人工股関節でGO!

ありました　ありました

左右の肩の高さの違いが良く分かる写真　今から、１１年程前の写真です

若いし・・・・しかも細い・・・・(笑)(≧▽≦)



写真を見ると、良くわかるんですけどぉ〓

左足の長さが短い為に、右の骨盤が上がり、それに伴って背骨が歪んで〓

バランスを取ろうとして左肩が上がっているでしょ


ラインを引くと、更に良く分かるのっ



どぉ歪みまくりでしょ・・・・・

これでも、真っ直ぐ立ってるつもりだよ


１１年前って言うと・・・・上の子が小学校２年生くらいの時の写真かなぁ・・

右股関節の自骨での手術が済んで、１１年経過後の写真になります


この頃はまだ、股関節の強烈な痛みに悩まされる事無く、

子育て真っ盛りと言った時代ですね


それから、ゆっくり時間を掛けて・・・・〓

じわじわと・・徐々に・・・・股関節の軟骨も減り・・・・体も歪み・・・・・〓

で、この写真の９年後には、人工股関節の手術をする訳です〓


４２歳の夏、両足人工股関節の置換術を済ませてからは

両肩の高さも揃ったし

足の長さも、骨盤の位置も、気にならないくらいになったし


すごーく、スタイルも良くしてもらっちゃったぁー＼（＾＾）／


って、喜んだのものです



なのに・・・・つかの間・・・・・


あっという間に、おデブになってしまったのは・・・・・なぜ・・・・？・(　ＴДＴ)


ああ、自己嫌悪・・・・・(ノ-_-)ノ~┻┻

戻れるものなら戻りたい・・・・・・・う・う・う・う・う・・・・


あぁー痩せたいぃぃぃぃぃぃ・・・・じょぉおおお・・(T▽T)



