2016年09月05日
土砂降りの毎日
交通刑務所からの、父との面会の帰り道は、母も、私も、終始無言であった。私は、受けなくてはならない刑なので、仕方がない事である。事故に遭われた方も、幸い、軽症で済んだのが、何よりであると思った。暫くの間、気丈な自分を繕っていたが、心の中は、土砂降りの雨であった。
ある日曜日の昼下がり、高校の親友の姉より電話があった。親友宅へ遊びに行った際に、話をして面識もある。
『実は、弟が、今朝亡くなりました。』との事。またもや、かける言葉も失い、死因を聞く余裕も無く、葬儀の日時のみ、メモに書き留めた。翌々日、告別式に行ったが、棺に入っている親友の顔を見ると、とめどもなく涙が溢れ、泣き崩れてしまった。早過ぎる親友の『死』と、その親友の優しい人柄に、皆、同様に涙し、茫然としていた。次、生まれた時も、また、親友でいようと、彼の遺影に語りかけ、会場を後にした。
悲しい、苦しい、20歳であった。
ある日曜日の昼下がり、高校の親友の姉より電話があった。親友宅へ遊びに行った際に、話をして面識もある。
『実は、弟が、今朝亡くなりました。』との事。またもや、かける言葉も失い、死因を聞く余裕も無く、葬儀の日時のみ、メモに書き留めた。翌々日、告別式に行ったが、棺に入っている親友の顔を見ると、とめどもなく涙が溢れ、泣き崩れてしまった。早過ぎる親友の『死』と、その親友の優しい人柄に、皆、同様に涙し、茫然としていた。次、生まれた時も、また、親友でいようと、彼の遺影に語りかけ、会場を後にした。
悲しい、苦しい、20歳であった。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5393720
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック