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ν賢狼ホロν
「嫌なことなんて、楽しいことでぶっ飛ばそう♪」がもっとうのホロです。
ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2
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2009年04月14日
「始まりはいつも些細なことで」 part7
「でも、いいところ来た。
 さっき神主さんから綺麗なお皿を頂いたの。
 私だけで持って帰れる量じゃないから、
 できればいくつか持って帰ってくれないかな?」

「えぇ〜。まあいいけど、どんなの?」

「何か古いけど高級そうなお皿よ。
 倉庫にあるから見に行ってみる?」

「うん♪」

(フフ………可愛い私の妹……)

鈴香の案内で倉庫に向かう桃香。その時、鈴香の顔が口が妖しく笑っているとも
知らずついていく。そして倉庫に着いた2人は、入り口を開け中に入りこむと…
中はいくつかの蝋燭で灯されており、少々暗めな感じだった。

「えーと確かここらへんに………、あれ? どこだっけ?
 ちょっと待ってね。」

「もー、しっかりしてよお姉ちゃん。」

「ごめーん、鈴香も探してくれない?
 大きなお皿が積み重なって置いてあるから。」

「しょうがないなー。」

そして桃香も探すのを始めると、後ろで大きな音が。

ギィー………バタン!

「えっ!?」

突然、入り口が閉まる音に振り向く桃香。入り口を閉めたのは鈴香だった。 

「お姉ちゃん?」

いきなりの鈴香の行動に疑問に思う桃香。
そしてさらに桃香の疑問が不安となる。

スッ……カチャッ

「え? どうして鍵を………」

鈴香の突然の行動に動揺を隠せない桃香。

「フフフ………さーてね、何でだろうね。
 それにしても良い雰囲気じゃない。誰にも見られない。
 誰にも聞こえない。そして入ることも出ることもできない。
 こういう密室ってだーい好き♪」

「お姉…ちゃん? いったいどうしたの?」

「ウフ……ウフフ……どうしたですって?
 別にどうもしないわよ。ただ、今からあなたを犯せると思ったら………、
 体が疼いちゃってね。」

「えっ? 何を言ってるの? 
 お姉ちゃん、いったいどうしちゃったの!?」

「うるさいわね。
 あなたはそのままじっとしてればいいのよ。
 そう、すぐに済むからね♪」

鈴香がそう言うと、鈴香の後ろから何本もの触手が除きだし、桃香を恐怖へと
駆り立てる。

「きゃあぁっ! な、何それ!?」 

そして鈴香の袴がじょじょに盛り上がると、そこから濡れに濡れた大量の触手達
が飛び出してきた。

「きゃあぁぁぁっ!! 
 お姉ちゃんが…化け物に………」

すると鈴香の顔や体中に、青い奇妙な形の刺青が浮かび上がり、瞳も猫のような
金色の瞳孔へと変わっていく。

「あら、いやだわ。実の姉を化け物呼ばわり?
 あなた、私をそんな風に見てたのね。
 美しいじゃないこの姿。これこそ私が求めてた美しさなんだから。」

「ひぃっ!! な、なんなのこれ!? きっと夢だ! ぜったい夢だ!」

「ウフフ……夢なんかじゃないわよ。
 それにほら。」

途端に1本の触手が桃香めがけて飛び出ると、腕にぎゅうぎゅうに絡みついた。

「いやあぁぁっ!!! 離してっ! 離してよっ!」

そしてその絡みついた腕を締め付けていく。

「痛っ! いたいいたいたいたいたい…!!」

「どう? これでもまだ夢って言えるかしら。
 それに覚えておきなさい。
 
 私は夢魔。

 デライラお姉様と一緒にこの世を魔界にする者。
 私の妹であるあなたもその1人になるのよ。嬉しいと思わない?」

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