この先、何年後に、また入れ替えの時期が来て〓

どんな風に過ごしていくのかは、未知の世界ではありますが・・・・


出来ることなら、面白おかしく、楽しんで生きていけたらと、切に思う今日この頃・・・・


けろけろりん４４歳の夏であります・・・・・

いよいよ手術の日も決まり

手術へ向けての準備がはじまりました


貯血や、いろんな検査を含めて

手術までに１ヶ月程、時間が必要です

車椅子のまま、その時を待つのは

とてもとても長く感じました


急激な痛みから車椅子生活が始まり

手術を決意し、実際手術をするまで〓

約半年近くの車椅子での生活でした


長かったし、不自由だったし、辛かったなぁ

モタモタしているうちに

随分筋肉も衰えてしまいました


後で思えば、もっと早く手術を決断し

早く治療を進めていれば

こんなに回復が遅い事も無かった様な気がします


虫歯も早く治療すれば、早く治るのと同じで

股関節も早く治療しておけば、もっと回復も早かったはず


何もかも自分が選んで来た訳で

誰のせいでもありません


手術の時期を選んだのも〓

我慢するだけ我慢して

股関節を痛めつけて来たのも〓


全て自分が選んで来た結果だから

後悔しても始まらないんですけどね




そして、手術への準備が着々と進む中

会社の状況は一段と変化をとげ


私一個人の解雇を心配するどころか〓

会社そのものが無くなってしまう事態にまで

話が進んでしまいました


私が入院し、手術を終え、退院する頃には〓

会社が無くなってしまうようです


手術してこの足が良くなっても

もう、戻れる職場は無くなってしまうのです


力が抜けました〓


あんなに頑張って来たのに

あんなに一生懸命仕事してきたのに

あっけなく、みんな揃って解雇されてしまうのです


一体何の為に頑張って来たんだろう〓

本当に馬鹿げた話です



そして、いよいよ手術を来週に控えた週末

私は皆さんよりひと足先に会社を去る事になりました


どうあがいて頑張っても、

私の復帰より、会社の解散の方が先になるのは

一目瞭然でしたから・・・・


皆さんにお別れ会を開いてもらって〓

楽しい一時を過ごさせてもらいました



あれよ、あれよと言ってる間に〓

慌ただしく時が過ぎ〓


新しい足を手に入れるため

いざ入院へと向かう私でありました




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それからしばらくして、私は手術を決意しました


手術、入院、そして復帰するまで

会社を休むとなると、その時の会社の状況なら

解雇されてもおかしくないだろうと言う事も、踏まえての決意でした



もう、これ以上我慢出来ないと思いました



家のローンや、子供たちの学費、家事全般

仕事の人手不足〓　いろいろ、いろいろ

みーんなひっくるめて放り出し

自分の為に痛みを取り除く事を優先しようと、思いました



自分自身が幸せでなければ、周りの人を幸せにすることなんて

出来ないのです


心に余裕が出来てこそ、人に優しく出来るもの

頑張ってるつもりでも、ただの空回りです〓

結局、体がしんどくて、家事もままならない


まともに考える事が出来なくて

悪循環


会社の存続が危ぶまれる中

上司とも話をし、早く手術した方がいいと言ってもらい〓

旦那様にも、手術の決意を告げ

私の決意も固まりました



仕事の引継ぎも徐々に進み、

着々と手術に向けての計画が進み始めました


いざ、手術を決意すると、

その手術方法の選択をしなければなりません〓


レントゲン上ではまだ軟骨が残っていて、

かろうじて自骨の手術も可能だと言われていました

年齢からいっても、なるべくなら人工関節を避けたいと言う

先生の考えもあったのでしょう


でも、こんなに痛いのに、まだ末期ではないと言われると

一体、どこまで待てばその末期がやってくるのだろうかとか


まだこれから、今以上の痛みが襲ってきて〓

もっともっと辛い日々を過ごさないと

人工関節に替える事は出来ないの？とか・・・・

いろいろな思いが頭の中でめぐる


２２歳の時経験した、自骨での手術の経験もあり〓

自骨の手術は復帰までにかなりの時間が必要だし〓

長い時間ベットに寝たままの生活を

また味わうのかと思うと、それは避けたいと思うばかり

でも、人工股関節にしてしまうといろんなリスクがあって心配


いろんなサイトを巡って巡って

考える事と言えば股関節のことばかり〓


人工股関節の置換術を受けた方の

体験談や、術後３日目、４日目の杖を使って病院の廊下を歩く患者の動画〓

回復の早さ、術後の体への負担の軽さ

そんな情報を入手すればするほど、

人工股関節への置換術を希望する思いが強くなるばかり



