2018年04月11日
(小児)感覚統合〜この子が落ち着く方法を〜
本日は、子ども発達を促すリハビリテーションの代表的な考え方「感覚統合」について、概要と本を紹介します!
「感覚統合」とは、小児の発達障害分野(学習障害や自閉症など)のリハビリテーションで主流になっている考え方です
(身体障害のみのお子さんでも、例えばトランポリンなど「できない遊び」がある場合は感覚統合の考え方を導入することもあります)
特に疾患名がついていないお子さんでも、
感覚統合を考えながらおもちゃを選ぶと、発達のバランスを取ることができます
感覚統合の考え方は、何度かこのブログにも登場していますよね
ざっくり一行で説明すると
「子どもの感覚を整えることで、正しい発達に導こう!」
という考え方です
もう少し詳しく説明すると…
子供というのは、まず「成長の土台」をしっかり作り、その上にちょっと難しい土台、またその上にちょっと難しい土台…という積み重ねを繰り返して発達していきます。
そのため、はじめの土台がしっかりしないと、その上のちょっと難しい土台を作ることができません
感覚統合において、土台の一番基礎になるのは、
・視覚
・触覚
・味覚
・聴覚
・固有覚
・前庭感覚
などの感覚情報であり、
この情報を「適量」入れることが子どもの発達を促すと考えています
この「適量」は、状況とお子さんの個性によって異なります。
例えば触覚刺激。
「一日中ママになでなでして欲しい!」
というお子さんは、触覚刺激を「欲しがる」タイプ。
逆に
「誰も僕に触らないで!」
というお子さんは、触覚刺激が「苦手な」タイプ(触覚過敏といいます)。
どちらのお子さんも、そのままでは日常生活に支障が出ますよね。
この基礎のままでいると…
能力のバランスが悪いまま大人になり、環境に合わせていくことが難しくなってしまいます
今回は触覚の例で挙げましたが、その他の感覚でも同じ事が言えます
全ての感覚を「適量」入れてあげることで、正しい発達を促すことができるのです。
「じゃあ、どうすれば感覚を整えることができるのか?」
…それはかなり広い範囲の話になり、またお子さんの個別性も関わってきます。
「作業療法士に相談してね」
…と言いたいところですが、
一般の方にもわかりやすく解説した本がたくさんありますので、それをご覧になることをおすすめします
今回のリンクの本はQ&Aになっているため
「感覚統合はよくわからないけど…同じ悩みの人がどんなリハビリをするのか知りたい」
という方におすすめです
本格的に学びたい方は、下のリンク「e-hon」さんに様々な種類のものがありますので、そちらから探してみてくださいね!
基礎を整えることは、どんな事柄においても絶対に必要です。
お子さんの可能性を伸ばすため…
正しい「基礎固め」を行い、素敵な未来をプレゼントしてあげましょう!
それではまた!
〜〜〜〜〜〜〜〜
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感覚統合Q&A改訂第2版 子どもの理解と援助のために [ 石井孝弘 ] 価格:3,240円 |
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(身体障害のみのお子さんでも、例えばトランポリンなど「できない遊び」がある場合は感覚統合の考え方を導入することもあります)
特に疾患名がついていないお子さんでも、
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ざっくり一行で説明すると
「子どもの感覚を整えることで、正しい発達に導こう!」
という考え方です
もう少し詳しく説明すると…
子供というのは、まず「成長の土台」をしっかり作り、その上にちょっと難しい土台、またその上にちょっと難しい土台…という積み重ねを繰り返して発達していきます。
そのため、はじめの土台がしっかりしないと、その上のちょっと難しい土台を作ることができません
感覚統合において、土台の一番基礎になるのは、
・視覚
・触覚
・味覚
・聴覚
・固有覚
・前庭感覚
などの感覚情報であり、
この情報を「適量」入れることが子どもの発達を促すと考えています
この「適量」は、状況とお子さんの個性によって異なります。
例えば触覚刺激。
「一日中ママになでなでして欲しい!」
というお子さんは、触覚刺激を「欲しがる」タイプ。
逆に
「誰も僕に触らないで!」
というお子さんは、触覚刺激が「苦手な」タイプ(触覚過敏といいます)。
どちらのお子さんも、そのままでは日常生活に支障が出ますよね。
この基礎のままでいると…
能力のバランスが悪いまま大人になり、環境に合わせていくことが難しくなってしまいます
今回は触覚の例で挙げましたが、その他の感覚でも同じ事が言えます
全ての感覚を「適量」入れてあげることで、正しい発達を促すことができるのです。
「じゃあ、どうすれば感覚を整えることができるのか?」
…それはかなり広い範囲の話になり、またお子さんの個別性も関わってきます。
「作業療法士に相談してね」
…と言いたいところですが、
一般の方にもわかりやすく解説した本がたくさんありますので、それをご覧になることをおすすめします
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基礎を整えることは、どんな事柄においても絶対に必要です。
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