2015年04月06日
サービス管理責任者の要件(1)
サービス管理責任者は、障害福祉サービスの日中活動のサービス等でサービス管理を行い、原則、常勤・専従で資格要件有という重要なポジションです。職務内容については別の回に触れることにして、ここではサービス管理責任者になるための要件について紹介したいと思います。
実務経験 + 研修の修了
これが要件ですが、実務経験の部分が分かりずらいので、時々Q&Aサイトに質問がありますね。実務経験の範囲は実際は広いですが、職に就く人は福祉関係者がほとんとだと思いますので、シンプルに紹介したいと思います。
・指定障害福祉サービスの提供に係るサービス管理を行う者として厚生労働大臣が定めるもの等
国や都道府県が要件に関する表などの資料を作成していますが、この法令(告示)が基になっています。
実務経験は「相談支援の業務」と「直接支援の業務」になりますが、では、@具体的にはどのような業務、Aどのような施設(事業)において、Bどの位の経験年数が必要なのでしょうか。
1.相談支援の業務 @ 身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の日常生活の自立に関する相談に応じ、助言、指導その他の支援を行う業務その他これに準ずる業務 A 地域生活支援事業、精神障害者社会復帰施設、障害者支援施設、老人福祉施設、介護老人保健施設、他 B 5年以上 |
2.直接支援の業務 @ 身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき、入浴、排せつ、食事その他の介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行う業務その他職業訓練又は職業教育に係る業務 A 障害者支援施設、老人福祉施設、介護老人保健施設、障害福祉サービス事業、他 B 10年以上 |
この「1、2のいずれか」に該当すれば要件を満たします。ただし、2について、次のいずれかの有資格者については、10年→5年と読み替えることができます(資格取得以前の期間も含めることができます)。
・社会福祉主事任用資格を有する者
・訪問介護員2級以上に相当する研修を修了した者
・児童指導員任用資格者
・保育士
さらに、国家資格等による業務に5年以上従事した経験があると、1、2共に経験年数は3年と読み替えることができます。
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タグ:サービス管理責任者
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