左足の痛みが強すぎて気付かなかったのですが〓

頼りにしていたはずの、

２２歳の時に手術した右足も、随分変形していて

長い年月の末に、屋根を付け足してもらったはずの骨は〓

既に骨盤の大きな骨に吸収され

その役目は全然果たせておらず


レントゲンを見る限り、痛みのひどい左足よりも〓

右足の条件の方がかなり悪いと言われました


先生はそう言うけれど、

実際に痛みを訴えたいのは左足で

今すぐにでも何とかしてって言いたいところ



医師の見解と、患者の訴えの食い違い

机上の空論とでも言うのでしょうか

結局、痛みは痛みを持った本人にしか分からなくて

どんなに偉い先生でも、その痛みを共にし、分かちあう事は不可能なのです

当たり前の事ですけどね


最終的に実際手術をしてみて

実物の骨をみるまで分からなかった事ですが

レントゲンやCTでは映らなかった部分が〓

相当砕けていて、「人工関節を選択していて正解でした」と

担当医に言われました

自骨の手術では、とてもじゃないけど無理だったらしいです


話は戻りますが、

そんなこんなで出来ることなら両方同時に済ませたい

ちょっとでも早く社会復帰したい


そんな思いから、人工股関節置換術での両足同時手術を希望しました


手術を決意すると、痛み止めをもらっていた開業医から

大きな総合病院への紹介状を書いてもらい

人工股関節置換術を行なっている総合病院へ向かう事になります




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夜も眠れないくらい痛みが続く中

我慢しながら仕事と向きあっていました


ある日、強烈に痛みが激しくなって

我慢の限界を知りました


仕事をしているはずなのに

目の前が段々白くなって

視界が狭くなっていきました

いつの間にか右手のマウスが止まったままで

じっと耐えている自分がいました



冷や汗が出てくるのが分かりました



事情を話し、その日は早退して帰らせてもらう事にしました〓

午後からの診察時間を待って

はうようにして医者を訪れました



股関節のレントゲンをもう一度撮ってもらいました〓

でも、レントゲン上では急激な変化は見られず

何をどうすると言うことも無く

更に強い痛み止めの薬をもらって、帰ってきました



もう、何を飲んでも、効いているのかどうかさえ

分からない状況でした



それから週末が明けるまで

会社を休む事になってしまいました



でも、５日も、６日も、体を休めても

痛みは少しも良くなりません

そして月曜日、初めて、杖をついて会社に出て行きました

すごく勇気が要りました



１ｍの距離でさえ、まともに進めない状態でした

１分と立っていられなくて、

車から事務所までの距離をどんなふうに歩いてたどり着いたのか

自分でも良く覚えていません


しばらく休みをとっても、

やっぱり改善しない痛みに

杖だけで仕事をするのは無理でしょうと言うことで

私が自分の車椅子があるという事を伝えると

会社の人たちは、みんな、協力するから

明日からは車椅子で仕事すれば良いと言ってくれました


車からの乗せ降ろしは、

気が付いた人が誰でもしてくれると言うのです

駐車場からは遠いので、

事務所の入口付近に駐車する許可をもらい

タイムカードも誰かが代わりに押してくれることになりました



こぼれそうになる涙を我慢するのが精一杯でした




どうしてそこまでして働かなければならなかったかと言うと

こうなってしまう２〜３週間程前、

社長から驚く様な話がありました


こんなに忙しいのに、

会社の存続が危ぶまれる状況にあるというのです


ちゃんとした回答は近い内にしますと述べられただけで

先行き不透明な状態のまま、皆が仕事をしていたのです


事業縮小の噂も社内に広がり、

現場によっては解雇されてしまうんじゃないかと

不安が皆の中に漂っていました


今、手術だ、入院だとなれば、解雇はまぬがれません

先行きがはっきりしない以上は

どう動いて良いか分からない状況でした



会社の存続が危ぶまれるというのに

それでも私が担当していた現場は忙しく〓

人手不足の中、

それぞれが担当しきれない程の仕事をこなさなくてはならなくて

一人でもかけると今以上に大変な状況になることが

目に見えていました


何としてでも目の前の仕事を

ただただ、こなして行くしか無かったのです




本当・・・・辛かったです



自力で立っていられない程の痛み

ちょうど、虫歯がめちゃくちゃ痛む時に、

上あごと下あごにぐっと力を入れて噛み締める感じ

と言えば伝わりやすいでしょうか


すり減って炎症を起こしている股関節が〓

立ち上がって足に体をあずけると

痛すぎて立っていられないのです


