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2016年08月06日

出版社からみるジャンル別本の選び方(ビジネス実務)

ビジネス書というと、最初に思い浮かんでくるのが自己啓発書です。しかし仕事の悩みを解決する本は、それだけではありません。実務書は本当に必要に迫られないと自分で買うことはないですが、だからこそどれを選んだらいいのか迷ってしまいます。現物は大型書店でないと見つけられず、自己啓発書にくらべて専門的で買う人も少ないから、Amazonなどのネットショップでもレビューは少ないです。そこで今回はビジネス実務書を選ぶ基準として、出版社別に特徴を紹介します。特徴を知っていれば高額の本を買う時に失敗することもなくなります。


商事法務


法律専門の出版社として活動していて、企業の法律関連の出版物が多いです。元が公益社団法人の一部だったこともあり、信頼度の高い内容になっています。会社法に関してはシリーズものがあり、常に最新の法律に対応したものを出版しています、新規で株式会社を立ち上げるときに、細部まで何をすればいいのか知ることができるので、企業法務で迷ったらこの出版社を選んでおけば間違いはないです。日頃の運営や株式総会の対応にもすきはなく、毎年株主総会の想定問答集も出版されています。














中央経済社


60年以上社会科学の広い分野において出版活動をしている出版社で、会計学の分野において専門的な本を多数出版しています。出版する5種の雑誌の内4つが「企業会計」「会計人コース」「税務弘報」「旬刊経理情報」と徹底しています。会計実務の入門書からステップアップするときに丁度いい難易度の本がそろっています。その作り込みは大学のテキストとして使われるほどで、法規を一から学ぶ時に重宝します。














日本法令


法令と資格に関する本をメインに刊行している出版社です。省庁や会社用に法令書類を製造している関係で、法令に関わる各種書類の具体的な書き方を指南した本が多いです。随時更新される法令に対応した諸規定の作成マニュアルもあるので、予備知識がなくても安心できます。小さな会社で事務を少人数で回している人たちなら、必要な項目のマニュアルを揃えておけば、あとから問題が発生するのを未然に防げます。














清文社


税務を中心に会計や経営、建築や不動産の分野にも本を刊行している出版社です。毎年発売される「法人税」「所得税」「資産税」「消費税」の手引きや問答集は、自前で書類を作成するときに手元に欲しい本です。また各種の「取扱いと申告の手引」と「租税条約関係法規集」なら、本を購入して出版社HPで登録をすれば、Webで検索機能がついて読むことができます。kindleなどの電子書籍では刊行していないので、本を購入したらぜひとも利用したいサービスです。














商業界


小売業や外食業、サービス業など、従業員が直接お客と関わる業種の実務書を刊行している出版社です。月刊の専門誌「商業界」「販売革新」「食品商業」「ファッション販売」は、各種業界で成功したいなら読んでおきたい雑誌です。バックナンバーもあるので、気になるネタを後からチェックすることができます。実務書は現場ですぐに使えるテクニックで、新人の頃の基礎固めや店長になってからの部下指導で活躍します。業種を特定してピンポイントに専門知識を解説している本はこの出版社以外ありません。











2016年07月30日

出版社からみるジャンル別本の選び方(理系入門書)


理系の分野においていざ勉強を始めようとしても、普段から触れる機会のないものが多く、どうやって勉強していいか迷ってしまいます。大学生などでも担当教授の紹介する本は、基礎学問だと古典的な難しい本が多く、新入生は躓きやすいです。そこで便利なのが、高校生でも挑戦しやすい入門書です。各出版社でシリーズが出ているので、他の分野を勉強するときにも同じ調子で勉強することができます。最先端に挑戦するには基礎ができていないと苦労します。自分に合ったシリーズで、理系の面白さに触れてみましょう。

オーム社 マンガでわかるシリーズ


最近どの分野でも増えているマンガでわかる系統の中でも、理系の専門分野での刊行開始は2004年と古いです。かわいいキャラクターがストーリ仕立てで、難しい分野でもわかりやすく解説しています。イラストは同じ制作会社でも様々で、中には商業誌で連載をしていた人もいます。現在刊行されているジャンルは「理学」「電気・電子」「機械・建築」「情報」「化学・その他」です。2016年7月時点で一回りサイズの小さい「ぷちマンガでわかる」シリーズも8冊刊行され、より読みやすくなっています。













