私歴I 痛みと戦う
段々、おばあちゃんみたいになっていくのが自分でも分かりました
杖をついて歩いたらどれだけ楽だろう
分かっているのに、何故か無理をする
足が上がらなくなっていく〓
ズルズルと地面を擦りながら、歩く
まともに歩いているつもりなのに
ペンギンみたいに左右の肩が揺れる
もっとイキイキと、さっそうと歩けたら格好良いだろうな
大きな歩幅で、風を切る
階段もタンタンと音を立てて登っていく
オフィスに映えるパンツスタイル
仕事の出来そうなキャリアウーマン的な・・・・
理想とは裏腹、私の動きはすっかりおばちゃんを通り越して
既にヨボヨボのおばあちゃん
いや、いや、今時おばあちゃんの方がもっとイキイキしてるわ
会社の仕事がキツかった〓
時間に追われて、忙しくてしょうがない時
しなくてはならない仕事が他にもあって、、
さっさとそこまで歩いて行って、仕事を済ませて戻ってくれば
段取り良く、全体の仕事がこなせるのに
簡単な事なのに・・・
分かっているのに足が動かない
自分がじれったくて、もどかしくて
悔しい
それでも時間はどの人にも平等に流れていく
へとへとになって、家に帰る
食事の用意が待っている
泣きそうになりながら我慢、我慢
頑張って椅子に座りながら皆のご飯を用意をする
食べて転がる 何にもせずに寝る
朝が来る
朝風呂入って、洗濯物して、弁当作って
出勤
また仕事に追われて、足引きずって、へとへとになって1日が終わる〓
そんな繰り返しの毎日
今、改めて思い返してみると、良くやってたなと思う〓
あの無理が今の私を作ってしまったのかも知れないな〓
人間、すごーく辛いときには、辛いって言えないもんなんだよね
歯を食いしばって、無言で頑張っちゃう
不思議だなぁ
弱音を吐いたら、自分に負けそうで怖いのかも知れないなっ
まるで小動物みたい
ネズミ君たちは、自然界で言うと弱い生き物だから
自分が体調の悪い時でも、敵から身を守る為に
大丈夫そうに見せるそうですね
ウチのハムスターはエサ箱の上で
エサを食べているかの様な格好のまま、死んでしまっていました
きっと、あれと同じだな
そんな私を陰ながら支えてくれた旦那様は
何も言わなかったけど、分かっていてくれてたんでしょうね
自分と戦う事だけに精一杯の私を
黙って見守っていてくれてたようです
いつ手術するって言い出すんだろう
本人が決意するまで、見守るしかないなって
そう思ってくれていた様です
後で聞いた話ですけどね
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