トイレでズボンを下げると言う動作ですら辛くて

体を壁に押し当て、体重を壁にあずけながら

それでも辛くて、必死で食いしばりながら頑張ってました

本当に辛かったです〓


今だから、こうやって落ち着いてブログにアップ出来ますが

その渦中に居る時は、

言葉に出して「辛い」と言ってしまえば、

あっという間に心の堤防が切れて

何もかも投げ捨てなきゃならなくなりそうで

辛いの一言がなかなか言えなかったですね・・・・


でも、

しなければいけない仕事が目の前にあったからこそ

頑張れたのかも知れないな


誰かに求められていると言う事が、

私を強くさせてくれたのかもしれないです


生きている価値とでも言うのでしょうか・・・・

家族もそうですが、職場の仲間も大事な存在だったんですよね




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整骨院も、もうダメかと希望を無くしてた時〓

追い打ちをかけるような事態がやって来ました


雨がずっと続いていて、

事務所から現場へ行く仕事も

自転車を使えない日が続きました


しんどいなぁ・・・・

雨ばっかり

何の仕打ちなんだろう・・・私がどんな悪い事したって言うんだろう・・・〓


現場への行き帰りがしんどくて

でも、ちゃんとこなして行かないと、片付かない

今日休んだところで、明日良くなるとは思えない


頑張らなくちゃ、頑張らなくちゃ


杖を使いたいけど、みんなの目が気になって

杖を持って仕事すると言う、勇気が出ない〓

ダラダラした感じで現場の中を歩いていく


忙しそうに働くみんなの中で、

そんな私は、やる気のあんの？ってふうに写っていたかも知れない


何でそこまでして頑張らなきゃならなかったのか

馬鹿だなぁ、ホント馬鹿な私



そんなある日、重い足を引きずって現場から帰って来ました

自分の椅子に、やれやれと体をあずけた瞬間

左足に激痛が走りました

一瞬はっ！と思ったけど

冷静を装って、何も無かった様にデスクに向かって仕事を始める




その日を堺に、ドンドン痛みが増して行きました



家に帰っても、何もしたくない

食事は、できあいもので済ませる

洗濯物も、ためてばかり

掃除なんて論外


笑顔も無くなって、口数も少なくなって

ただ、ただ、自分との戦いが続く


旦那様の目にはきっと

不機嫌な私しか写ってなかっただろうと思います

でも、黙って私の決意を待ってくれていました


空回りで頑張ってる私に

子供たちも何かしなきゃって思ってくれたのでしょう

当時、中学２年と、高校２年の二人の子供たちが

お小遣いを出し合って

車椅子を買ってくれました


嬉しかった


いよいよ、これのお世話にならなきゃならないのかって

少し複雑な気持ちもありました〓

でも、嬉しかった

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車椅子はすぐ届きました

会社以外の場所、

お買い物とか、お出掛けとかでちょくちょくお世話になる機会が増え、

これがあるとどこへでも行けるっって少し嬉しくなったものです

身体障害者６級をもらって、補装具を作った後〓

やっぱり痛みは改善するわけもなく

私は日々疲れた顔をして、仕事をしていたようです


そんな私に、

「名古屋に良い所があるから、ダメ元で行ってみたら」と

会社の先輩が、その整骨院を紹介してくれました


名古屋まで高速を使っても２時間

大変だけど、手術を先延ばし出来るのなら、行ってみる価値あるかな・・・って

そう思って、早速予約を入れて行ってみる事にしました


結構、有名らしくて、紹介者がないと診てもらえないようで、

予約を取るのも随分先になってしまいましたが

それだけに、期待もあるというもの


そして当日、旦那様に付き添われて出発です

先に、指定された整形外科でレントゲンを撮ってもらい、

それを持って、期待の整骨院に到着


整骨院と言ってもカイロプラティックに近い治療法で

帰る時には嘘の様に足が軽く

さっきまでの私は何だったんだろうと思うくらい

痛みも無く、魔法にかけられた様な気分でした


痛みのせいでかなり体が歪んでいたようです

尾てい骨も内側に湾曲していたし

骨盤もかなり歪んでいて、お尻の穴が体の中心にいない状態だったそうです


駐車場から整骨院までの行き道、

あんなに大変な思いをして歩いてきたのに

帰りはその距離がとても近く感じました


このまま、この整骨院に通って行けば、

目標の５０歳まで手術を先延ばし出来るかも知れない！

そう確信しました


１回の治療に５０００円

初めの内は２週間に１度予約を入れて

日に日に軽やかになっていくのが分かりました


通うのも大変な距離だし、