講談社 なっとくシリーズ


高校生の参考書と同じような装丁で、大学1、2年で扱う「数学」「物理」の分野をメインにシリーズが展開しています。刊行開始は1993年と古いからいくつかのものは出版社も在庫がないか、電子書籍のみのものもあります。詳しく原理をしるというよりも、全体の流れを理解して、それなりに使えるようになるには丁度よい難易度です。著者の体験がこもった問いかけもあり、初めてその専門分野に挑戦するときに、すんなりと理解できます。














マセマ出版 キャンパス・ゼミシリーズ


実際に大学で勉強をしている人の実状に最も合ったシリーズです。メインのシリーズは「数学」「物理」で、数冊だけ「経済」の分野も出しています。理系の入門書の中では珍しく個別に演習の本も出版され、単位を取得するための力強い味方になってくれます。何度も改訂を繰り返し、時代遅れの内容になることはないです。高校生向けの参考書も多数扱っているから、使っていた人ならこのシリーズで大学でも変わらず力を発揮できます。














日刊工業新聞社 今日からモノ知りシリーズ


出版社の名前の通り工業よりの本を多数出版しているので、このシリーズも工業よりのキーワードが揃っています。シリーズを通して表紙にはかわいいキャラクターが描かれていて、背表紙で探す時でも見つけやすくなっています。内容はテーマをトコトン深掘りし、1つのキーワードを見開きでコンパクトに紹介しています。見開き左のページはイラストや図の解説なので、キーワードのイメージがつかみやすいです。これから実務で未知の分野に関わるとき、概要を知るための助けとなります。














岩波書店 岩波講座


創業100年を超えるベテラン出版社岩波書店の岩波講座は、それぞれ分野ごとにシリーズが出版されています。自然科学の分野では「物理の世界」や「ロボット工学」が現在刊行中です。数十年前の本もあるけれど、原理原則からキッチリ説明してくれている本が多いです。独学で専門分野を学ぶ場合、1冊は岩波書店のシリーズものを入れておけば本質を見失うことはありません。











2016年07月24日

もっと本を楽しむための選び方(選書)

どこの書店でも手軽に読める本として、文庫や新書はレーベルごとに揃えられています。しかし文庫や新書と同様にレーベルで分けられるけれど、大きな書店に行かないと見つけられないものもあります。そこで今回はより広範囲な知識を扱い、読み応えがある選書を紹介します。選書は大半の作品は書下ろしで、雑誌等で読むことはできません。レーベルによって専門性の高いものもあり、その分野の入門書として読むことができます。未知の分野に挑戦するとき、手助けとなってくれます。

新潮選書


1967年に創刊され、現在までに700点以上が出版されています。毎月2〜3冊刊行され、四六判のソフトカバーでおよそ新書の1.5倍のボリュームがあるので読み応えがあります。扱うテーマは「人間を見つめる」「科学の目をひらく」「人生を考える」など切り口は多彩で、「世界の見え方がちょっと変わってしまう」ような作品作りを目指しています。唯一の欠点は通し番号などがないので、書店で専門のコーナーがあっても探すときに苦労します。
















朝日選書


1974年に創刊された選書で、「文学」「歴史」「政治」「思想」「経済」「芸術」「科学史」の分野で書下ろしと、「新古典」で改訂再刊をしています。表紙のデザインに統一性はなく、作品に合った魅力のあるものになっています。刊行ペースは早く、2016年6月段階で通しNoは947まであります。一時品切れになっていたものでもオンデマンドで復活した作品もあるから、現在入手が困難でも今後入手できる機会があるかもしれません。















筑摩選書


選書のなかでは比較的新しい部類で、2010年10月に創刊されました。ターゲットを40代〜60代男性と絞り、テーマを「ゆっくりかしこく」としています。情報多寡の時代で、売れている本も軽い内容のものが多い中、間口は狭くても深い内容を追求するタイトルたちは、その場しのぎではない知識を身につけるのに役立ちます。2016年7月段階でシリーズは150にも満たなく、刊行ペースも月に2冊ほどだけど、どの作品も何度も読み返したくなるテーマばかりです。
















中公選書


中央公論社が発行する2011年11月創刊の、シンプルな白い表紙でデザインされた選書です。「知は自在である」「知は時代の中で練磨され、遠く疾走する」をキャッチコピーにしています。執筆陣には中公叢書より一般向けの人たちが選ばれています。刊行ペースは2016年7月現在不定期になっており、今年に入ってからはまだ1冊、去年の段階でも年に3冊刊行されただけです。全部で23タイトルしかなく店頭で探すのは少々困難です。
















