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2020年02月13日

仏教への悪口

現在は、「四国遍路を世界遺産に」と言っていますが、
私が子供のときは、「ヘンド」(遍路)と言って、蔑み、悪口、の意味で、人をからかうときに使っていました。
その当時は、現在では考えられないほど差別語、悪口が普通に使われていました。
その中には、「土人(イン土人)」、「クロンボ」(肌の黒い人)といったインド人についてが多かったように思う。カレーのキャラクターにそのようなのがあります。
沖縄の基地警護で、関西から派遣された若い警察官が「土人」と言ったのを聞いて、まだそのような言葉が残っていたのかと思った。
「だるまさんがころんだ」という遊びがありますが、徳島を含めた関西では、「ぼんさんがへをこいた」と言っていました。
そこで、差別語の「クロンボ」をネットで調べたところ、「だるまさんがころんだ」と同じ使い方で、「いんどじんのくろんぼ」が九州地方で使われていたありました。
これらをよくよく考えてみると、仏教への悪口です。
仏教と言えばインド(お釈迦さまはインドの人)です。「だるまさん」(禅宗開祖)も「ぼんさん」(お坊さん)も仏教です。
また乞食(こじき)という蔑みの言葉がありますが、仏教では「コツジキ」と読み、弘法大師空海は乞食僧でした。
子供に、「コムソウ」虚無僧(托鉢を受ける僧)に連れていかれると注意するというのもあり、悪口三昧でした。
戦後まもなくで、廃仏毀釈(神道国教化)の名残りであったのかと思う。
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