治療費もかかって大変だけど、これで楽に生活出来るのなら

とても安いものだと思いました


間があいても３週間

名古屋に通うのがとても楽しみなりました

帰りにお買い物も楽しんだりして

そんなふうに、ウィンドウショッピングも出来ちゃうくらい

足の痛みがどこかへ消えちゃったのです


でも、喜びもつかの間

整骨院に通い出して１年も経たないうちに

治療から治療までの間が待ちきれない様になってきました



足の調子が、治療を始めた頃にくらべると

何だかとっても重い感じ〓


あぁ、やっぱりダメなのかなぁ


自分の体が思うように動かなくて

もどかしくて、悔しくて・・・・

それでも、現実を現実として受け止めて行かなければならなくて


やり場のない葛藤が

ただただ、グルグルと

私の中をめぐるだけ・・・・


今思えば、もう少し早くあの整骨院を知っていれば

本当に手術を先延ばし出来たかも知れないと

そう思います。


遅かったんですよね、きっと

もっと、痛みが出る前の段階から、

軟骨がたくさん残っている内から

通うべき所だったんです


自分の体をちゃんと把握してさえいれば

もう少し、手術を先延ばし出来たのかも知れないなと思います


変形性股関節症と分かっていながら

調子の良いときに、何キロも歩き回ったり

無理して重い物もったり

結局、自分で自分を痛めつけて来た事が

大きな要因なんです


だけどなぁ、人間って勝手な物で

体の調子の良い時って、健康のありがたさが分からない物なんだよね

無くして初めて、大きな代償を支払ってしまったと、気づくの〓


２２歳で初めて右足の手術をした後、

まさか、自分がその先

両足ともに人工股関節に入れ替えなきゃならないなんて

想像もしてなかった〓


今ほど、情報も無かったしね


だいたい、人工股関節が世に一般的に普及しだしたのも

ここ数年の事でしょ


まだまだ開発段階の人工関節〓

次、入れ替える時にはきっと、もっと良いのが開発されてて

もう二度と入れ替えなくてもいいよって代物が

出来上がっているかも知れない


医療機器開発に携わってくれている方々に

感謝と期待を込めて「ありがとう！」と言いたいなっ





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当時、左右の足の長さが２cmほど違っていた私〓

左右にぶれる歩き方は股関節に必要以上に負担を掛ける

股関節のみならず、体全体に歪みが生じる

あちらこちらに不調が出て、疲れが半端なくひどく感じる


すごく、すごく自己判断なのですが、

左右の足の長さが揃えば、バランスが良くなって

体全体の調子が整うはずだと信じていました



痛み止めをもらっていた開業医の先生に

短い方の左足の為に、高さ調節の為の補装具を

作って欲しいと頼みました


先生は、そんな物を作っても痛みは改善しないと言いました

でも、どうしても、試してみたかったのです〓

私の頭の中には、『手術』という選択肢が無かったのですから




子供たちも高校や中学に進学するさなか、

手術なんてしてる場合じゃないと思っていました

少しでも長く、働いていたかったのです


ましてや、そうそう何度も手術を受けたい人もいないでしょう

出来れば、少しでも人工関節にする時期を

先に伸ばした方が良いと考えていました〓


人工股関節にしてしまえば、１５年〜２０年で

入れ替えの時期が来ると聞きます

しかも、一生の内、そう何度も入れ替えられるものでもないとか・・・・


そう言った意味で、人工股関節の手術を受けるのは、

高齢になってからの方が望ましいとも・・・・〓


だからと言って、今ならまだ、自骨で手術出来そうだと言われても

自骨での手術は療養期間が長く

社会復帰するまでかなりの時間をついやすだろうし、

子供たちに、一番お金が必要な時期

のんきに体休めている場合じゃないぞぉ！


そんなこんなで、私は５０歳過ぎたら

人工関節の手術しようと言う考えでいました

それまで、何とか耐えてもたせるぞ！と決めていました

当時４０歳になったばかり　あと１０年はあります



そんなこんなで、

先生にどうしてもと無理を言って、高さ調節の補装具を作ってもらう事にしました

「それで、あなたが納得出来るのなら、作ってみるのもいいでしょう」

先生も、そう言うしか無かったのかな・・・


補装具を作るにあたって、補助を受けられる様に

障害者の申請もしたらどうかと、先生に助言をいただきました

当時、私の状態なら補助を受けられる身体障害者６級が適用するとの事で

診断書をいただき、申請をすすめる事にしました〓


補装具２万なんぼ程、払った気がするなぁ

結局、役場の申請が完了するのを待ちきれず、自腹で補装具を作りました(笑)

