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ネットの書き込み どこから「アウト」?

ニュース見出しの ネットの書き込み どこから「アウト」? をみて、どんなものかと知りたくなりました。スマートフォンの普及も相まって、気軽に交流サイト(SNS)やインターネット掲示板に職場や仕事の話題を書き込む人も多いはず。だが、そこには思わぬ落とし穴が待っている。日記や限られた友人とのメールのような感覚でいると、法に抵触して訴えられたりトラブルに発展したりする恐れがある。どんな書き込みが「アウト」になるのだろうか。

● 匿名でも損害賠償の対象に 
「病院でノロウイルスのたぐいと診断されました」「牛鍋に吐いてきます」――。今年2月、ゼンショーホールディングスが展開する牛丼チェーン「すき家」の男性アルバイト従業員がツイッターでつぶやいた書き込みがネット上で大問題になった。このアルバイト、「体調が悪いのに勤務シフトに入れられた」と憤まんをぶちまけた。

ゼンショーには顧客から問い合わせが相次いだ。商品の衛生問題にも関わるだけに、会社側は火消しに追われた。ゼンショーは店の防犯カメラなども調べ、発覚から約1週間後に「書き込みをした日にはそのアルバイトは勤務しておらず、その後も商品に異物を混入する行為はなかった」と発表し、何とか事態を収めた。

同社は就業規則でアルバイト、正社員を問わず会社の信用を傷つけたり営業を妨害したりする行為はしないよう定めている。その後に渦中の人物がどうなったか。同社は明らかにしていないが、「規則に違反すれば解雇など社内処分の対象となる。今後、同じようなことが起きた場合は業務妨害などで提訴も検討する」(広報担当者)。業務妨害は、民法上の不法行為として損害賠償を請求することが可能だ。

ある介護施設の元男性従業員は、業界についての口コミサイトに書いた元職場の悪口がもとで裁判になった。問題になったのは「何なのこの施設、アホやろ 悪いイメージしかない」「奴隷のように働かされた」といった書き込み。原告の介護施設運営会社はこの元社員を名誉毀損で訴え、200万円の損害賠償を請求している。ネット関連の訴訟に詳しい久保健一郎弁護士は「他人などへの過激な中傷は個人の感想、表現の自由の範囲とは認められない場合が多い」と指摘する。

匿名で書いたからといって高をくくってはいけない。ゼンショー、介護施設の場合はいずれも匿名だった。ゼンショーは勤務地など書き込み内容から本人を割り出した。実名で書いた他のソーシャルメディアの情報と照らし合わせることで本人を特定できることがあるほか、司法手続きによって分かることもある。介護施設のケースがこれに当たる。

次の項目も、損害賠償の対象になったり、解雇につながることもあります。日経新聞WEBの記事ですが、有料会員向け記事も会員登録で月20件まで読むことができます。関心ある方は一読を!。
● 愚痴をつぶやいただけで…
● 米国では解雇を巡る訴訟も
● 仕事に関する書き込みは、褒め言葉であっても問題が生じることがある

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