有斐閣選書


法律書をメインに発行している有斐閣が刊行している選書で、1970年に創刊されて以降現在では不定期に新刊が発行されています。学生向けのテキストや参考所以外にも、生涯学習向けの教養やビジネスで役立つ法律を扱っています。本の価格は税抜で2000円前後と少し高いけれど、法律関係のタイトルは他の出版社では見られないものばかりです。扱うテーマの広さから書店ではシリーズでまとめて置くことは少なく、テーマごとに探さないといけないので、どんなタイトルがあるかを知りたい場合はネットか目録を使って調べるのが良いです。













2016年07月10日

普段は見ない本の選び方(文庫編)

よほどの大型書店でない限り、出版される本が全種類入荷されることはありません。店の規模が小さければ、店頭在庫も厳選され、特定のジャンルが全く置いてないこともよくあります。そんな書店の現状だけれども、面白い作品は数多くあります。そこで今回は、大型書店に行かないと見つけられない文庫のシリーズを紹介します。たまにはいつもと違う文庫のシリーズを読んで、新しい楽しみを発見しましょう。

岩波書店 岩波文庫


1927年に日本で初めて刊行された、歴史の長い文庫シリーズです。収録されるテーマは古典的な文学作品から学術書など幅広く、帯の色と著者番号でジャンルが分かるようになっています。このシリーズの嬉しい所は、原則として絶版はなく、品切れになっていても復刊や重版があるので、気長に待っていたらどの作品でも手に入れることができます。書店には取引上の関係で特定の店しか入荷がなく、近所の書店では全く見かけることがないこともあります。


















平凡社 東洋文庫


創刊は1963年と50年以上の歴史があり、創刊50周年を記念して2013年にファンクラブが発足されました。文庫の特徴はその名が示す通り、日本、中国、朝鮮などアジア全域を対象として、その地域の古典作品を中心に刊行されています。よくある全集と違って戦記や旅行記、日記なども含まれ、古典作品をより気軽に楽しむことができます。唯一の欠点は、文庫と言いながらも1冊の値段が3000円以上するものがほどんどということです。

















講談社 講談社学術文庫


「学術をポケットに入れる」ことをモットーに、1976年に刊行が開始されたシリーズです。扱うテーマは哲学や思想を中心にしていて、文庫書下ろしの作品も多数出版されています。これまでに2000冊以上のタイトルを出版してきたけれど、出版は初版のみですぐに品切絶版になるものもあり、購入を迷っていたらすぐに新品では入手困難になってしまいます。全50巻に及ぶ徳富蘇峰の「近世日本国民史」も、紙の文庫としては入手困難で電子書籍に頼らないといけません。

















ポプラ社 百年文庫


シリーズ全て漢字1文字をテーマに、3人の作家の短編を各1作品収録しています。日本だけにとらわれず海外の作家も収録され、新規で面白い作品を探すときの足掛かりになります。シリーズは全100巻で2011年に完結しているので、店頭で新品に出会うのは困難です。内容を確認する場合はネット書店を利用するか、図書館に行けば現物があるかもしれません。

















神奈川新聞社 かもめ文庫


神奈川県の地元の新聞社が発行している、県内の文化や風俗を紹介しているシリーズです。神奈川県に旅行を計画しているなら、旅行雑誌を読むより、よりディープな名所を知ることができます。創刊は1977年と古いわりに刊行ペースは年に1回と遅く、2016年7月現在で67タイトルが発行されています。既に絶版や品切れになっている作品が多く、気になるタイトルの現物を発見して購入を迷っていたら、次の機会はないかもしれません。













2016年07月01日

出版社からみるジャンル別本の選び方(理系一般)

どの分野でも専門書になるほど出版社は細分化されていきます。理系という枠組みでも数学・物理・生物・化学・地学から、さらに一般書・入門書・専門書に分けて出版社の傾向は違います。そこで今回は理系の全ての分野をカバーしている一般書のシリーズものを出版社別に紹介します。いずれのシリーズもその分野の知識が全くなくても読み始められるので、ニュースや新聞で報道される科学関連の教養として、気になる分野から読んでみましょう。


講談社 ブルーバックス


ブルーバックスは講談社が出版する科学系の新書シリーズです。創刊は1963年と古く、2016年時点で1900点以上発行しています。iPS細胞やノーベル物理学賞など話題になったテーマも数多く、中身は大学の講義の参考図書に使われるほど充実しています。中にはマンガになっているものもあり、子ども楽しく読めます。最新巻であれば比較的小規模の書店でも見かけることができ、気軽に科学に触れることができるシリーズです。
















