2020年10月29日
これからの時代を見据える『大前研一世界の潮流2019〜20』
9月優待の銘柄が多く、木曜コーナーは株主優待の紹介がここのところ続いていましたが、今回は久しぶりに書籍紹介コーナーを設けてみようと思います
今回ご紹介するのは、『大前研一世界の潮流2019〜20』です
古本屋で見つけて買ってみた本なので、ちょっとタイミング的には遅くなってしまった感もありますが、今から読んでも役に立つ本かな、と思いましたので、今回ご紹介させていただくことにしました
2019年の4月に第一刷が発行された「大前研一世界の潮流2019〜20」は、平成から令和の世に変わる中で、世界はどのような変革期を迎えようとしているのか?そして、今後その波に乗っていくためにはどうしたらよいのか?という観点で著述されています
大きな流れとしては、
・テクノロジーの普及による世界のボーダレス化
(例えばUberやAirbnbな、どスマホ普及に伴う国境を越えたビジネス展開の加速化、など)
・デジタル化により既存ビジネスモデルが淘汰されるデジタルディスラプションの拡大
(例えばAmazonの事業規模拡大により、流通・小売業が大きなダメージを受けている)
・eコマース市場の拡大
(特にC2C2C,C2B2Cの領域では中国が先行。)
などが起きていることが述べられています
その他にも、米中貿易戦争に関する見解や、EUなどに着目した国家モデルの変容など、大前研一氏独自の切り口で、現状とこれからの世界の分析が行われています
そして、そのような世界動向についていくために、我々日本はどのような制度の導入や人材育成の観点でどのようなポイントに注力していく必要があるのかなどについて述べられています
(この先を書いてしまうとネタバレになってしまうので、控えさせていただきます)
内容以外の点で、この本のいい所として、各章の最後に用語の説明がなされていることが挙げられると思います
経済のプロである大前研一氏が執筆していることもあり、素人が読んだときに初めて目にするような単語がちょこちょこ出てくるのですが、そのようなときでも各章の最後にキーワードの説明コーナーがあり、そこで十分理解を深められることが出来るので、便利でした
2020年も、もうほとんどが終わってしまったようなステージですが、本書に記載されている世界の流れやこれから私達が念頭に置くべきことなどについては、これからも役に立つ内容だと思うので、ご興味あれば是非読んでみて下さい
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