2021年04月16日
三浦一馬さんと「リベルタンゴ」
2021/04/09NHK朝イチにて。
岡田健史さんのスペシャルトークの日でした。
彼は彼独特の感性豊かな点が興味深く、最近注目していました。
「私の娘は彼氏ができない」等。
その日の生演奏のシーンが凄かった!
MCの華丸大吉さんがつい口走った一言、
「あさイチの凄さって、こうしてこんな距離で滅多に見れない(聴けない)演奏家の
生演奏が聴けるんですよ!(多分本音!)
10歳から始めたというバンドネオン奏者の三浦一馬さんの演奏だった。
彼曰く、「悪魔の楽器」だと言う。
その構造を説明されて誰でも引く内容だった。
音階を出すボタンの配列がランダム。
ピアノやアコーデオンでは鍵盤が順序よく並んでいるが、聞きしに勝る配列の場所を聞いて
驚き!Σ(・□・;)
ドレミファソラシドがあっちへ飛んだりこっちに来たりとしていて、右左も全く違うし、
同配列のボタンでも楽器全体を開いたり押したりすることで音色は全く違うらしい。
(詳しくないので間違っていたらごめんなさい)
そんな手を出したくない楽器でタンゴと言えばこれ、と言う曲を生演奏してくれたのだ。
はっきり言って、録画予約は岡田君のトーク目的で後で見ようと思っていた程度でした。
ところが・・・、
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の本編後に放送される「大河紀行」で印象的な音色を響かせていると聞いて、
立ち止まったらこの演奏でした。
https://www.youtube.com/watch?v=f8kqLo0U6_k
惹かれましたね〜!
そんな悪魔の楽器を演奏なんて、何ていう人なんだ!と見入った、聴き入った!シーン
に立ち会えてラッキーでした。
以下引用
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の本編後に放送される「大河紀行」で印象的な音色を響かせているのが、バンドネオン奏者の三浦一馬(30)だ。タンゴを革新した巨人アストル・ピアソラ(1921〜1992)の生誕100年を記念したニューアルバム「ブエノスアイレス午前零時」を先月、リリースした三浦が、バンドネオンとピアソラの魅力につかれた人生を語った。
「大河紀行」には「青天を衝け」の音楽を手がける佐藤直紀氏から「フィクションと現実をつなぐようなイメージ」と声をかけられて参加した。9日にはNHK総合「あさイチ」に出演するなど三浦への注目も高まる。
その中で本作を発表した三浦は、ピアソラの魅力を「タンゴに色んな要素を採り入れて独自のものを作る。強じんなリズムからその上に乗っかる優美なメロディーから、今まで全くなかった音楽だと思う。今聴いてもなお新しい。本能みたいなところに直接訴えかけてくる」と熱く語る。
演奏は2017年に創設した17人編成、世界初のピアソラ室内オーケストラ「東京グランドソロイスツ(TGS)」によるものだ。ピアソラ演奏はキンテート(五重奏)が基本だが、経験を積む中で「いろいろなものを全部ブレンドして」、「まるで小さなオーケストラサウンドができあがる」という理想を抱き立ち上げた。
「前代未聞」の編成のため、楽譜は一から三浦が書き起こす。「毎年もがき苦しむというか、それぐらいして自分の理想を徹底的に譜面に落とし込んで行く」作業だが、「リハーサルで第1音を出した瞬間から、理想のはるか上を弾いてくださる」という手だれのメンバーが集う。
「一から譜面を再構築してアプローチし直すというのがなかなかないでしょうね。アレンジは他で聴けるということはまずない」のも売り。本作には「手応えは十二分」と自負する18、20年のライブが詰まっている。
バンドネオンにひかれたきっかけは、小4の頃に見たNHK教育テレビ(現Eテレ)「N響アワー」のピアソラ特集。大人への憧れを抱かせる音楽と共に、バンドネオンそのものもメカ好きだった三浦の興味をそそったが、バンドネオンを習うのはピアノやバイオリン同様にはいかない。三浦は番組に出ていた日本の第一人者、小松亮太のコンサートに出掛け、サイン会で直談判。門下生となった。
その行動力を高1の春休みにも発揮する。別府アルゲリッチ音楽祭に巨匠ネストル・マルコーニが出演すると知ると、現地で巨匠が「打ち上げをされているおすし屋さん」に潜入、演奏を聴いてもらうことに成功する。
マルコーニは「次の日の朝、私が泊まっている部屋に来なさい。レッスンしてあげるから」と親切に対応。約2時間レッスンし、「夏にブエノスアイレスに来るならレッスンしてあげよう」と弟子入りを許可した。
三浦は自作CDを売って渡航費用を捻出。マルコーニには今も師事する。同じ16歳の時には「プロデビューコンサート」と銘打ち手打ち公演も開催した。「チラシも自分で作り、業界の色んな方に招待のはがきを出して」という「バクチのようなスタート」だったが、そこから着実に階段を上ってきている。
現在はTGS、キンテートでツアー中。5・2新潟、6・6霧島、7・3東京の公演が決まっているTGSのプログラムには、17年からの経験を「全部フィードバックさせた」といい、「完成度という意味でもご期待いただきたい」と自信を漂わせていた。
◆三浦一馬(みうら・かずま)1990年6月9日生まれ。ピアニストの両親と共に幼少期をイタリアで過ごす。10歳でバンドネオンを始め小松亮太に師事。2006年からネストル・マルコーニに師事。07年、オーケストラデビュー。08年、第33回国際ピアソラ・コンクールで史上最年少の準優勝。09年メジャーデビュー。10年、NHK「トップランナー」出演。11年、マルタ・アルゲリッチと共演。12、16年、マルコーニとツアー。14年度出光音楽賞。
岡田健史さんのスペシャルトークの日でした。
彼は彼独特の感性豊かな点が興味深く、最近注目していました。
「私の娘は彼氏ができない」等。
その日の生演奏のシーンが凄かった!
