2014年05月08日
著作権法違反 にこさうんどから学ぶ
今日5月8日。著作権法違反(公衆送信権および送信可能化権侵害)の疑いで音楽配信サイト「にこさうんど」の運営者が逮捕されました。(参考ニュース)
にこさうんどはニコニコ動画で配信された動画をMP3に変換・ダウンロードできるサイトです。
利用されてた方もいると思いますが、携帯やミュージックプレイヤーに取り込んで曲を聴け、
ダウンロードの際専用のアプリケーション等をインストールする必要もないので
利用者にとっては使いやすく、利用料も無料。
1,500件/1日のダウンロードがある等人気のサイトだったようです。
それではいったいどの部分が違反に繋がったのか。
著作権法違反となった部分を簡単に説明していきたいと思います!!
著作権とは
著作物(文芸,音楽等個人の表現の産物)に対してそれを独占できる権利を言います。
著作権法に著作物や著作者の定義が書かれています。
公衆送信権とは
著作権者が公衆によって直接受信されることを目的として著作物の送信を行うことができる権利
ニコニコ動画やyoutubeへの動画の投稿等が公衆送信権の自動公衆送信(著作権法2条1項9号の4)にあたります。
送信可能化権とは
インターネットなどで著作物を自動的に公衆に送信し得る状態に置く(2条1項9号の4)権利で
平成9年の著作権法改正の際に導入されました。
にこさうんどが違反したのは主にこの送信可能化権の侵害です。
まとめると
動画の配信者は配信した動画に対して独占権を持っています。
それに対してにこさうんどでは、配信者に対し許可を得ることなく動画を変換配信可能な状態に置いています。
そのため今回サイバー犯罪の疑いで逮捕されたのでしょう。
これがもし、配信者が利用規約に承諾し動画を広めるために登録する。
といったようなMP3変換配信サービスというビジネスであれば違反ではなかったんでしょうが…
動画投稿者のMP3配信需要が多いとは思えないし
需要があれば投稿者自らが配信していると思うのでビジネスとしてやっていけるかは難しいところです。
今回運営者は著作権についてよく理解していなかったもしくは軽く考えていたのかもしれませんし…
著者自身もこの記事を書くまで詳しくは知りませんでした。
調べてみると2年半ほど前から著作権違反の可能性は挙げられていたんですね…
なんにせよ利用者にとっては便利なサービスだっただけに
違法であることに対しては残念に思います。
著作権法違反についてしっかり理解していなかった人はこのことを教訓にしていってもらいたいです。
にこさうんどはニコニコ動画で配信された動画をMP3に変換・ダウンロードできるサイトです。
利用されてた方もいると思いますが、携帯やミュージックプレイヤーに取り込んで曲を聴け、
ダウンロードの際専用のアプリケーション等をインストールする必要もないので
利用者にとっては使いやすく、利用料も無料。
1,500件/1日のダウンロードがある等人気のサイトだったようです。
それではいったいどの部分が違反に繋がったのか。
著作権法違反となった部分を簡単に説明していきたいと思います!!
著作権とは
著作物(文芸,音楽等個人の表現の産物)に対してそれを独占できる権利を言います。
著作権法に著作物や著作者の定義が書かれています。
公衆送信権とは
著作権者が公衆によって直接受信されることを目的として著作物の送信を行うことができる権利
ニコニコ動画やyoutubeへの動画の投稿等が公衆送信権の自動公衆送信(著作権法2条1項9号の4)にあたります。
送信可能化権とは
インターネットなどで著作物を自動的に公衆に送信し得る状態に置く(2条1項9号の4)権利で
平成9年の著作権法改正の際に導入されました。
にこさうんどが違反したのは主にこの送信可能化権の侵害です。
まとめると
動画の配信者は配信した動画に対して独占権を持っています。
それに対してにこさうんどでは、配信者に対し許可を得ることなく動画を変換配信可能な状態に置いています。
そのため今回サイバー犯罪の疑いで逮捕されたのでしょう。
これがもし、配信者が利用規約に承諾し動画を広めるために登録する。
といったようなMP3変換配信サービスというビジネスであれば違反ではなかったんでしょうが…
動画投稿者のMP3配信需要が多いとは思えないし
需要があれば投稿者自らが配信していると思うのでビジネスとしてやっていけるかは難しいところです。
今回運営者は著作権についてよく理解していなかったもしくは軽く考えていたのかもしれませんし…
著者自身もこの記事を書くまで詳しくは知りませんでした。
調べてみると2年半ほど前から著作権違反の可能性は挙げられていたんですね…
なんにせよ利用者にとっては便利なサービスだっただけに
違法であることに対しては残念に思います。
著作権法違反についてしっかり理解していなかった人はこのことを教訓にしていってもらいたいです。
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