学校や家庭でのタブレット学習も始まっています。
今年に入って「ベネッセ」と「リクルート」の
タブレット学習競争が本格化しています。
ベネッセは、「チャレンジタッチ」ということで
会員に無料のタブレット50万台を準備しています。
さらに、パソコン学習用のツールとして「ベネパ500円」を
コンビニで発売しています。
一方のリクルートは、月額980円で「勉強サプリ」の
サービスを始めました。
いずれも、パソコンやタブレットによる学習です。
子供にとって、タブレットはゲーム感覚なので
興味を引き付けられそうです。
子供を勧誘するのに大変効果的です。
タブレット学習は基礎学力を学ぶのに向いています。
唯一の正解を導き出すという学習において有効です。
知識の記憶学習にも大いに役立つでしょう。
算数の計算問題なら、そのプロセスを画面で
再現すれば理解しやすくなるでしょう。
国語の漢字テストにも効果的です。
英語なども、正しい文章と間違い文章の
比較が容易になるはずです。
答えが一つの学習には効果的です。
しかし、答えがいくつもある世界の教育には役立つのでしょうか?
キャリア学習や創造性学習などでは
どのように使っていけばいいのでしょうか?
自分の進路、仕事の選択は人それぞれです。
キャリア学習では、1人ひとりの答えが違ってきます。
創造性学習も、指導が難しい最大の理由は
答えが一つでないことです。
どの答え、アイデアも、正解かもしれません。
逆に、すべて答えが間違いかもしれません。
すべての答えに正解、すべての答えが間違の可能性もある
創造性教育に、タブレット学習は効果的な対応ができるのでしょうか?
創造力の教育のギルフォードさんは、創造性学習として
「鉛筆をそれ以外の用途に使う方法をできるだけ考えてください」
といった問題を作っています。
つまり、答えがいくつ出せるかを創造性の評価基準にしています。
答えをいくつも出すという教育では
タブレット学習ではどのようにするのでしょうか?
キャリア学習と創造性教育など、答えがいくつもあるという点で
タブレット用ソフトにかなりの工夫が必要になるのでは・・・?
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