2017年03月23日
街中を歩く(4)
新京極を少し外れて錦小路に出ると、ビルに刺さっている錦天満宮の鳥居の下を西に抜けるとと錦市場に出ます。
本当の名前は錦小路通、平安京の昔は具足小路(具足=武具を扱っていた店が多かったから)といわれています。
しかしその後、通りは衰退して汚れ、尾篭な話ですがそれがなまって糞小路と呼ばれた時代もあったそうです。
その後、四条通の一本南の綾小路に対応して、勅命(ちょくめい=天皇の命令)で錦小路に改められたそうです。
錦小路というと「京の台所」というイメージが強く、歳末には関西や京都のローカルニュースで買物客で賑わう風景が映し出されますが、実際には地元の人間は錦(ジモティは錦市場を略して「錦=にしき」といいます。)へ買物に行くということはまずありません。
いまや錦市場は観光客(特に外人観光客)にとっての観光と食べ歩きの街になっています。
先日、久しぶりに錦市場を高倉通から寺町通まで通り抜けたのですが、外国人観光客の自撮り棒とテイクアウトの食べ物の串で危なくて通れたものではありません。
またスーパーでは198円で売っている京野菜が800円とか、高級料亭向けの商品が多くとてもじゃないけどジモティが簡単に買える商品はありません。
最近できた某アニメキャラクターの店などはファンでもない限り、まず行くことはないと思います。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6084565
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック