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2020年01月13日
好き嫌いは飛び火する……
私に苦手な人がいたとして
その人がもし、常に黄色の服を着て、ある音楽を聴いていたら
私は「黄色」と「その音楽」が苦手だと錯覚してしまうかもしれません。
すりこみですかね。
嫌な時間が始まる前に見るもの、聴くもの、嗅ぐものなどは
強く印象に残ってしまいます。
病院が苦手だったら、
病院とは違う場所で病院っぽいニオイを嗅いだだけでも
「嫌な感じだなぁ」と思ってしまうかもしれません。
実は世の中そんなことだらけかもしれませんね。
「◯◯が苦手」と言っている人は、
その「◯◯」とたった二回しか接していないかもしれません。
もっと色んな◯◯に出会えば、
「こんな心地いい◯◯もあるんだ……」となるかもしれないのですが……。
そのためには言葉で縛っちゃダメですね。
好き嫌いは飛び火します。
「好き」の輪が広がるのは素敵なんですけどね。
アメリカの映画が好きだからアメリカが好き。
優しいおばあちゃんを思い出すから畳が好き。
以前楽しいことがあったから、この道がすき。
好意が広がっていけば楽しいです。
……悪意を広げれば、
テレビでしか見たことがない国にでも悪いイメージを付けられますね。
「目に見えないものは信じない」なんて人もいるそうですが
テレビってのも、「ごく限られた部分しか見えない」ものですよね。
自分の目で実際に見たものならまた印象が違うかもしれないけれど、
テレビで見たイメージをそのまま信じてしまうこともあるかもしれません。
だから……
もし苦手な人が「黄色」や「ある音楽」が好きだとしても
それまで苦手だと錯覚しないようにしたいですね。
色や音楽だけでなくなんでも。
「◯◯する人が苦手」「◯◯な人が苦手」って思うとき、言うとき、
「それは本当に◯◯のせいなのか?」って振り返ってみたいですね。
「◯◯」でも気の合う方、尊敬できる方はいるかもしれません。
あるいは、「嫌い・苦手・憎悪」を飛び越えるほどの
素晴らしい出来事に出会うというのも楽しそうですけどね。
苦手なものは苦手。それはやっぱりしょうがない。
そういう結論だったとしても……
いつか何かのきっかけで「ああ、そうだったのか」と
理解できるようになったら嬉しいです。