【顔面偏差値】ルッキズムってなに?
ルッキズム(lookism):
外見に基づいて人を評価することや、外見が美しいとされる人が社会的に優遇される現象を指す言葉です。
「lookism」という言葉自体は、英語の「look(見た目)」と「-ism(主義)」から派生した造語です。
つまり、外見至上主義とも言えます。
外見が良いと見なされる人が肯定的に評価され、逆に外見が劣っていると見なされる人が否定的な扱いを受ける、という差別的な思想や行動を含みます。
SNSの影響でルッキズムに苦しめられる人々が増加傾向・・・。
今回は、ルッキズムについて考えていきましょう。
1. ルッキズムの問題点って?
ルッキズムが問題視される理由は、外見だけで人を判断する不公平さと言われています。
これは、年齢、性別、体型、人種といった多様な本人がコントロールできない外見特性によって、
社会的な扱いが変わってしまうことを意味します。
例えば、職場で美しいとされる人が評価されやすく、
逆に見た目が基準に合わない人が不当に評価を下げられるといったことが起こります。
コレは不公平ですよね・・・。
2. ルッキズムの影響
●職場でのルッキズム
企業や社会の中では、外見が良いとされる人が有利な立場に立つことが多いです。
例えば、採用の場面では、同じ能力を持つ候補者がいる場合、
外見の良さが判断基準にされることもしばしば。
美しいとされる人はリーダーシップや信頼性が高いとみなされる傾向があり、
これはいわゆる「ハロー効果」によるものです。
しかし、このような判断は、能力や経験を正当に評価しないという大きな問題を引き起こします。
● メディアでのルッキズム
メディアはルッキズムを助長する大きな要因の一つです。
テレビや映画、広告などでは、特定の「美しい」外見が頻繁に強調され、
それに合わない人は目立たない、あるいは否定的な役割で描かれることが多いです。
このようなメディアの影響は、特に若い世代に強い影響を与え、
外見に対する不安や自己肯定感の低下につながることがあります。
3. ルッキズムに対する対策
多様な美しさの認識
ルッキズムに対抗するためには、どうすればいいのでしょうか?
そのためには、美の基準を多様化することも1つの手でしょう。
美しさは一つの固定された基準ではなく、
個々の特徴や個性に基づいた多様な美しさが存在することを認識する必要があります。
例えば、プラスサイズのモデルや、年齢を重ねた人々を称えるキャンペーンが近年増加しており、
これにより「美の基準」が広がりつつあります。
まとめ
ルッキズム主義は、外見に基づく不公平な扱いが根底にあります。
個人の能力や人格ではなく、見た目で判断されるという問題を抱えているのです。
根深いですよね・・・。
職場やメディア、社会全体でルッキズムが存在し、その影響は大きく広がっています。
この問題に対抗するためには、多様な美しさを認識し、
教育や法的な保護を通じて外見による差別を減らす努力が必要でしょう。
一人一人の価値観の変革で、過ごしやすい社会を作っていきたいですよね。
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