本の数が増えているのは、図鑑類でしょうか?
動物から科学まで、いろいろ種類が増加しています。
逆に、減少しているのが有名人の伝記本です。
昔は、野口英世、エジソン、キューリー夫人、ナイチンゲール
といったように、社会に貢献した人たちの伝記本がならんでいました。
しかし、最近はあまり見かけません。
小・中学校の図書館でも、伝記本を見かけなくなった印象がします。
その理由を考えてみると、社会の変化が大きく関係しているように思えます。
1980年、アルビン・トフラーが『第3の波』という本を出版します。
トフラーは、「新石器革命」「産業革命」
そして第3の革命として「情報革命」を予測します。
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1995年、パソコンソフト「ウィンドウズ95」発売され
情報革命が本格化します。
アイコン型の「ウィンドウズ95」によって
1人に1台のパソコン時代が本格化します。
パソコンの普及によって、仕事の仕組み
人の働き方が大きく変化していきます。
情報化社会になり、日t人の生活スタイルが変化して、
昔の偉人から学ぶことが減ってきたのでしょうか?
すくなくとも、偉人本が人々に与える影響力が
低下していったように感じられます。
ライフワークで制作している「ビジネス成功者に仕事ゲーム」は
「自分らしい仕事を見つけ、自分らしい働き方」をした人を
モデルにした、一種の伝記スゴロクです。
ユーチューブで「ビジネス成功者に仕事ゲーム」の動画を公開
(「スゴロクで学ぶ ユーチューブ」で検索)しています。
動画の作成内容・レベルがアクセス数と関係していると思うのですが
取り上げた企業の認知度でアクセス数が大きく異なるみたいです。
認知度の高い有名企業はアクセス数が多くなっています。
伝記ブームの低下を嘆いていると、ある起業家の本を見つけました。
『起業家の勇気 USEN宇野秀康とベンチャーの興亡』という本です。
起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡 [ 児玉 博 ] 価格:1,650円 |
起業家としての宇野さんの代名詞は、3つの会社「インテリジェンス」
「USEN」「U−NEXT」の株式上場をしたことです。
宇野さんは1963年・大阪生まれです。
小学校の頃、図書館で源義経、徳川家康、リンカーンなど
歴史上の人物の伝記を読みあさったようです。
自らも、自伝を残すような人物になりたいと思います。
高校になると、事業家を目指し、経営者の自伝、経営論を読みます。
IT時代のカリスマ孫さんは、「タイムマシン経営=
海外で成功したビジネスモデルやサービスを
日本でいち早く展開する経営手法」を打ち出しました。
逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知 [ 楠木 建 ] 価格:2,420円 |
それに対して、宇野さんは「温故知新」タイプかもしれません。
偉人の伝記を読んで「古き知識」を学び
そこから新たな知識を生み出していく経営のようです。
人材紹介会社「インテリジェンス」の社長時代
宇野さんは24時間いつも会社で働いていると噂されたそうです。
2時からの会議といえば、「午前2時」だったりしたそうです。
おそらく、ITベンチャー企業を成功させた人たちは
昔流にガムシャラに働き続けたのでは・・・?
価格:2,200円 |
伝記本を読む「温故知新」の精神も重要では・・・。
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