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2017年04月08日
人間の勝ちか、相場の勝ちか アルゴリズムは動かない 〜ドル円の見通し
日経ニュース記事
アメリカミサイル発射、鈍いアルゴリズムの円買い 想定外の事態に動けず
は少し興味深い。
日経平均は、β値の上下はあっても、
今もほぼドル円に連動して動いている。
これは、ドル円と日経225先物が連動するアルゴリズムが組まれていることによる。
では、ドル円はどんなアルゴリズムが組まれているか。
有事の円買いが通常の反応だけれど、
今回のシリア攻撃で、アルゴはほとんど動きがなかった というのがこの記事の中身だ。
欧米の夜間時間で、
習近平氏とトランプ氏の会談の傍らでのシリア攻撃。
いくつかの要因が考えられるけれど、それにしても動きがなさ過ぎた。
そして、昨晩の雇用統計。ある意味のネガティブサプライズにも反応薄。
FRBの資産縮小にも反応薄。
複雑に絡むニュース材料に、上にも下にも走れていない(アルゴが外されている?)のではないかということ。
アルゴリズムが流れを決めるのは、
材料に対する反応にコンセンサスが取れている場合だ。
今のように、どうとでも取れる相場では、流れは作れない。
流れが作られないから、反応の仕方、つまりアルゴリズムの設定の仕方が決まらない。
それが昨日からの膠着だという。
この先、アルゴリズムがあらためて組まれて、
シリア情勢や北朝鮮情勢に市場が反応するようになるだろう。
特に北朝鮮のあれこれに対して、ドル円と日本株の反応がこれまでと変わるのか、
しっかり見ておかないといけない。
WBSで解説員が、日本市場はつまらない市場になっている
と嘆いていたが、
私なら、日本市場は世界一平和な市場になっている と表現する。
どこかの国で戦争が起きても、
隣の国からミサイルが発射されても、
自国通貨が買われ、その分株が下がったと嘆く平和な市場。
私は、それが今後も変わらないことを願っている。
さて、そんなUSD/JP
ドル円は、2011年の75.54から、2015年の125.85まで3波動で上げ、
4波目がジグザグまたはトライアングルを描いているように見える。
今は、その4波目のジグザグまたはトライアングルの3波目。
ジグザグであればこの先急落が、2016/7の99.08を下回るが、
その後、第5波が125円を目指していく。
トライアングルであれば、今の下げの下限は100円前後。
その後の上昇は117円前後を上限とし、もう一度の下げが、
おそらく105円程度を付ける。それから125円を目指していく。
分水嶺は、今のこの下げが、週足でみて
3波動で100円を付けるか、5波動で100円をつけるかだ。
さて、一方で、すでに4波目は2016/7の99.08で完了している可能性もある。
この場合、すでに今は5波目の上昇(円安)のうち、4波目の戻りの途中か終えたか。
この先、5波目の上昇が125円を目指す。と考える。
分水嶺は、今の上昇の1波目、107.47を下回らないことだ。
たとえばアルゴリズムの設定が完了し、
有事に円買いが設定されたとする。
これにより107円をつけることがあれば、100円から95円までの下げは覚悟する。
逆に、北朝鮮有事を懸念して円を売る動きに転換されたとき、
ドル・円は107円を付けることなく、125円まで上昇する。
これから先はそんな風に構えるところに見える。
ご参考。
投資は自己責任でお願いします。
株式ランキング
アメリカミサイル発射、鈍いアルゴリズムの円買い 想定外の事態に動けず
は少し興味深い。
日経平均は、β値の上下はあっても、
今もほぼドル円に連動して動いている。
これは、ドル円と日経225先物が連動するアルゴリズムが組まれていることによる。
では、ドル円はどんなアルゴリズムが組まれているか。
有事の円買いが通常の反応だけれど、
今回のシリア攻撃で、アルゴはほとんど動きがなかった というのがこの記事の中身だ。
