くしもとぐらし

2021年03月16日

串本の名所～橋杭岩～

目次
１．串本といえば橋杭岩
２．橋杭岩の伝説
３．腹ごしらえ
４．くしもと大橋
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１．串本といえば橋杭岩

串本の玄関ともいえる橋杭岩
その巨大な岩々は、まるで、
離島の大島につづいていくかのようにのびている。

そのめずらしい風景に
休日は各地の人がおとづれ、
ホームページや広報誌をかざる。

２．橋杭岩の伝説

串本には、こんな言い伝えがのこっている。

台風銀座ともよばれ、台風が多かった串本町。
荒れた日には、串本と大島の航路はとだえ
離れ島の大島の人々は物資になやまされた…

そんな光景をなんとかしたいと願った若者がいた。
ある日、その若者の夢に神様があれわれ告げる。
「おまえに、岩をももち上げる百人力の力をさずける。
これで、橋をつくりなさい。ただし、一番どりの鳴くまでのあいだだけだ。」

百人力の力をで、若者は橋をかけるのにはげんだ。
しかし、それをよく思わなかった海の神。
海の神は、まだ暗いうちに、１羽のニワトリをつれてきて
ふところで温め、朝と勘違いしたニワトリの一声で、
若者の力はなくなり、若者はつぶれ、
橋は大島までかかることなく、なかばになってしまった…
（参考：日本昔話「七色の橋」より）

３．腹ごしらえ

さて、そんなおはなしも胸に、
ぜひお腹もみたしていただきたい。

・儀平のうすかわ饅頭

生地に酒かすをねりこみ、甘さっ控えめにしあげた大人の味。
しつこくないので、１箱（１０個入）買ってきても
すぐになくなってしまう。
儀平菓本店：http://gihei.com/

・道の駅の
蜜姫のソフトクリーム

串本の地に根づいたさつまいも、サイパン（蜜姫）
（名前が可愛くないとのことで蜜姫にかえられてしまった…）
その餡をねりこんだソフトクリーム。
そのまま焼き芋にしてもおいしいさつまいもだが
ねっとりとしたいもは、お菓子にしても相性がいい。

近大マグロのかあらあげ

世界ではじめて、マグロの養殖に成功させた近畿大学。
マグロは、魚よりも弾力があり、
それでいて、動物肉よりもやわらかい。
魚が苦手な方にもいちどたべてみてほしい。

道の駅と儀平（橋杭店）の場所（引用Googleマップより）

４．くしもと大橋

ぼくが中学校のとき（平成11年9月8日）
串本と大島の間に橋がかけられた。
ともだちと長い橋を渡り、大島の小学校でのお祝いに
自電車で１時間かけていったことをよく覚えている。

念願だった、大島と串本の町民の暮らしをささえる橋。
伝説の若者のねがいは、今、かたちになり
ぼくらの生活をささえてくれている。

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