2017年06月25日
語り継ぐ事の難しさとは
語り部が高齢化で減少しているという記事を読んだ。
戦争・天災・その他大きな事件事故。
その現場に直面した人、その時代に生きた人の
ありのままの話。
当然ではあるが、戦争を経験した人たちは今や80代〜となる。
そんな人たちの生の声が聴けなくなるのは、
余りにも勿体ないことだ。
文章に残すなどして、何とかまとめていただきたい。
ただ、残酷なもので、
自分が経験していない物事に関しては
どうしても他人事になってしまう。
どれだけ涙ながらに話をされても、
どれだけつらい思いを吐露されても、
「そうか、そうだよね」とその場では思うものの、
時がたてばそのうち忘れていってしまう。
東日本大震災だってそうだ。
海沿い出身の私にとって、津波は切っても切れない話題だった。
当時、実際にボランティアをしたり、現地に出向いたりもした。
しかし、5年も経てば毎日地震のこと、津波のことを考えていない自分がいる。
"風化"はその人その人、個人の中で行われる現象なのだと痛感した。
いかに語り部の人たちが
「戦争の悲惨さを伝えたい」「災害を繰り返してはならない」
と責任感を持って伝えてくださっても、
聞き手が経験しないことには、一つの意見や知識でとどまってしまう。
文章にして残すことによって、
その人の実体験は語り継がれる形になるが、
それは所詮文章でしかなく、
"体温のある言葉"として再生されることは無い。
語り継ぐ人、そのことを伝えていく人。
この立ち位置は、非常に難しいと思う。
戦争・天災・その他大きな事件事故。
その現場に直面した人、その時代に生きた人の
ありのままの話。
当然ではあるが、戦争を経験した人たちは今や80代〜となる。
そんな人たちの生の声が聴けなくなるのは、
余りにも勿体ないことだ。
文章に残すなどして、何とかまとめていただきたい。
ただ、残酷なもので、
自分が経験していない物事に関しては
どうしても他人事になってしまう。
どれだけ涙ながらに話をされても、
どれだけつらい思いを吐露されても、
「そうか、そうだよね」とその場では思うものの、
時がたてばそのうち忘れていってしまう。
東日本大震災だってそうだ。
海沿い出身の私にとって、津波は切っても切れない話題だった。
当時、実際にボランティアをしたり、現地に出向いたりもした。
しかし、5年も経てば毎日地震のこと、津波のことを考えていない自分がいる。
"風化"はその人その人、個人の中で行われる現象なのだと痛感した。
いかに語り部の人たちが
「戦争の悲惨さを伝えたい」「災害を繰り返してはならない」
と責任感を持って伝えてくださっても、
聞き手が経験しないことには、一つの意見や知識でとどまってしまう。
文章にして残すことによって、
その人の実体験は語り継がれる形になるが、
それは所詮文章でしかなく、
"体温のある言葉"として再生されることは無い。
語り継ぐ人、そのことを伝えていく人。
この立ち位置は、非常に難しいと思う。
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