欧米の夜間時間で、
習近平氏とトランプ氏の会談の傍らでのシリア攻撃。
いくつかの要因が考えられるけれど、それにしても動きがなさ過ぎた。
そして、昨晩の雇用統計。ある意味のネガティブサプライズにも反応薄。
FRBの資産縮小にも反応薄。
複雑に絡むニュース材料に、上にも下にも走れていない(アルゴが外されている?)のではないかということ。
アルゴリズムが流れを決めるのは、
材料に対する反応にコンセンサスが取れている場合だ。
今のように、どうとでも取れる相場では、流れは作れない。
流れが作られないから、反応の仕方、つまりアルゴリズムの設定の仕方が決まらない。
それが昨日からの膠着だという。
この先、アルゴリズムがあらためて組まれて、
シリア情勢や北朝鮮情勢に市場が反応するようになるだろう。
特に北朝鮮のあれこれに対して、ドル円と日本株の反応がこれまでと変わるのか、
しっかり見ておかないといけない。
WBSで解説員が、日本市場はつまらない市場になっている
と嘆いていたが、
私なら、日本市場は世界一平和な市場になっている と表現する。
どこかの国で戦争が起きても、
隣の国からミサイルが発射されても、
自国通貨が買われ、その分株が下がったと嘆く平和な市場。
私は、それが今後も変わらないことを願っている。
さて、そんなUSD/JP
ドル円は、2011年の75.54から、2015年の125.85まで3波動で上げ、
4波目がジグザグまたはトライアングルを描いているように見える。
今は、その4波目のジグザグまたはトライアングルの3波目。
ジグザグであればこの先急落が、2016/7の99.08を下回るが、
その後、第5波が125円を目指していく。
トライアングルであれば、今の下げの下限は100円前後。
その後の上昇は117円前後を上限とし、もう一度の下げが、
おそらく105円程度を付ける。それから125円を目指していく。
分水嶺は、今のこの下げが、週足でみて
3波動で100円を付けるか、5波動で100円をつけるかだ。
さて、一方で、すでに4波目は2016/7の99.08で完了している可能性もある。
この場合、すでに今は5波目の上昇(円安)のうち、4波目の戻りの途中か終えたか。
この先、5波目の上昇が125円を目指す。と考える。
分水嶺は、今の上昇の1波目、107.47を下回らないことだ。
たとえばアルゴリズムの設定が完了し、
有事に円買いが設定されたとする。
これにより107円をつけることがあれば、100円から95円までの下げは覚悟する。
逆に、北朝鮮有事を懸念して円を売る動きに転換されたとき、
ドル・円は107円を付けることなく、125円まで上昇する。
これから先はそんな風に構えるところに見える。
ご参考。
投資は自己責任でお願いします。
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2017年04月06日
どうすればよいかわからない ときにどうするか 〜日経225先物見通し
花見気分に水を差す、雨と北朝鮮情勢と相場の下げ。
下げと言いながら、ズルズルした下げで、すこぶる不気味だ。
北朝鮮情勢について、にわかに慌ただしい。
報道も様々だ。
いつもの話だという論調もあれば、
今回は雰囲気が違うという論調もある。
どんな情報を持っているどんな人も、
明日、この問題がどうなるか確証を持っている人はいないだろう。
有事、何が起きるかわからないときでも、
どのようにふるまうべきかがわかる能力を、教養という。
作家 内田樹のブログに書いてあった言葉を思い出す。
日本本土にミサイルが飛んでくる可能性はどれほどかわからない。
ただし、どこであれ、それが起きた時、日本を取り巻く環境は
大きく変わるだろう。
それは、大震災のそれとは性質の違う惨事だ。
我々の日常は、この先10年単位で失われるだろう。
仮に、今がそんな瀬戸際だとしたときに、
我々は、一人の人間として、自分の生命を守るために、
一人の投資家として、自分の財産を守るために、
