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2018年04月15日
イージーグライド~移乗を橋渡ししてくれるボード~

欲しいと思った方は
ケアマネージャーさんがいればケアマネージャーさんに
かかりつけの病院があればそこに
相談されることをおすすめします。
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本日は、車椅子からベッドへの移乗を助けてくれるボード「イージーグライド」を紹介します!


![]() | 価格:18,419円 |

車椅子・ベッド間の乗り移りは、転倒のリスクが伴う危険な動作です。
特に…
立ち上がれない、もしくは立ち上がることが苦手な方にとっては、心理的にもかなりの負担になります

介護で乗り移る場合も、介護者がコツを掴むまでは難しいもの…
最悪の場合、二人一緒にひっくり返ってしまいます

そんな方に私がおすすめするのが、パラマウントベッドさんのスライディングボード「イージーグライド」です!

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スライディングボード(トランスファーボード)とは…
主に、車椅子・電動ベッド間の乗り移り(移乗)で使われるボード

使い方は以下の通り。
【電動ベッドから車椅子への移乗】
①車椅子利用者を電動ベッドに腰かけた姿勢にする。
②車椅子を利用者の横90°くらいの位置につける。
③電動ベッドの高さを上げる(車椅子の座面より数センチ高いくらい)。
③ボードの片方を利用者のお尻の下に差し込み、もう片方を車椅子の座面にかかるように置く。
(ここが最も重要です。お尻の下のボードは、お尻の骨「座骨」がきれいに乗るように入れましょう。)

④利用者の体を傾け、滑り台を滑るように車椅子に移る。

⑤ボードを抜く。
※車椅子からベッドに移る場合は、ベッドの高さを車椅子座面より数センチ「下げて」同じ手順です。
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「イージーグライド」は、非常に丈夫な素材でできたスライディングボードです。
うちの男性スタッフが本気で折ろうとしても、全く折れません

様々なサイズのものがありますが…

私が最もおすすめするのは、一番小さい「ss」サイズです

大体、下敷きが縦に伸びたくらいの大きさですかね。

「そんなに小さいと不安…」
「うちの人はからだが大きいから大きい方がいいのでは…」
という方もいらっしゃると思います。
場合によっては大きい方が良いこともありますが、
大柄な方でも十分、ssサイズで移せますよ!

実は、ssサイズにはとても大きなメリットがあるのです。
それは、「車椅子の車輪にかからない」事

スライディングボードを使う場合、アームレストが外れる車椅子にすることが必要になりますが…
アームレストを外しても、車輪が座面の半分くらいまでかかっている車椅子が多いです。

↑このイラストでもそうなっていますよね。
そのため実は、車椅子座面にボードを置ける範囲は狭いのです。
大きなボードにすると
・ボードが車輪に乗り上げ、ボード全体の角度が斜めになる
・ボードが前にはみ出す
という事が起こり、転落の危険性が上がります

少なくとも私の病院には、ssサイズで乗り上げ・はみ出しを起こす車椅子はありませんでした(べんりのすけの個人的な統計です)。
そのため、慣れていない方こそssサイズを使う事が望ましい、と私は思います。
…もちろん、初めて使う場合は絶対に専門職に相談して欲しいです!

車椅子を変更する必要があるかもしれませんしね。
![]() | 価格:18,419円 |

スライディングボードは、新人の訓練士でもうまく使えない事があるグッズです。
でも、正しい使い方を覚えればすぐに慣れます!

介護で使う場合も、うまく使えれば小柄な女性でも危険なく乗り移り介護ができますよ!
気になった方は、お近くの専門職に「絶対に」相談してから導入を検討してみてくださいね!


それではまた!

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