兎おっさん、映画を観る

2016年11月12日

優しい目で観て！これが私の初監督作品！　その1

今回の映画の駄話は生粋の映画監督の初監督特集ではなく、
俳優としての活動がほとんどだけど、映画も撮っている俳優、
撮ったことがある俳優の初監督作品をちょっと紹介してみます！

クリント・イーストウッド

有名所ではクリント・イーストウッドですが、初監督映画は
ご存じでしょうか？
1971年の「恐怖のメロディ」でございますね。

まだご覧になったことがない方が今観ると、
「まぁ、ストーカーものか」と思うかもしれませんが、
この時代にはまだその言葉すらなく（そういう人はいたでしょうが）
そういう物を初監督作品に選ぶセンスが凄いですね。
ここからほぼ毎年映画を撮りつつ、俳優としても活躍したりなど、
今日までのクリント・イーストウッドに繋がっていきます。

ニコラス・ケイジ

ニコラス・ケイジも何気に1作品だけ監督したことがあったり
するんですよね。

【中古】SONNY ソニー欲望のニューオリンズ／ジェームズ・フランコDVD／洋画ラブロマンス

2002年の「SONNY　ソニー」という作品です。
副題で「欲望のニューオリンズ」というセンス0なタイトル付きでしたが、
気づいたらなくなっておりました。あれれ？

主演はジェームズ・フランコですね。
まだ「スパイダーマン」のジェームズと紹介されている
時期ですね。この後、少し落ち目になってしまいますが、
彼は友人の助けもあって見事に復活しましたね！

内容はジェームズ扮する娼婦ならぬ男娼の青年が
故郷ニューオリンズに帰ってきます。
彼の男娼としてのテクニックは娼館を営む母親から
の教育の賜物でして、母親は再び男娼として
働かせようとしますが、彼は・・・

みたいな話です。ニコラス・ケイジも少し出演しますが、
観終わった後、考えてみると別に必要なかったかも？
何気にニコラスの弟のマーク・コッポラも出てますｗ

作品としては丁寧に作られおり、斬新なカットが
あるわけではありませんが、ニコラス初監督としては
良い出来栄えだと思います。

ジェームズ・フランコ

[DVD] ジェームズ・フランコ VS エイプ

そんなジェームズ・フランコも監督作品があります。
2005年の映画「ジェームズ・フランコ VS エイプ」
大丈夫？って感じのタイトルですね・・・

彼自身が悩んでいた時期の映画だったのか、内容も
ちょっとキてます。

小説家になりたい主人公（ジェームズ）。どうしてもデビューしたい
彼は家族から離れて一人アパートに籠り、執筆作業を開始
しますが、そんな彼の前にアロハシャツを着たゴリラが・・・

という内容です。一番面白いのは原題の「THE APE」を
考えてみると、後ほど「猿の惑星：創世記」
（RISE OF THE PLANET OF THE APES）に
主演したってことですね。おそらく国内でそこで笑ったのは
かなりのジェームズ・フランコファンではないかと。

そんなに続かない記事かもしれませんが、また近いうちに
続きを書いてみたいと思います。
読んでくれた映画好きの方のちょっとした知識の
アップになれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。兎おっさん

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posted by 兎おっさん at 21:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の駄話

2016年11月10日

見つけたら即買い！　猫が行方不明(1996)

なかなか手に入らないプレミアDVD、貴重なDVDをご紹介します。

大変嬉しいことに「見つけたら即買い！」の記事で紹介している
プレミアが付いているDVDですが、紹介後にすぐに売り切れております。
定価よりも倍近くするくらい高騰しておりますが、
DVDコレクターとしてはゲットしたくなる心情は大変良く分かります！！
兎おっさん「見つけた時が買い時です！！（定価の時にゲット出来るようにね」

おっさんは「せどり」はしてないのですが、もしその筋の方が
読まれておりましたら、プレミアDVD情報としてご活用下さいませ。

今回ご紹介する映画は「猫が行方不明」というフランス映画です。
1996年のちょっと懐かしい映画になっております。

猫好き、猫を飼っている人にはとんでもないタイトルですね！
おっさんも家の黒猫ちゃんが行方不明になったら・・・ああ！
今回、久々に観賞しましたが、登場する猫ちゃんが
おっさんの愛猫にちょっと似ておりまして、感情移入度が
昔より大きかったです！！

DVD自体は紀伊國屋書店から2010年に発売されまして、
5000円ほどが定価でした。現在は8500円～10000円越えの
プレミア価格に高騰しております。

紀伊國屋書店から発売されているDVDはレアになる傾向がありますね。
その辺に注目するのもポイントではないでしょうか？

それでどんな内容なの？猫はとりあえず行方不明になるんだよね？

主人公はクロエという女性で、旅行に出掛けることにしたのですが、
旅行先は海ということもあり、愛猫グリグリ（可愛い名前ｗ）の世話を
同居人の青年（恋人ではない、彼はゲイ）にお願いするが、
彼はちょっと傷心中で無理とのこと。
そこで彼女はマダム・ルネという猫を預かってくれる老婦人に
グリグリの世話をお願いすることにします。

まぁ、タイトル通りですが、帰ってきたクロエを待っていたのは

「猫、行方不明」という展開でございます。
猫を飼っている方からしたら、老婦人！何やってんだよ！
ってなりますよね・・・

ここから猫探しになっていくのですが、本作の魅力として、
主人公のクロエが憂いを帯びたような顔を序盤からしており、
旅行もそれほど行きたくないような感じなんですよ。
彼女はそれほど豊かな人生を送っているわけではないってのが
ポイントですね。

そんな彼女がグリグリを探すために、今まで軽い挨拶しか
してこなかった人々に頭を下げ、一緒に探してもらうことに。

そこで分かってくる、「ああ、自分だけが世界で悩んでいるわけ
ではないんだ」という当たり前だけど、なかなか気づけない真実。

猫探し＝自分探しの構図になっているんですね。

舞台はパリなんですが、あくまで下町の物語になっており、
パリが登場する映画では必ず登場する有名スポットは
今回は登場しません。そこも良かったですね。
あくまでも小さい（本人には大きい出来ごと）世界の
物語になっておりますね。

また本作に登場する猫ちゃんや犬ちゃん達は
俳優やスタッフが実際に飼っている子たちなので、
演技？仕草がとても自然です。これは動物好きには
たまりませんね！！

こうのように何かを探しつつ、それが自分の成長に
繋がるってのは良くあるパターンですが、
王道料理だからこそ、微妙な味付け、隠し味が
重要だと思います。

本作も公開からかなり経過しますが、普遍的な
メッセージがある良作ですので、ぜひご覧下さいませ。

ネタバレかもしれませんが、猫好きが心配するといけないので、
これは書いちゃいます！！

猫は無事です！！