少しでも早く欲しかったのです


でも、結局、先生の言った通り、補装具で足の長さを変えても

股関節の痛みはちっとも良くなりませんでした

馬鹿な私・・・・


あの手この手で、何とか痛みから開放されたかったのです・・・

少しでも痛みから開放されて、少しでも長く温存して行きたかったのですが・・・

頭の中に浮かぶ事と言えば、まともな考え方がひとつもない・・・〓


今思えば、無我夢中だったと言うか・・・必死だったと言うか・・・

何で、そんなにしてまで温存にこだわったのかと思ってしまう〓

人工股関節に入れ替えた今だからこそ、そう思えるのかも知れませんけどね・・・




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４０才当時、あの手この手で痛みと戦う温存の日々

馬鹿な私は、痛みを軽減するために体重を落とそうと考えたのです


会社を変わったり、新しい環境に置かれると何故か太るけろけろりん

５３ｋｇのベスト体重が５９ｋｇにまで増えちゃって

もしかしたら、股関節が痛み出したのはこの体重のせいかも！

と自己判断しちゃいました

そんな訳で自己流ダイエットの始まり


間食を止めて、夜９時以降は何も食べない！

運動は出来ないので、その分間食を止めちゃおう！

ご飯もいつもより少なめの、半分くらいの摂取

これだけで、成功出来ちゃったのです

半年くらいの間に−８ｋｇの５１ｋｇまで減量に成功



今思えば、足の痛みが私を痩せさせただけの事



ダイエットを始めて２ｋｇくらい体重が落ちると、

股関節の痛みも随分やわらぎました

痛みがやわらぐと、ますますダイエットに弾みがついて

もっと痩せたら、もっと痛みが減ってくれるっ

そんなふうに思う様になってきます


でも、馬鹿ですね

運動もせずに痩せちゃったもんだから、

大事な股関節周りの筋肉も、

一緒に落としてしまう事になっちゃったんですよね



体重を落として、痛みがやわらいだと思えたのは、ほんのわずかな期間だけ

やっぱり、痛みは増して行くばかり・・・・


間違ったダイエット作戦が、

かえって股関節の痛みの進行に拍車を掛けてしまったようです



痛みをかばえば、動きが鈍くなる

動きが鈍くなると、運動能力が落ちる〓

運動能力が落ちると、筋肉が減っていく

追い打ちを掛ける様に、更に食べる量を減らした・・・・・馬鹿な私


微力ながらにも多少の筋肉で、かろうじて支えられていた私の股関節が

半年の食べないダイエットで、支えを無くしてしまったのです



もぉ、歩けなくなっちゃうかも知れない


まともに考える事が出来なくなっていたのかも知れませんね・・・・〓

ただただ、股関節の痛みと戦う毎日でした



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痛みと戦う日々、再び到来〓

いかにしてこの痛みと上手に付き合っていくかが私の課題になりました

子供たちも受験戦争に突入する中

なかなか、目を配ってあげられる余裕もなく、本当に自分の事で精一杯でしたなぁ


痛み出した初めの頃は、医者でもらった痛み止めを時々飲んだり

着圧の高いスパッツをズボン下に履いたり、腰痛ベルトで骨盤を固定したり

いろんな事して、対策を取っていました。

着圧の高いスパッツと言うのは

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こう言ったたぐいの物で、私の買った物はこれとは違いますが、

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まぁ、こんな感じの商品だったと思います。

ごめんなさい、忘れてしまいました

でも、履くと、履かないのでは大違い随分歩くのが楽でした

で、その上に腰痛ベルトを巻いて完了なのですが

スパッツの上に直接、腰痛ベルトを巻くと、滑りやすい素材同士なので

知らないうちにベルトがずれて上がって来ちゃいます

ですから、ちょっと暑いのですが、スパッツと腰痛ベルトの間に

股引的な木綿の長パンツみたのを履きます

これでずり上がりは解消されました


で、腰痛ベルトと言うのは

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これですが、こいつがかなり筋肉の代わりをしてくれて、とても助かりました

