2007年09月20日
大阪
9/9朝。もう 10日以上前か...
ホテルは、無料の朝食付きだったので、7時に起き出して食べる。
セルフサービスながら、おにぎり、インスタントのみそ汁、ゆで卵、
サラダ、ヨーグルト、コーヒーと、結構良かったです。
その後、チェックアウトして福井駅へ。
8時過ぎの電車で出発。この日の行き先は、大阪梅田芸術劇場。
実は、福井から大阪まで、琵琶湖の東を通る北陸本線+東海道本線で
時刻を調べていたのですが、車内のアナウンスで、琵琶湖の西を通る
湖西線の方が早く着くと知りました。
新快速、琵琶湖の東だけではなくて、西にも走っていたのですね (^_^;;;
おかげで、予定より 15分ほど早く大阪に着きました。
会場の場所を下見した後、開場時刻まで、何して過ごそう?...と見回すと、
目の前にロフトを発見!
時間つぶしには最適だけど、ちょっと危険かもしれない... (大汗)
地球儀型ルービックキューブとか、スキミング対策グッズとか、
ほぼ日ダイアリーとか、ヘリコプター型の CDプレーヤーとか、
とにかく田舎では絶対に売っていない面白い物がたくさんありました (笑)
買いたいものもあったのですが、買ったら荷物になる...
と、グッと我慢の子なのでした (^_^;;;
で、13時開演で何があったかと言うと、このセミナー。
定員1800人ですが、入ったのは1200人あまりだったみたいなので、
まだまだ余裕があったのですね (^_^;;;
それはともかく、この手のセミナーは初めてでしたが、結構面白かったです。
手渡された資料と一緒に、こんな物が入っていました。
初め、小物入れみたいだけど何だろう...と思っていたのですが、
これはブックカバーですね。まぁ、そのうちに使いましょう。
セミナーの内容は...
○ 藤本誠之「相場の福の神の”半歩”先読みして、株式相場を生き残る方法」
本編の開始までの時間潰し(?)に、マネックスのマーケティング部の
副部長さんが、株式の銘柄選択について軽い話。
まぁ、どこかで聞いた話のくり返しですが、再確認といった所でしょうか。
3点ほど挙げられていました。
・少子化の影響大
・M&Aでは、買収する企業よりも買収される企業
・業界第三位の企業
○ 堺屋太一「2017年の日本」
本日のメイン。
ご存知、元通産省役人、元経済企画庁長官、現作家の堺屋さんの講演。
読んだことないのですが、約10年前に、20年後の世界を舞台にした
小説を書かれているみたいですね。その中で書かれている、10年後
(つまり丁度現在に相当)の様子が、結構当たっているとか。
で、20年後(つまり今から10年後に相当)には、何の対策も行わなければ、
こうなる...といった話でした。
戦後日本は、非軍事・経済大国(大量生産した客観的な良品製造)を目指して
やってきており、それに適した社会構造になって成功を収めてきています。
その社会構造とは、官僚統制、日本型経営、職縁社会の3つ。
官僚統制は、そのものずばりなので説明いらないでしょう。
日本型経営というのは、終身雇用、集団的意思決定(社長一人の独断ではなく
社員全体で意思決定を行う事)、厚い会社内部保留(会社の福利厚生施設の
充実等)の3点に代表される経営方法。
職縁社会とは、仕事をするだけでなく、飲みに行くのも、遊ぶのも、
子供の進学問題や病院の選択など様々な相談をするのも、
全て職場仲間を相手に行う社会の事。
これらの社会構造は、確かに大量生産・客観的な良品製造には強い。
しかし1980年代以降、世界の流れは主観的・社会的なものへと変化。
具体的に言うと、オタク的なもの、宗教的なものなど、その人にとっては
非常に価値あるものの、興味のない人に取ってはガラクタ(つまり主観的)
というものが重要視される時代に変化してきている。
こういった変化に対応するためには、各種の自由化が重要。
でも、官僚による統制が効いているので、度々ストップがかかって進まない。
その結果、文化・経済・情報といった分野での日本の世界的地位は、
真っ逆さまに下落中。。。
しかし今、日本は一つの転機を迎えています。いわゆる、団塊の世代の大量退職。
これは、労働人口が急減することをあらわすわけではありません。
実際、退職後も働き続ける人がたくさんいます。
しかし、退職後は職場を変わる事も多く、人材が動き始めている。
これは、日本の古い社会構造の一つ、職縁社会を壊す良いチャンス!
で、これからは、この退職した人々をどう生かすか、そういう人々の
マーケットをどう作っていくかに成功した企業が延びるでしょう。
好老社会への転換がうまくいけば、日本の未来は明るい!
というような話でした。
さすが、話し方がうまいなぁという印象を持ちました。
○ 稲垣高志&藤本誠之「最先端のオンライン金融」
イーバンクとマネックスのマーケティング部の部長、副部長さんによる、
企業宣伝の時間ですね (笑)
全体の時間調整という意味合いが強かったかも (汗)
○ 松尾泰一&松本大「社長対談」
イーバンクとマネックスの社長の対談。司会はアナウンサーの毛利聡子さん。
セミナー申し込み時に書き込むことができた質問欄(だったかな?)の内容を
中心にして、毛利さんが2人に質問し、社長が答えるという感じでした。
日本の官は、投資家に対して過保護
これは私も、そう思います。
ゼロ金利政策はおかしい
これもおかしい(おかしかった)とは思うけど、
他に方策があったのかと言われると、私には分からない...
アセット・アロケーションが重要
時節柄(?)、サブプライムローンの影響の話もあったのですが、
とにかく金融の世界では何が起こるか分からないので、アセット・
アロケーションをしっかりやっているかどうかが重要なポイント。
これはその通りだと思います。個別銘柄の選択などよりずっと重要。
この中で、松本社長の場合の例を出していました。
円40%、米ドル30%、ユーロ20%、その他10%
株式(不動産を含む)45%、債券50%、その他(預金等)5%
まぁ、30-40代ぐらいの労働者なら、非常に標準的かな。
と、こんな感じの話が延々と。。。(笑)
あ、もちろん、業務提携に絡む話や、今後の方針等の話もありましたが。。。
というわけで、終了は午後5時過ぎ。
その後は大阪で遊び回る元気もなく(^_^;;;、そのまま家へ。。。
青春18きっぷは、無事に全て消化し終えたのでした (^_^)
今回は、こちらの方が詳しく書いているのですが、こちらもよろしければどうぞ。