湘南と海と俺のライフスタイル

おはよう。今日は、「大雪」テーマでブログを記載されている方も多いだろう。
俺も昨日は、大雪のなか仕事に出かけた。前章で話した通り介護の仕事である。
この業界では当たり前の変則勤務というやつで、昨日はその遅番にあたった。
施設内は冷暖房完備な為、問題はないが、昨日の状況である、外は吹雪いていた
一部の方は、施設に泊まるのだという。７時半頃に仕事を終えた俺は、一旦
国道まで出て考えようと思った。施設をでて国道に向かったが、全くの新雪状態
人の足跡すらない。２０センチ以上積もった雪を一歩ずつ踏込ながら歩く
日頃は、車の渋滞する大通りだが、全く車の気配すらない。携帯の情報では、
バス会社も運休とのこと。パウダースノーが容赦なく吹き付けてくる。
たまに通るトラックのチェーンと地面が擦り合う地響きが、まるで内臓をえぐられて
いるかのような錯覚に陥る。もう引き返せない所まで歩いてしまう。
４０分くらい歩くと体が温まったが、逆に手足が凍りつくように痛くなる。
コンビニがあったので、一旦休憩する。体が甘味を欲したので板チョコを買い齧った。
自宅までは、歩いたら２時間以上はかかる。この天候では更に倍かかる可能性もある。
また、人通りも少ない吹雪のなか万が一何かあったら命の保証はない。
サーフィンをやっているときよく感じる事だが、自然をなめてはいけない。
人ひとりなどちっぽけな存在であることを。

丁度タイミング良く一人暮らしをしている息子から連絡が来た。国道を２キロ歩いた
先のパチンコ店から最寄駅までのシャトルバスが出ていると。それから２０分ぐらい
歩いただろうかパチンコ店に着き、ジャンパーについた雪を落とし店内に入る。
ホット缶コーヒーを買ってダバコに火をつけた。やっと生きた心地になった。

シャトルバスに乗って最寄駅までつくと息子に電話入れて「泊めてくれ」と話すと
「ああ」と一言返事が返ってきた。御礼も含め息子の好きなビール銘柄の350ml缶を
半ダース買った。久しぶりに息子の部屋にいくと、少し男臭いがそれなりに整頓され
小奇麗にした状態であった。
缶のプルトップを引き、乾杯すると無性に喉の渇きをおぼえ、一気に飲み干した。

そして、仕事の話、サーフィンの話、女の話など深夜まで語り合った。