無かったら歩けなかったと思います


ただ、これに頼り過ぎてばかりいると、自分の筋肉が落ちる一方

普段から一杯動く人や、ある程度の運動が出来る方なら、

腰痛対策にはもってこいだと思います。　いい商品だと確信いたします

でも、私みたいに歩くのが精一杯の人の場合、筋肉が怠けちゃって、

かえってマイナスになる場合もあるんじゃないかなと思う今日この頃です

着用したら、ある程度の筋トレも必要です　

私はそれが足らなかったんでしょうね



そんな頃、会社の先輩に「名古屋に良い整体の先生が居るよ。」と教えてもらって

早速、紹介してもらい通う事になりました

高速を使っても２時間はかかる距離

しょっちゅうは行けませんでしたが、３週間に１度くらいの割合で通ってましたね



この話はまた次の機会に回しますが、しかしお金が掛かりますよね

保険が効くのは、病院でもらう痛み止めの薬だけ〓

後は全部実費でまかなう事になります

病気をするって物入りですよね

こうやって頑張ってる私たちに、健康保険が効かない事がたくさんあって、

何だか納得の行かない事ばかり

手術をしないと、健康保険の適用がないと言うのは、どうも納得が行かない

カルテに残る治療があって初めて、保険が効くのです

会社勤めしてちゃんと社会保険払ってるのに、何の為の保険でしょうか

その頃、徐々に歩幅が狭くなり、歩く速度もゆっくりになって、

段々、おばあちゃんみたいになっていくのが自分でも分かりました

杖をついて歩いたらどれだけ楽だろう

分かっているのに、何故か無理をする


足が上がらなくなっていく〓

ズルズルと地面を擦りながら、歩く

まともに歩いているつもりなのに

ペンギンみたいに左右の肩が揺れる


もっとイキイキと、さっそうと歩けたら格好良いだろうな

大きな歩幅で、風を切る

階段もタンタンと音を立てて登っていく

オフィスに映えるパンツスタイル

仕事の出来そうなキャリアウーマン的な・・・・



理想とは裏腹、私の動きはすっかりおばちゃんを通り越して

既にヨボヨボのおばあちゃん

いや、いや、今時おばあちゃんの方がもっとイキイキしてるわ



会社の仕事がキツかった〓

時間に追われて、忙しくてしょうがない時

しなくてはならない仕事が他にもあって、、

さっさとそこまで歩いて行って、仕事を済ませて戻ってくれば

段取り良く、全体の仕事がこなせるのに


簡単な事なのに・・・

分かっているのに足が動かない

自分がじれったくて、もどかしくて

悔しい



それでも時間はどの人にも平等に流れていく



へとへとになって、家に帰る

食事の用意が待っている

泣きそうになりながら我慢、我慢

頑張って椅子に座りながら皆のご飯を用意をする



食べて転がる　何にもせずに寝る

朝が来る

朝風呂入って、洗濯物して、弁当作って

出勤


また仕事に追われて、足引きずって、へとへとになって１日が終わる〓

そんな繰り返しの毎日


今、改めて思い返してみると、良くやってたなと思う〓

あの無理が今の私を作ってしまったのかも知れないな〓


人間、すごーく辛いときには、辛いって言えないもんなんだよね

歯を食いしばって、無言で頑張っちゃう

不思議だなぁ


弱音を吐いたら、自分に負けそうで怖いのかも知れないなっ

まるで小動物みたい

ネズミ君たちは、自然界で言うと弱い生き物だから

自分が体調の悪い時でも、敵から身を守る為に

大丈夫そうに見せるそうですね

ウチのハムスターはエサ箱の上で

エサを食べているかの様な格好のまま、死んでしまっていました

きっと、あれと同じだな


そんな私を陰ながら支えてくれた旦那様は

何も言わなかったけど、分かっていてくれてたんでしょうね

自分と戦う事だけに精一杯の私を

黙って見守っていてくれてたようです


いつ手術するって言い出すんだろう

本人が決意するまで、見守るしかないなって

そう思ってくれていた様です

後で聞いた話ですけどね