2019年11月09日
2019.10.12 台風19号の大きな爪痕
台風19号の被災地にボランティアとして初参加しました。
私の住んでいる長野県北部は、今まで台風の影響と言えば、風による果実の落下等がほとんどでしたが、今回の19号では想定をはるかに超える豪雨により、大きな爪痕を残して行きました。
【地元新聞:信濃毎日新聞掲載写真より千曲川堤防決壊場所】
千曲川添い一帯のりんごの産地は、泥の海と化してしまいました。
今なお被害に遭われた地区の様子がメディアから報道されるたびに心痛む思いです。
10月31日 災害ボランティアに参加
災害ボランティア受付の長野南運動公園の満車状態の駐車場、県外ナンバー車が目立ちました。
ここからシャトルバスで決壊場所近くで被害の最も大きかった 長沼地区 へ。
バスを降り途中でスコップを借り、バス車中で割振られたグループごとに被災Tさん宅へ。
道路両端には、各家から出された泥が積み上げられ、家の1階部分は柱の骨組みだけが残っている状態でしたが、大きな被災家財道具はほとんど片付けられていました。
割当てられたTさん宅で私を含む6人、黙々と庭の泥片付け。
一輪車に泥を積み、狭いところは土嚢袋に入れて道路端に出します。
道路端は、既に泥でうず高くなっているので、一輪車の泥をあけるとき道路にはみ出してしまいます。
道路は乾いた土で白く、災害関係者の車が通る度に土ぼこりが舞い上がります。郵便屋さんはゴーグルをつけての配達。
シャベルで掘る泥も、下の方は水分が染み出てきて重たく、体力のないもどかしさを感じました。
水害直後は足場は泥水、そんな悪条件の中での被災家財道具や、泥水を含んだ畳の運び出しなど、今の何倍も何倍も大変だったことでしょう。
お昼時、隣に居合わせた茨城からの保育士さんは、昨日に続き2日目とのこと。すごいなあ!!
はるばる遠くからボランティアに来てくださり本当に感謝です。
ここからシャトルバスで決壊場所近くで被害の最も大きかった 長沼地区 へ。
バスを降り途中でスコップを借り、バス車中で割振られたグループごとに被災Tさん宅へ。
道路両端には、各家から出された泥が積み上げられ、家の1階部分は柱の骨組みだけが残っている状態でしたが、大きな被災家財道具はほとんど片付けられていました。
割当てられたTさん宅で私を含む6人、黙々と庭の泥片付け。
一輪車に泥を積み、狭いところは土嚢袋に入れて道路端に出します。
道路端は、既に泥でうず高くなっているので、一輪車の泥をあけるとき道路にはみ出してしまいます。
道路は乾いた土で白く、災害関係者の車が通る度に土ぼこりが舞い上がります。郵便屋さんはゴーグルをつけての配達。
シャベルで掘る泥も、下の方は水分が染み出てきて重たく、体力のないもどかしさを感じました。
水害直後は足場は泥水、そんな悪条件の中での被災家財道具や、泥水を含んだ畳の運び出しなど、今の何倍も何倍も大変だったことでしょう。
お昼時、隣に居合わせた茨城からの保育士さんは、昨日に続き2日目とのこと。すごいなあ!!
