2015年03月16日
「戦艦武蔵」映像中の零式観測機(?)のエルロン
ポール・アレンさんのおかげで、
戦艦武蔵が発見されました! 感謝の言葉しか思い浮かびません。
13日の戦艦武蔵の生放送の映像が、16日現在のところ、再生できるんですね(^∇^)
下記のURLは、ポール・アレンさんの戦艦武蔵映像です。
http://musashi.paulallen.com/
(3月13日に生放送された映像です)
ところで、上記の13日、海に眠る戦艦武蔵の生放送中に、
零式観測機らしき翼のエルロンがありました。
零式水上偵察機かもしれません。(違うかもしれないけど…)
零式観測機のエルロンが写っている時間は、2:03:59頃です。
この部分は、爆風か、転覆により翼が折れているか、もしくは、ほぼ全体が泥に埋まっているのか詳細は不明です。
エルロンを支える金具が一部見えるので、もしかしたら翼の「裏側かな?」と思いました。
想像図です。
模型がないので図面だけで、ざっくりラフに描きおこしましたが
図は、零式観測機の逆さまになった状態です。
零観を、逆さまのまま、フロートを利用しても潜水艦にはなりませんよ。水はいってくるし。
映像を見ると、フロートはありませんが
もしかしたら、ピンクの線で囲んだあたりではないかと…
複葉機なので、翼の上下どちらかわかりません。
地表に出ている部分だけでは、判明しませんが
右側にフラップがあれば、低翼部分です。
よく見ると、水圧でしょうか、潰れているようにも見えます。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
エルロンは、骨組みだけは金属で、他は布張りです。
羽布(はふ)と呼ばれています。
布張りの部分はラダーやエレベーターなどです。(機種により異なります)
布の上から防水塗装、まるで金属のようにつるつるに塗装しているんですね。(°∀°)b
海中や、風雨にさらされる陸上でも、布の部分は腐食してしまい、なくなってしまいます。
エルロンの参考です。
ラバウルにてココポ博物館、零戦の翼(裏側です。おそらく21型)
エルロンの金属の骨組み部分が一部なくなっていたので、
補足として描いてみました。こんなかんじ〜(^▽^;)
ラバウルの零戦です。
写真の左側に、エルロン箇所の説明写真を小さく貼りました。
エルロン部分が残っている機体は貴重です。
この機体のエルロンを持って、下に引くと動きました!
コトン、コトンと動かす度に、
零戦から「飛ぼうよ!」と声をかけられているようで、涙があふれて止まりませんでした。
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ポールさんの武蔵発見のニュースを初めて聞いたとき、大感激するも、心に一瞬、
かつての敵に…
と、よぎってしまいました。
英霊の方々は、魂を救われ、いつの日か、
心を通わす日が来るなんて思いもよらなかったことでしょう。
ポールさんが、もたらして下さったのは、武蔵だけではありません。
目に見えない大切なものを届けてくださいました。
本当に、ありがとうございました!
ポール・アレンさん。