「マイナーな学習カード」を作ろうとしています。
「マイナーな学習カード」という意味は
売れないゲームという意味です。
ゲームの対象者が、非正規の契約社員やフリーターなど
ほとんどビジネス教育を受けたことがない人たちになるからです。
一般的に、研修ビジネスは、能力の高い人を
対象に難しくした方がお金になります。
優秀な人が対象にすれば
個人でも企業でもお金を払ってもらえます。
非正社員の人達を対象にすると、個人で研修費を払えるわけもなく
会社も高い費用を払おうとしないようです。
実際、企業の「社員研修」でも、対象になるのは正社員です。
非正規社員の研修というのは、あまり耳にしません。
「就職塾」も、都銀、商社、超一流メーカーなどを
目指す優秀な学生の方が集まりやすくなります。
我々が行っているアミー教育フォーラムのように
「落ちこぼれそうな学生」を対象にすると、自ら積極的・計画的に
行動できない学生が多いので指導が大変です。
かといって、落ちこぼれそうな人を捨てておくこともできません。
そこで、就職内定学生やこれまで非正規でしか働いた経験のない
若い人を対象に、ビジネス知識を高める
「やさしい学習カード」を作ろうと思っています。
学習テーマは、論理力を高め
ビジネス文章の作成力を向上させることです。
情報の分類・整理の方法を学ぶことで
論理力・文章力の向上につなげます。
まず、代表的なフレームワークについて
やさしく学べるカード学習にすることを考えています。
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たとえば、「4象限マトリックス=ポジショニングマップ」
のカード学習化です。
「ポジショニングマップ」についてあれこれ概念的に
説明しても、なかなか理解してもらえません。
ポジショング用のカードを事前に準備して
そのカードを使いながらいろいろなマップを作る
学習にしてわかりやすくします。
事前に準備するカードも、
普段からよく知っている商品にします。
実際、「おでん」の具材開発をテーマに
ポジショニングマップ学習をしたことがあります。
「おでん」の人気具材をカードにしておき
これのポジショニングによって新しい具材の
アイデアを発想する学習でした。
テーマを「おでん」にしたのは
誰もが理解でき、実際に購買者になっているからです。
この学習で作成したマップから、実際に
「だいこんに続く『新しい野菜具材』」のアイデアがでました。
おでんの人気具材というとNO1は「大根」です。
「大根」が人気なら、同じ生野菜「玉ねぎ
アスパラ、ナスなど」もありといったアイデアがでました。
この学習をすませてから、ファッションや食品
企業イメージなどのポジショニングマップを解説しました。
カードを使った事例の体験学習は
ビジネス研修の経験がない人には、非常に有効のようです。
情報の比較・分析から論理的に考え、ビジネス文書を
作成する方法を学んでもらおうと考えています。
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