アニメ偉言

キャサリン「死ぬのはイヤ!　誰か助けて!!」

ファントムの中から現れたディ・エゼルディが次々と生徒の機体をロストしていく。
コントロールポッドに毒ガスが流れ、恐怖と絶望の声がこだまする。
ガスはクラフトキャリアを操るメカニックルームにも。
ゲームにはないアニメオリジナル演出だ―!

1/1 ダンボール戦機WARS (ウォーズ) LBX 053 ディ・エゼルディ


カイト「言っておくけど、
僕たちはロストしても死ぬことはない。
世界を一つにするっていう使命があるからね」

セレディに付いた生徒は救われる。
これもアニメだけの設定だ。
ゲームだとそこまでは語られていない。

ディ・エゼルディvsジーエクスト&マグナオルタス。
ゲームではなかった対決構図で本日のウォータイム終了。
ウォータイムの開始も終了もセレディの思うがまま。
生存した生徒たちは次のウォータイムにどう備えるのか…

セレディ「戦争において死は避けて通れない。
LBXがロストすれば本当に死ぬのだ。

私はウォータイムなどという戦争ゲームで
世界が守れると信じている者たちを断罪したかった。
生徒たちはそのための尊い犠牲というわけだ。

あなた方は私を残酷だというだろう。
その批判は甘んじて受けよう。何故なら、
あたたたちに目覚めてもらうことこそが
私の願いだからだ。

考えてほしい。戦争とは何か。
何がために起こるのか…

これが今日の犠牲者たちだ。
称えてやってほしい」

テレビ中継を通じ世界に訴えるセレディ。
その横暴なる高説に、綾部の眼鏡も曇りだすが…
ロストした生徒のコントロールポッドは固く閉ざされ、さながら棺桶だ。

財前元総理「救急車を呼べ!」

その頃、首相官邸では。
財前と八神の前で東郷総理が倒れた。
救急搬送される東郷総理。

セレディ「私は、世界を一つにするという
理想を実現するために
ワールドセイバーに名を連ねた。
人々を分断する支配層を倒すには
力が必要だったからね」

セレディ「今、世界は、私に対する憎悪をきっかけに、
真に憎むべき者の存在に気付き始めている。
生徒たちを死に至らしめた本当の悪は、
東郷儀一をはじめとする支配者たちであると。
名もなき人々が自らの意志で行動してこそ、
世界は一つになるのだ」

セレディ「美しい海だ。遠い幼き日を思い出す。
戦争を知らなかった、あの頃を…」

ゲームでは描かれなかった、描ききれなかったセレディの思想と過去がここに。
セレディの背景を掘り下げてこそ、ウォーズの物語はさらに深みを増すというもの。
ワールドセイバーを創設したのはセレディではないというのも初耳だ。

アラタ「俺、死ぬんですか?
そうだとしても俺、やります。
オーバーロードじゃなきゃ
セレディには勝てない!」

アラタも主人公として追い詰められていた。
ゲームではアバター（プレイヤー自身）という超主人公がいたけど、
アニメではアラタだけが主人公の重荷を背負っている。

アラタはオーバーロードによって極限まで研ぎ澄まされた神経が
戦争状態がもたらす緊張によってさらに過敏になっている。
アバターに比べたらオーバーロード耐性の低いアラタには酷なことだ。
それでも主人公たるアラタはオーバーロードでセレディを倒さなければ気が済まない。

キョウジ「俺を不要扱いしやがった
セレディを困らせたいだけさ」

キョウジもゲームとは違った行動を起こす。
玲奈をセカンドワールドへと導き、
自分はセレディとの決着へ赴く。

セレディ「ウォータイムを始める。
攻撃目標は美都玲奈だ」

日が落ち、再びウォータイム開始が宣言された。
何と玲奈が標的にされてしまった。
もちろんゲームではこんな展開はない。
高まる緊張。

ゲンドウ「この馬鹿げた
殺人ゲームを今すぐやめてもらおう!」

セレディ「言っておく。こんなことはまだ生ぬるい。
私が体験してきた現実に比べればな」

綾部「閣下とわたくしは、ともに数限りない
戦場を渡り歩いてきたのです。長い間…」

ゲンドウがセレディ、綾部に食ってかかるタイミングもゲームとは違う。
アニメはどんな結末を描き出すのか―


アニメとゲームで異なる点まとめ

●ディ・エゼルディによる大量ロスト
●セレディ側はロストしても死なない
●救急搬送される東郷総理
●セレディの思想と過去の掘り下げ
●ワールドセイバー創設はセレディではない（ちょっと不確か）
●オーバーロードの更なる危険性
●キョウジが玲奈をセカンドワールドに案内
●攻撃目標美都玲奈
●ゲンドウがセレディと綾部に会うタイミング

動画：ダンボール戦機ウォーズ 第35話「箱の中の戦争（リアルウォーズ）」

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