ふぶろぐ

前方後円墳、古墳時代の独特の形で、小中学校で勉強した中でも忘れられないインパクトがあり、日常生活では全く出てこないワードなのに、数十年たっても覚えていますよね。


大阪堺市の仁徳天皇陵。

昔から、何で方形（四角）の方が前で、円形（丸）の方が後ろなんだろう？と思っていました。
直感的には、丸が上で、四角が下ですよね。
前円後方墳じゃないのか？
先日とある古墳に行ってみて、「前方」「後円」墳の謎が氷解しました。
方形の底辺部に入口の門（柵と鳥居）があるのです。

前方後円墳の天皇陵だと、どれも鍵穴型の底に門（入り口）があります。もちろん入れませんが。
日本には、天皇陵の他にも皇后陵が別に前方後円墳で作られている時代もありますし、他の権力者が前方後円墳で墓を作った例もありますので、門がないものもあります。
というか、材質的に門は宮内庁が後からつけたものかと思われます。

歴代天皇陵を見ると、日本の天皇という血筋が世界のどの国の王族からも尊敬をもって見られているというのが、理解できますね。
　宮内庁の天皇陵ページ http://www.kunaicho.go.jp/ryobo/index.html
神武天皇から昭和天皇まで1人も欠けることなくこんな陵墓が揃って管理されているなんて。
紀元前660年（ほんと？）から、こんなにも長い歴史を持つ王族はどこにもありません。

天皇制がどうの、法改正がどうのと言える次元の歴史じゃないですね。


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