2012年11月15日
スキー場の積雪、何cm積もったら圧雪可能か。
このテーマについて、以前某スキー場関係者の方(現役と元の方)とtwitterで会話したことがあります。
私:「教えてください。シーズン始めのゲレンデの雪って何cm積もったら圧雪車で圧雪可能になるんですか?」
関係者Aさん:「自然雪で60cm人工雪で30cmってところですかねえその後の降雪予報にもよりますが」
元関係者Bさん:「雪の下の地べたの状況で判断。ゴルフ場のフェアウェイ並芝生なら40センチでも走らせますが、ぼうぼうのラフで、特に小石が草の間にあるようだと70センチまで待ちたい」
私:「70cmまで待つ理由はなぜですか?」
元関係者Bさん:「充分に積雪がない、ハードなラフ状の地べたの上を圧雪車で踏むと、小石が浮かんできて、それが1シーズン中「雪の中→表面に浮かんできて」で悪さするのですよ。お客様の大切な板の滑走面を「まさかの雪の中の小石」で傷つけたくはないので。」
私:「70cmの雪って圧雪すると、何cmぐらいになっちゃうんですか?」
元関係者Bさん:「自然雪、12月の重めの雪として、積雪70センチで圧雪後30センチ未満が目安。」
この会話からすると、積雪後早めにオープンするのは嬉しい事ですが、お客様の事を考えて十分な積雪があるまで辛抱強く待つスキー場もあるという事ですね。
また、スキー場のブログなどでオープン準備として「ゲレンデの石拾いをしています。」との記述を時々見かけますが、理由は上記のようなことなんですね。
ただ、石拾いをするのは通常は草刈をした後のフラットな地面だけだと思いますので、草が生えているようなところでは、圧雪車で踏むと、小石が浮かんでくるということが発生するのでしょう。
おわり。