
賢い人はA以外を捨てる作業をさっさとやります。
賢くない人は、Aを探してしまいます。「A」が出ないたびに、イチイチ凹みます。
賢い人は、ひとつの作業が具体的かつ速いだけです。
何から手を付ければいいかわからない、優先順位がつけられない人が多いです。
水平線を使ってみたり、移動平均線を使ったり、これでは、何を中心に作業すればいいのかわかりません。
興味があるなりゃ、全部やりゃいいんです。
ただし、ひとつづつです。
水平線を使う人もいれば、移動平均線を使う人もいます。
どれが正解なんてないので、どこから手をつけたって構入ません。
作業をひとつに絞りこみ、短期間で一気に検証することです。
私のいくつかの勝ちパターンは「負けトレード」から着想しています。
たとえば、浅い押し目買いが負けやすい経験値が、「押し目が崩れる」という事象に含まれる法則性に気づかせてくれました。
好きこそものの上手なれ、芸は身を助ける、なんていいますが、自分の好きなことをつきつめるって、地頭を鍛える、体を鍛える、そのどちらか、あるいは、両方とつながっているんだと思います。
何事も、そういう些細な事がきっかけになって道が開かれるのだと思います。
誰かに魚を獲ってもらうんじゃなくて、自分で魚を獲れるようになる。
そのためには、賢くなるしかありません。どこかで「負け癖」にケリをつけるしかありません。
別にトレードじゃなくたって構いません、つきつめるものに含まれた楽しさに気づいて、それが、自分自身のポテンシャルを引き上げるきっかけになれば、それでいいいわけですから。
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