中国人彼女は白富美(キャリアウーマン)

日本への帰任の辞令は出ていないが前々から上司から｢そろそろ｣と言われていたが
一昨日上司にそれがほぼ確実に今年度中に帰任になると伝えられた

昨日退社シエンと食事に行った
シエンが知っているシンガポール料理店で食事をした時には
ipadで外国の料理番組を嬉しそうに見せてくれた
旅行して食事をするのが本当に好きらしい

食事後、カフェに移動しても次は自分で纏めた旅行記を写真と共に
嬉しそうに説明していた
夜9時30分を過ぎた。そろそろ言わないと。。。




｢ちょっと話しがあるんだけど｣

｢何？｣

｢日本にもうすぐ帰る事が決まった｣

｢ボスから言われたの？｣

｢ウン｣

｢そっか｣

｢だからいろいろ決めていかないといけない｣

｢あなたどう考えてるの？｣

｢シエンとこれからも一緒に居たいと思っているけど、すぐに日本に連れて行くとか、俺が中国に来るとかはないかな｣

正直、具体的に詳細に考えられていなかった。
もう少し纏めてから話すべきかもしれなかったが、早く伝えたかった。

｢私は今日本に行くことはできない。アメリカとか英語圏ならなんとかなるけど、日本では英語だけでは仕事が見つからないでしょ。私の会社は日本にもあるけど日本語ができない中国人が働くのは難しいね。それに日本とは関係が悪い。基本的に日本人は中国人が嫌いで見下しているからね｣

確かにそう。意見は良く合うな

｢そうだね。どうしようかな｣

｢悩まなくても良いよ。毎日楽しく過ごしたいから悩んでも辛いだけでしょ｣

｢解決の可能性があるなら悩んで解決したいからね｣

｢なるほど。また今度話しましょ｣

最初からこういう問題がくるのは分かっていたからか。
シエンと話すと理路整然と自分の意見を言ってくれる
こういうところに惹かれたかもな
再度整理してシエンと話し合う必要がある