4月に入り、新入社員らしい集団をよく見かける。
見た目でわかる、その新入社員らしさは、
その集団が持っている、希望と期待と、戸惑いと警戒感であり、
それを見た我々が感じる、危なっかしさ
なんかが綯交ぜになった雰囲気なんだろうな。
長時間労働問題で電通が労基法違反容疑で書類送検されるという。
その電通に入社した新入社員は、「厳しい仕事であることは解っている」と言ったそうだ。
言葉だけではない覚悟を持って、彼らは入ってきたはずだ。
国会議員 小泉進次郎氏が日経新聞のインタビューで、
「入閣を求められたら」と聞かれて面白いことを言っていた。
「周りからぐうの音が出ないほどの努力をして結果を出さなければ次のチャンスはない。
そこそこじゃダメ。ぶっちぎりじゃないと。これが若手の宿命だ。
よく『若いから失敗を恐れずにやれよ』という。あれは失敗を待っている。
失敗したら徹底的にたたきつぶされる。」
小泉氏のこの覚悟を持っている人間は、多分死んだりしない。
この覚悟を持っている人間には、鬼十則を渡して成果を求めれば答えてくれる。
問題は、この覚悟がない受け手には、覚悟がないなりの諭し方が必要だということを、
回りの人間が知ることだ。
失敗してもつぶされない温かさを伝えることだ。
昔、上司に言われた話がある。
「仕事ができる人がいる。1.3人工くらいは働いている。
でもどんなに頑張っても2人工分働くのは無理だ。
それよりも0.3人工しか働いていない人を0.5人工にする方が
はるかに速いし確実だ。
私や君がやるべき仕事はそういう仕事だ。
0.3人工しか働けない人の、一番良い働き方を考えるんだ。」
新しく社会に出て、初めて組織で“働く”という行為を行う人は、
自分がこれから、どんな覚悟を持って仕事に向き合うかを良く考えるべきだ。
新しく社会に出た人を働かせる人は、
彼がどんな覚悟でこれに向き合っているかを良く聞くべきだ。
それにあわせて仕事を与えれば、皆が0.8人工~1人工で働ける人にはなってくれる。
その中に、ぐうの音もでない努力をする人にチャンスを与えていく機会が出てくる。
組織で働くこと、組織で働かせることというのは、そういうことだと思う。
さて、日経225ミニ先物。
先週書いた下げの目途は、
さて、そんな瀬戸際の日経225ミニ先物。
下げの目途は、
直近安値、2016/6/24 14805 から直近高値 2016/12/22 19635 の
38.2%押し 17790
半値押し 17220、
61.8%押し 16650
そして、
トランプ相場の始点 2016/11 下値の16100から19635 の
38.2%押し 18285、
半値押し 17868、
61.8%押し 17450
昨日の日中の安値18285は、トランプ相場38.2%押しジャスト。
しかし、夜間にそれを下回る18210を付けており、
さらなる下落の可能性を示唆している。
ただし、それでも、下値水準に到達したのは事実であり、
仮に“有事”があっても、不発になっても、大きく戻り得る局面。
幸い有事はこの週末に通り過ぎるはずであり、
月曜は寄り付き以降買いあがる方にかけて良いと思う。
つまり、日経225ミニ先物は、
週末どうであろうと、月曜日の寄り付き5分後に買いを入れる。
ロスカットは寄り付き値0.5%下。
目標は、この下落の始点 19200円水準。
利食いは、その値幅の38.2%、50%にあたるところ
そんな戦略でいかがかと思う。
ご参考。




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