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2019年05月25日

思い出のダービー馬

今週はダービーデーと言うことで、ダービーに関する事をたくさんアップしていきます (^-^)v


私の思い出のダービー馬ですが… それは、



キズナです \(^-^)/

キズナは東日本大震災にてノースヒルズのスタッフがそれぞれの絆にて牧場を混乱から立ち直したことに前田オーナーが感銘し名付けたそうです。

キズナは2歳でデビューし、デビューから2戦、強い勝ち方をして、一躍翌年のダービーの有力馬候補の1頭となりました!

デビュー後、2戦2勝で、強い勝ち方をする馬など毎年いますので、当時もあくまでもが前提の有力馬の1頭でした。

しかし、当事、私はキズナという名前に惹かれ、来年のダービー馬はこの馬だ!!となぜかピンっと感じました。
世の中には私以外にもそう感じた人は絶対にいたはずです。

主戦の佐藤哲三騎手も惚れ込み、インタビューでもすごく語っていたのを覚えています (^-^)

しかし、その後、佐藤騎手は落馬事故をし、3戦目のラジオたんぱ杯は武豊騎手に乗り変わりになりました。

武豊騎手もキズナの強さはわかっていたみたいですが、自分はあくまでも、てっちゃんが復帰するまでの乗り変わりと言っていました。

武豊騎手もその数年前の落馬事故以来、約3年間?スランプに陥っていました。

落馬事故までは年間200勝やディープインパクトで無敗の三冠など輝かしい成績を残していました。
当事私は、武豊とディープインパクトは世間のヒーローすぎて大っ嫌いでした (^o^;)

そのスーパースターであった武豊がいきなりスランプに苦しむ姿を見てから私は心がわりし、もう一度復活してほしいと思っていたところにキズナとのコンビはある意味うれしかったです。
でも佐藤騎手にも早く復帰し、キズナと一緒にダービーを勝ってほしいという気持ちもありました (^o^;)

さて、キズナ武コンビが生まれたのですが、ラジオたんぱ杯3着、年明け後の弥生賞は4着となり皐月賞出走は絶望になりました。

佐藤騎手の復帰のメドも全然立っていませんでした。
その為、世間ではキズナ武コンビ解消の噂がありました。

しかし、陣営はキズナ武コンビを信用し、コンビ解消はせず、ダービー1本の為に異例とも言える、毎日杯→京都新聞杯→ダービーのローテを組みました。

又、武騎手も毎日杯、京都新聞杯どちらも勝てなければダービー出走が叶わないのにも関わらず、キズナの脚質を信じ、後方からの追い込みを貫きました!

結果、毎日杯、京都新聞杯共に強烈な追い込みで勝ち、ダービーは一番人気での出走となりました!

一方、佐藤騎手は結局その後ケガから復帰できず、ダービー出走は叶いませんでした。

そして、ダービーのゲートが開きレースがスタート!
キズナ武コンビはダービーでも躊躇なく後方一気を選択しました。

最終コーナーを回りキズナ武コンビは未だ後方に位置し、わたしは絶望と思いました (*_*)
好位を走っていた人気の一角、エピファネイアと福永騎手コンビが先頭に立ち、エピファネイア勝利目前、強烈な末脚でキズナ武コンビが跳んできました!

その脚色はとてつもなく、エピファネイアと並ぶ間もなく、1着でゴールしました。私は物凄く鳥肌がたったのを覚えています!

勝利ジョッキーインタビューにおいて、武騎手は、笑顔で、僕は帰ってきました!が第一声だったのが忘れられません。
私はほんとうに帰ってきてありがとうという気持ちでいっぱいになりました。

そして、人と馬、人と人との絆があったからこそ、勝利することができたという言葉に、やはり競馬はロマンだなぁと感じました。

キズナはその後、海外遠征でオルフェーヴルと共に好走し、帰国後の大阪杯(当時はG2)で圧勝しましたが、天皇賞で中途半端な負け方、そして、全治約1年のケガをし、復活はならず、引退となりました。

又、佐藤騎手もケガから復帰できず引退となりました。

一方、ダービー、大阪杯でキズナに完敗したライバルのエピファネイアはダービー後、菊花賞、ジャパンカップに勝ち、ケガなく引退しました。


この世代は本当にキズナと絆の世代であり、忘れられないダービーです (^-^)v

来年、再来年には、キズナとエピファネイアの子供たちがダービーに出走し、熱いダービーをみせてくれることを楽しみにしています(^-^)v




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