iroiro Akita

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実は秋田に戻って一番困ったのは、秋田情報が少ないことだった。同年代の友達は少ないし、だから高齢な母の知り合いが頼りだった。

例えば美容院はどこがいいかなとか。秋田は美容院が多いのは知っていたが、村人にきいてもバラバラで口コミにならない。
腰を痛めた時などは、年寄りの意見を尊重したが、思うように回復しなかった。つまり相性が良くなかったということで・・・それにしてもここいらにには整形外科も多いな。






数週間前から歯が痛い・・どうしよう・・どこがいいのか調べてみた。案の定、歯医者さんも人口の割には結構いるのね。通いに便利なところを選ぶのが当たり前だな。
パソコンで検索、イケメンだとか秋田美人が多いとかは緊張するし・・・少ない口コミから優しいお医者さんに決定。昔ながらの地味な歯科医院でして、緊張することなく終了。取りあえずはここで落ち着こう。

次は、眼科探しをしなくては！！

秋田に戻ってすっかり村人と化したワタシ。
庭の雪も消えた頃、村人が植木の剪定をしてくれた。おかげ様で、
明るくなり、母も安堵の様子で落ち着いている。

それなのに次の日は、朝から雪がちらちらと。
春先の雪は、まるで天使が舞い降りようとしているかのように軽やかに映る。
そんな静かな光景に日差しが差し込み、かつての満員電車での通勤の光景を何故か思い出したり。

そんな思い出の光景を打ち消し、今年もイチゴに挑戦すると固く思う。
今年こそ絶対誰にも邪魔をされないように育てあげるぞ・・・準備万端である。
秋田に戻って3回目の春となる。





側らの母は、BSの韓国ドラマに夢中である。耳の遠い母にワタシが薦めたのだ。
真剣に字幕を追っているようなので、ボケ防止になるはずだ。

なんとも親思いな娘だ、感心じゃ。

それにしても、うちの母は昼時のワイドショーを見ながら、特に離婚だとか不倫だとかに興味津津のご様子で、テレビに向かって吠えるときもシバシバ。どうでもいいではないか・・・妄想がすごすぎる。
きっとこうだとかあーだとか、聞こえない部分を想像しているようなのだが、ほぼほぼ間違っている。

人さまが聞いたら、きっと驚くであろう！

どうでもいいことだが、今のところほぼほぼ平和である。

今年は春が早いな！などと言いながら、
うちの庭で一番年期が入っている「金の成る木」を眺めていた。
小さい花だけど、今年は実にキレイに咲いている。
今までこの花の美しさに気付かなかった。
母に、花を拡大した写真を撮って見せたら結婚式のあれ・・みたいだなんて。
ブーケのことであろう。





母は冬の間、少々落ち込んでいたけど、また復活したようだ。
それに、「金の成る木」にまつわる昔話が始まってしまい、五円玉をくっつけたりして金運を願ったものだなどと、終わりのない話を聞かなくてはならないことに・・・なってしまった。

ちょっと憎めいないかも！
珍獣が我が家の庭をゆっくりと歩いている。
どこからなのか、だいたい雨あがりの後に現れるのだ。
これは始めて見る生き物だ。
タヌキでもないしキツネでもないな。。。
少し以前に目撃したのとは、ちょっと違う。

隣のお姉さんたちによると、どうやらアナグマらしい。
今のところ畑の被害もないし、顔に似合わずドンクサイ容姿は、
なんだが憎めないなと意見が一致。

カモシカが姿を消してから、増えたのではないか？
このあたりの風景は昔から全く変わっていないのに・・・・
生態系はずいぶん変わったように思う今日この頃。

それでも私は、自然や季節の移り変わりを結構楽しんでいる♪♪
それに、隣で寝息をたてている母もなんとも思っていないのだろう。
ただただ自分の畑を荒らされなければ幸せなのだ♪

今年に入ってからいろんなことがありすぎて、とうとう母と二人になってしまった。弱弱しい母を見て、村人たちが同情していたが、数日後には元に戻っていた・・安心したけど・・亡き父はどう思っているのだろう？
それでもこれでいいのだ！！