SBクリエイティブ サイエンス・アイ新書


「科学の世紀」の羅針盤をキャッチコピーに、2006年に創刊されました。既刊は300点を超え、現在毎月2冊のペースで刊行されています。横書きでカラーのものが多く、読みやすい構成になっています。ブルーバックスと比べると、同じ著者が書いた同テーマでもこちらの方がより分かりやすく書かれ、とっつきやすいです。
















PHP サイエンス・ワールド新書


「『私』から始まる科学の世界へ」をコンセプトに2009年に創刊されました。テーマは自然科学をメインに健康や経済など文系のジャンルも盛り込んで、78点(2016年6月時)発行されています。本文にはイラストや写真を多用し、著者の考えを前面に押し出した構成です。2014年4月以降新刊は出ていないので、出版社HPで品切れが多数あり、入手は少々困難な商品があります。
















技術評論社 知りたい!サイエンス


「雑学本より奥が深く入門書より易しい」本という位置づけで、2006年より発行されています。2016年6月時点で、112点購入可能です。古いものだといくらかは絶版になって注意が必要です。少し値段は高いけれど、同シリーズには「知りたい!サイエンスiLLUSTRATED」というフルカラー解説も数冊あります。
















化学同人 DOJIN選書


新書よりも専門的な知識だけど、入門書よりは簡単な選書という形で、2007年から同シリーズは刊行されました。化学系の専門書をメインに扱っている出版社だけど、テーマは一般科学で大人のための教養として楽しむことができます。2016年12月末までなら、刊行10年感謝フェアをやっている店舗もあるので、普段店頭で見られない銘柄も見つけられるかもしれません。













2016年06月29日

出版社からみるジャンル別本の選び方(コンピュータ書)

コンピュータ書は、入門書も専門書も特定のソフトや言語の解説になっています。とくに入門書はWordやExcelを筆頭にWindow関連の書籍が多く、初めてパソコンを購入した人が購入を検討しています。またデジタルカメラの普及で初心者でもフォトショップ関連の本もよく売れています。言語関係の本は、大学生や社会人が必要に迫られて買う人が多いです。難易度の傾向は、C言語など昔からある言語は簡単な入門書が多く、最近のスマホアプリの開発言語は専門書が多いです。今回はそんなコンピュータ書のおすすめ出版社を紹介します。

入門書




インプレス
 
 20年以上にわたってコンピュータ関連の書籍を出版し続ける老舗。解説書の草分けともいえる「できるシリーズ」や、毎年定番の「年賀状DVD-ROM」などがあり、コンピュータ書では圧倒的人気を誇っています。価格が安くお手軽に始められる480円の「世界一やさしいシリーズ」は、パソコン教室や自主的な勉強会で使われることもあります。












技術評論社

インプレスと同様にWindowsの解説書に「今すぐ使えるかんたんシーズ」があり、サイズの小さい「miniシリーズ」や中身がしっかりしている「ポケットリファレンスシリーズ」もあります。収録されている内容は他の解説書と大きな違いはなく、使いやすさと本文のレイアウトの好みで選べばいいです。この出版社は技術者向けの雑誌も発行しており、「WEB+DB」はバックナンバーの取り寄せもできるので、気になる特集をいつでも読めます。













秀和システム
パソコンの入門書だけでなく、ハードウェア関連やネットワーク関連の本も出版している出版社です。柔らかい印象を与える表紙の本が多く、専門的な分野でも分かりやすい入門書があります。パソコンの入門書は、本文のフォントは大きく、年配の人でも読みやすい作りです。














専門書




ソフトバンククリエイティブ
プログラムの入門書をメインにWebデザインや資格関連の書籍を出版しています。プログラムの「猫でもわかるシリーズ」は、初めてプログラムを学ぶ時の定番書で、C言語を筆頭にWindowsプログラミングやネットワークプログラミングがあります。大型書店に行かなくても中規模店なら、比較的店頭在庫があるので、中身をじっくり見てから買いやすい出版社です。












オライリージャパン
コンピュータ関連の仕事を専門にしている人に向けた、実務書をメインに出版しています。いずれの本も分厚く値段も2000円〜4000円のものが多数を占めています。しかし内容は初歩的なことから解説しているのもあるので、本の装丁に怯まず、まずは読んでみましょう。この出版社の唯一の欠点は、大型の書店でないと在庫が置いていないことです。地方では、県内に数えるほどしか扱っているお店が無かったりするので、手にする機会がなかなかありません。











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