MCの華丸大吉さんがつい口走った一言、
「あさイチの凄さって、こうしてこんな距離で滅多に見れない(聴けない)演奏家の
生演奏が聴けるんですよ!(多分本音!)
10歳から始めたというバンドネオン奏者の三浦一馬さんの演奏だった。
彼曰く、「悪魔の楽器」だと言う。
その構造を説明されて誰でも引く内容だった。
音階を出すボタンの配列がランダム。
ピアノやアコーデオンでは鍵盤が順序よく並んでいるが、聞きしに勝る配列の場所を聞いて
驚き!Σ(・□・;)
ドレミファソラシドがあっちへ飛んだりこっちに来たりとしていて、右左も全く違うし、
同配列のボタンでも楽器全体を開いたり押したりすることで音色は全く違うらしい。
(詳しくないので間違っていたらごめんなさい)
そんな手を出したくない楽器でタンゴと言えばこれ、と言う曲を生演奏してくれたのだ。
はっきり言って、録画予約は岡田君のトーク目的で後で見ようと思っていた程度でした。
ところが・・・、
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の本編後に放送される「大河紀行」で印象的な音色を響かせていると聞いて、
立ち止まったらこの演奏でした。
https://www.youtube.com/watch?v=f8kqLo0U6_k
惹かれましたね〜!
そんな悪魔の楽器を演奏なんて、何ていう人なんだ!と見入った、聴き入った!シーン
に立ち会えてラッキーでした。
以下引用
NHK大河ドラマ「青天を衝け」の本編後に放送される「大河紀行」で印象的な音色を響かせているのが、バンドネオン奏者の三浦一馬(30)だ。タンゴを革新した巨人アストル・ピアソラ(1921〜1992)の生誕100年を記念したニューアルバム「ブエノスアイレス午前零時」を先月、リリースした三浦が、バンドネオンとピアソラの魅力につかれた人生を語った。
「大河紀行」には「青天を衝け」の音楽を手がける佐藤直紀氏から「フィクションと現実をつなぐようなイメージ」と声をかけられて参加した。9日にはNHK総合「あさイチ」に出演するなど三浦への注目も高まる。
その中で本作を発表した三浦は、ピアソラの魅力を「タンゴに色んな要素を採り入れて独自のものを作る。強じんなリズムからその上に乗っかる優美なメロディーから、今まで全くなかった音楽だと思う。今聴いてもなお新しい。本能みたいなところに直接訴えかけてくる」と熱く語る。
演奏は2017年に創設した17人編成、世界初のピアソラ室内オーケストラ「東京グランドソロイスツ(TGS)」によるものだ。ピアソラ演奏はキンテート(五重奏)が基本だが、経験を積む中で「いろいろなものを全部ブレンドして」、「まるで小さなオーケストラサウンドができあがる」という理想を抱き立ち上げた。
「前代未聞」の編成のため、楽譜は一から三浦が書き起こす。「毎年もがき苦しむというか、それぐらいして自分の理想を徹底的に譜面に落とし込んで行く」作業だが、「リハーサルで第1音を出した瞬間から、理想のはるか上を弾いてくださる」という手だれのメンバーが集う。
「一から譜面を再構築してアプローチし直すというのがなかなかないでしょうね。アレンジは他で聴けるということはまずない」のも売り。本作には「手応えは十二分」と自負する18、20年のライブが詰まっている。
バンドネオンにひかれたきっかけは、小4の頃に見たNHK教育テレビ(現Eテレ)「N響アワー」のピアソラ特集。大人への憧れを抱かせる音楽と共に、バンドネオンそのものもメカ好きだった三浦の興味をそそったが、バンドネオンを習うのはピアノやバイオリン同様にはいかない。三浦は番組に出ていた日本の第一人者、小松亮太のコンサートに出掛け、サイン会で直談判。門下生となった。
その行動力を高1の春休みにも発揮する。別府アルゲリッチ音楽祭に巨匠ネストル・マルコーニが出演すると知ると、現地で巨匠が「打ち上げをされているおすし屋さん」に潜入、演奏を聴いてもらうことに成功する。
マルコーニは「次の日の朝、私が泊まっている部屋に来なさい。レッスンしてあげるから」と親切に対応。約2時間レッスンし、「夏にブエノスアイレスに来るならレッスンしてあげよう」と弟子入りを許可した。
三浦は自作CDを売って渡航費用を捻出。マルコーニには今も師事する。同じ16歳の時には「プロデビューコンサート」と銘打ち手打ち公演も開催した。「チラシも自分で作り、業界の色んな方に招待のはがきを出して」という「バクチのようなスタート」だったが、そこから着実に階段を上ってきている。
現在はTGS、キンテートでツアー中。5・2新潟、6・6霧島、7・3東京の公演が決まっているTGSのプログラムには、17年からの経験を「全部フィードバックさせた」といい、「完成度という意味でもご期待いただきたい」と自信を漂わせていた。
◆三浦一馬(みうら・かずま)1990年6月9日生まれ。ピアニストの両親と共に幼少期をイタリアで過ごす。10歳でバンドネオンを始め小松亮太に師事。2006年からネストル・マルコーニに師事。07年、オーケストラデビュー。08年、第33回国際ピアソラ・コンクールで史上最年少の準優勝。09年メジャーデビュー。10年、NHK「トップランナー」出演。11年、マルタ・アルゲリッチと共演。12、16年、マルコーニとツアー。14年度出光音楽賞。
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