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2018年04月11日

(小児)感覚統合〜この子が落ち着く方法を〜

本日は、子ども発達を促すリハビリテーションの代表的な考え方「感覚統合」について、概要と本を紹介します!

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感覚統合Q&A改訂第2版 子どもの理解と援助のために [ 石井孝弘 ]

価格:3,240円
(2018/4/9 17:56時点)
感想(4件)




「感覚統合」とは、小児の発達障害分野(学習障害や自閉症など)のリハビリテーションで主流になっている考え方です


(身体障害のみのお子さんでも、例えばトランポリンなど「できない遊び」がある場合は感覚統合の考え方を導入することもあります)


特に疾患名がついていないお子さんでも、
感覚統合を考えながらおもちゃを選ぶと、発達のバランスを取ることができます


感覚統合の考え方は、何度かこのブログにも登場していますよね


ざっくり一行で説明すると


「子どもの感覚を整えることで、正しい発達に導こう!」


という考え方です



もう少し詳しく説明すると…


子供というのは、まず「成長の土台」をしっかり作り、その上にちょっと難しい土台、またその上にちょっと難しい土台…という積み重ねを繰り返して発達していきます。


そのため、はじめの土台がしっかりしないと、その上のちょっと難しい土台を作ることができません


感覚統合において、土台の一番基礎になるのは、


・視覚

・触覚

・味覚

・聴覚

・固有覚

・前庭感覚


などの感覚情報であり、
この情報を「適量」入れることが子どもの発達を促すと考えています


この「適量」は、状況とお子さんの個性によって異なります。


例えば触覚刺激。

「一日中ママになでなでして欲しい!」

というお子さんは、触覚刺激を「欲しがる」タイプ。


逆に


「誰も僕に触らないで!」

というお子さんは、触覚刺激が「苦手な」タイプ(触覚過敏といいます)。


どちらのお子さんも、そのままでは日常生活に支障が出ますよね。


この基礎のままでいると…


能力のバランスが悪いまま大人になり、環境に合わせていくことが難しくなってしまいます


今回は触覚の例で挙げましたが、その他の感覚でも同じ事が言えます


全ての感覚を「適量」入れてあげることで、正しい発達を促すことができるのです。



「じゃあ、どうすれば感覚を整えることができるのか?」



…それはかなり広い範囲の話になり、またお子さんの個別性も関わってきます。


「作業療法士に相談してね」


…と言いたいところですが、


一般の方にもわかりやすく解説した本がたくさんありますので、それをご覧になることをおすすめします


今回のリンクの本はQ&Aになっているため


「感覚統合はよくわからないけど…同じ悩みの人がどんなリハビリをするのか知りたい」

という方におすすめです


本格的に学びたい方は、下のリンク「e-hon」さんに様々な種類のものがありますので、そちらから探してみてくださいね!





感覚統合Q&A改訂第2版 子どもの理解と援助のために [ 石井孝弘 ]

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感想(4件)




基礎を整えることは、どんな事柄においても絶対に必要です。


お子さんの可能性を伸ばすため…


正しい「基礎固め」を行い、素敵な未来をプレゼントしてあげましょう!


それではまた!


〜〜〜〜〜〜〜〜


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