はるばる遠くからボランティアに来てくださり本当に感謝です。
【写真左:水に浸かった長沼支所(平屋)】 【写真右:ブルーシートが千曲川決壊場所】
11月5日 今回も平日災害ボランティアに参加
長沼地区の穂保、千曲川決壊現場近くのKさん宅へ。
Kさん宅に着くと、道路に面した敷地で、バックホー大小二台が、人力の何倍も能率よく仕事をしていました。
奈良県からのボランティアさん四人も既に作業されていました。
細かい作業は、シャベルと一輪車。
大きいバックホーの一度にすくい揚げる泥の量は、シャベルで何回もすくって一輪車に満杯に積んだ泥の量とほぼ同じ位。
見てて頼もしく感じました。
元の地面の高さになったところから、長靴で踏み固めてとのことで、高低をシャベルで直しながら平らに仕上げていきます。
【写真の右側が30cm堆積した泥、踏み固めたところが本来の地面】
晴天の日が幾日も続いているにもかかわらず、長靴底は、柔らかな粘土を踏んでいるかのように水分を含んでいました。
この地区一帯は 2m30cmまで水に浸かり、その内30cmは泥だそうです。
元の地面の高さにするには、30cmの泥を除去 しなければならないのです。
りんごの木などいつまでも泥に浸かっていると、根腐など木の死活問題になるそうです。
雪かきとは比べ物にならない重い泥。
坂城町の竹内製作所のミニバックホーが、個人の家では役立ちそうですね。
お昼の休憩時、Kさんが、決壊した仮の「締切堤防」ができたので見てきたら、と勧めてくれたので、皆で行って来ました。
本来なら秋晴れの青い空の元、真っ赤に実ったりんご を収穫する一年で一番うれしい時期なのに…
この地区一帯は 2m30cmまで水に浸かり、その内30cmは泥だそうです。
元の地面の高さにするには、30cmの泥を除去 しなければならないのです。
りんごの木などいつまでも泥に浸かっていると、根腐など木の死活問題になるそうです。
雪かきとは比べ物にならない重い泥。
坂城町の竹内製作所のミニバックホーが、個人の家では役立ちそうですね。
お昼の休憩時、Kさんが、決壊した仮の「締切堤防」ができたので見てきたら、と勧めてくれたので、皆で行って来ました。
【写真左:この向こう側に「締切堤防」】 【写真右:鉄の杭で「締切堤防:本堤防の前の仮堤防」】
堤防から見下ろした眺めは、一帯茶色部分が広がっていました。
【千曲川決壊場所近くのお宅】
【信濃毎日新聞掲載写真:上は水害直後、下は現在】
本来なら秋晴れの青い空の元、真っ赤に実ったりんご を収穫する一年で一番うれしい時期なのに…
建物1階部分は、すっかり水に流され跡形もありません。
泥に埋め尽くされた畑の中には、プロパンのガスボンベ(大)や仮設トイレまで漂流して来たところもあります。
千曲川の堤防決壊場所に最も近い長沼地区は、農家のほとんどがりんごを主としており、赤く実ったりんごが収穫を待ちわびていました。
どこの被災されたお宅も、先ずは自宅の泥出しから片づけを始め、その後畑の泥除去作業に入るようです。
大きく立派なお宅の1階は、柱の骨組みのみ残された状態、ガレージの農機具も浸水で使えなくなり、畑も泥の堆積。
今回ボランティア先のKさんが言われるには、仮住まいに住むにしてもキッチン用品など最小限は、新規に買わなければならない、とのこと。
三世帯同居の若夫婦は、もうこの土地には住みたくない!
先祖代々守ってきたりんご畑を、絶やすわけにいかないと頑張る若者。
非農家の方でも、引っ越すとなると勤務先や学校の兼ね合いもあります。
近年日本列島のそこかしこで大きな災害が毎年のように起きています。
水害に限らず地震の心配もあります。
明日は我が身かもしれません。
県外ナンバーの災害ボランティア送迎バスもスタンバイしていました。
【送迎シャトルバスの中から撮った千曲川】
千曲川の両岸は、まだ泥がかぶったままですが、川の水には青い空が映るようになっていました。
写真と文章が合っておらず、「悪しからず」です。
ボランティアは、観光のようにパチパチ写真は撮れません。
撮った写真は、お昼休憩のとき、ボランティア先のKさん宅付近のものに限られています。
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災害ボランティアに適した服装
今回災害ボランティアに参加するに当たり、どんな服装で行ったらよいか、を調べてみました。
その結果を、自分なりに絵にしてみました。
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