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2018年04月16日

卣(ゆう)

この字、わかりますか?
国立博物館などの展示でお目にかかる漢字で、紀元前13〜12世紀頃の中国の青銅器でしか見かけない字なのだけれど、その形状の象形文字っぷりが印象的。
シャンプーとかハンドソープのボトルに見えますよね?
ポンプがついていて、上から押すと液体洗剤が出てくる形ですよね?

卣は、お酒を入れる壺で、腹が膨らんででいる下ぶくれの形で、蓋がついていて、耳がついているのが特徴。


57653040-6297-4910-967C-331A82D6193C.png
めろD画伯の絵参照。
耳には手提げの取手が付くこともあります。

そして表面はボコボコと立体的なとっても細かい文様がついています。

饕餮文(とうてつもん)
という獣の顔を模した、角、眉毛、目、鼻、口などの柄がデデデデンとついた卣を、根津美術館で見てきました。
今の私でもこんなもの作れないのに、3000年以上前の人が銅で作ったなんて、すごいわ!

(らい)とか(か)とか、漢字が面白くて読めない古代中国の青銅酒器も見てきました。

根津美術館は今、「光琳と乾山」という江戸時代中期を代表する琳派の画家と陶芸家の輝かしい実の兄弟の展示がはじまった所です。まだ庭園のカキツバタは咲いていませんが、毎年この時期だけ公開の尾形光琳の国宝「燕子花図」に会える美術館なので、オススメです!

日本の文化的なものや庭園に触れられるので外国人にも人気です。
英語・フランス語・ドイツ語・中国語が飛び交っています。




posted by めろD at 22:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 文化
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