気付けば朝晩めっきり冷え込むようになっていた。





忙しすぎて、頭が追いつかない日々が続いていた。

息抜きが必要だ。
そうそう、やはり隣のお姉さん夫婦にはずいぶん助けられたなあ。

それにしても女だけなのは、近所では家だけである。
だからこそ、たくましく生きねばならぬと心に決めた今日この頃である。

iroiroあったな。

父がデイサービスへ通うようになった。
その前には、唯一東京での飲み友が急に秋田に戻ってきた。
びっくり、あんなに私のことを非難していたのに、何があったんだろう？
聞けないしな・・・言わないのだよ・・・見栄っ張りの秋田県人なのだ！
今はハローワークに通っているようだが・・・

気付けばもうすぐお盆でまたまた周囲はあわただしくなって、母のボケもバージョンアップするし、時間の経つのは早いなあ！

暑すぎるわ〜暑気払いをせねばならぬ。
ハローワークに通っている友を誘ってみるか！

去年初挑戦して実りを迎え、収穫間近だったイチゴがヒヨドリに横ドリされてから早一年。きちんと教わった通りに手入れをしたおかげで、ずいぶん増えて大きな花がいっぱいだ。
なんとか無事に収穫したいものだ。

それにブラックベリーも花がさきそうだ。

母はちまちました、ベリー類などにはまったく興味がないようで見向きもしない。監視してないとイチゴの苗をむしり取って捨てようとしてするに違いない。
まったく油断できない母だ。

本日は晴天で、母は私に留守番を言い残してさっさと畑へ出かけてしまった。毎日毎日作物の話が長く、周囲にお構いなしでしゃべりっぱなし・・聞く方も根気が必要でして、素っ気なくするとキレたりで・・・

ヒヨドリの監視も続けねばならないし、あぁいそがしぃ！！

去年は初めてイチゴに挑戦して無事に赤い実がなったのに、ヒヨドリに横取りされた。

そして、ことしはブラックベリーに挑戦。
知り合いがどこかで苗木を探してきてくれたのが去年の11月のこと。


何故ブラックベリーにしたかというと、育てるのが意外に簡単らしいと聞いたからで・・・
簡単に言うと植えるだけでよいのだ。

それが、やっと芽吹いてきて、こんな風に春を感じることができるなんて、うれしい限りだ。

母も苗木をもらった時は、全く関心を示さなかったけど、この頃は興味津津だ。
なんど名前を教えても言えないけど。

誰にも鳥にも邪魔されず、無事に花が咲いて、実がなって、収穫できることを祈る。アーメン

雪の結晶が家の窓に・・なんとも美しい！
が、さぶ〜い今日この頃。
昨今の相撲騒動にかかわらず、うちの両親は相も変わらず相撲観戦を楽しんでいる。
母のボケっぷりも健在で、なんともおもしろい。


今更だが、前頭を「まえあたま」と読んだり・・それに、
「前頭三枚目って何だべ？」って
実は私もまったくわからずで、栃の心が前頭三枚目だったから、
「イケメン度じゃない？」って冗談で返したら、シカと。

イケメンの意味がわからないようだったので、今どきのハンサムってこどだと教えて上げた。
そしたら、栃の心はいい男だから三枚目はおかしいって、マジなのだ。
本気で憤慨していたが、年はとっても色男にうるさいからで。
うちの母は、いい年して、面食いのようだ。（ワタシとは違う！）

この間なんぞは、じゃじゃまるっていう面白い名前の力士がいるとかなんとか・・・
よくよ〜く調べたら「臥牙丸（ががまる）」だったことがあった。
ん〜、「が・が・ま・る・だよ！」と返したら、
本気でシカとされた。
本当に気位の高い母である。

雪解けの滴に、太陽の光が当たってキラキラ、虹色で何とも美しい。
クリスマスツリーなんかいらないってくらいだ！





朝、母に教えてあげたけど、腰の曲がった母の高さだと見えないようで。
脚立に乗ってやっとこさ・・それからの驚きようがものすごい。
「おやおやーきれだごどぉ」とうれしそうだった♪

ところがその後、驚きがグチに変わりはじめ、台無しに。

今まで忙しくて気づかなかったことから始まり、これまでの苦労話がまたまた始まってしまった。
あ〜あぁなんと大袈裟なこと、長くなりそうだな！？

それから、偶然回覧板を持ってきた隣のお姉さんに虹の話を教えていた。
聞いてあげているお姉さんも人が良すぎるわ！
挙句に、隣のお姉さんのグチを聞いて上げてたんだと主張していた！！

ありえな〜い！！
お姉さんいつもすいません