どうふるまえばいいだろう。
少なくとも私にとって、それは、
不用意に、また単純に、
大きなリバウンドにかけて、下げた銘柄に投資することではない。
万一の有事が起きた時に、
自分の財産を残し、ひいては自分の命を守るために、
売りを入れるという、保険をかけておくことだ。
たとえ明日、この有事が杞憂に終わって、
日経225が1000円上がっても、
それはそれで、平和で明るい日常を喜んで花見に行けばよいのだ。
明日から、また取り返していけばいいのだ。
生き残るために何をすればよいか、
それを思うだけで、投資のスタイルは少し変わると思う。
私はね。
さて、では日経225ミニ先物。
上から、まずは下目線で見ることにする。
今日の下値18525は、3ヶ月続くこのボックスの下限(1/18 18645)を下回っており、
ここから速やかに、19時50分時点、18740まで戻っている。
この値幅210は、直近の高値でありボックス上限水準の19530からの
下げ値幅1010の20%程度の戻り。
十分ではないが、最低限の戻りを果たした水準ではある。
今は、フィボナッチの23.6%である18761をロスカットラインに
まずは売りを入れておくタイミングと考える。
次は18840ラインで、再び売りを入れておく。
有事があってもなくても、下値のめどは、まずは18309。
ここまでを5波動で下げれば、いったんは戻っても、17466までは早い可能性。
私は心配性なので。。ご参考でした。
投資は自己責任でお願いします。
下げと言いながら、ズルズルした下げで、すこぶる不気味だ。
北朝鮮情勢について、にわかに慌ただしい。
報道も様々だ。
いつもの話だという論調もあれば、
今回は雰囲気が違うという論調もある。
どんな情報を持っているどんな人も、
明日、この問題がどうなるか確証を持っている人はいないだろう。
有事、何が起きるかわからないときでも、
どのようにふるまうべきかがわかる能力を、教養という。
作家 内田樹のブログに書いてあった言葉を思い出す。
日本本土にミサイルが飛んでくる可能性はどれほどかわからない。
ただし、どこであれ、それが起きた時、日本を取り巻く環境は
大きく変わるだろう。
それは、大震災のそれとは性質の違う惨事だ。
我々の日常は、この先10年単位で失われるだろう。
仮に、今がそんな瀬戸際だとしたときに、
我々は、一人の人間として、自分の生命を守るために、
一人の投資家として、自分の財産を守るために、
どうふるまえばいいだろう。
少なくとも私にとって、それは、
不用意に、また単純に、
大きなリバウンドにかけて、下げた銘柄に投資することではない。
万一の有事が起きた時に、
自分の財産を残し、ひいては自分の命を守るために、
売りを入れるという、保険をかけておくことだ。
たとえ明日、この有事が杞憂に終わって、
日経225が1000円上がっても、
それはそれで、平和で明るい日常を喜んで花見に行けばよいのだ。
明日から、また取り返していけばいいのだ。
生き残るために何をすればよいか、
それを思うだけで、投資のスタイルは少し変わると思う。
私はね。
さて、では日経225ミニ先物。
上から、まずは下目線で見ることにする。
今日の下値18525は、3ヶ月続くこのボックスの下限(1/18 18645)を下回っており、
ここから速やかに、19時50分時点、18740まで戻っている。
この値幅210は、直近の高値でありボックス上限水準の19530からの
下げ値幅1010の20%程度の戻り。
十分ではないが、最低限の戻りを果たした水準ではある。
今は、フィボナッチの23.6%である18761をロスカットラインに
まずは売りを入れておくタイミングと考える。
次は18840ラインで、再び売りを入れておく。
有事があってもなくても、下値のめどは、まずは18309。
ここまでを5波動で下げれば、いったんは戻っても、17466までは早い可能性。
私は心配性なので。。ご参考でした。
投資は自己責任でお願いします。