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2014年05月15日

ドバイWC来年ダート復活

ドバイワールドC(G1、メイダン競馬場)が、来年からオールウエザー(AW=全天候馬場)の人工素材タペタからダートに戻されることが14日、メイダングループの取締役会で決定した。
UAEドバイで毎年3月に行われている同競走は1996年の創設時はナドアルシバ競馬場のダート2000メートルで行われ、メイダン競馬場に移された2010年からAW2000メートルに変更された。新時代の万能馬場として2000年代半ばから急速に普及した潮流に沿った導入だったが、近年はコスト問題や馬場状態維持の難しさから、米国を中心にAWを敬遠しダートに戻す動きが顕著になった。
AWはダートとは異質で芝馬が活躍し、11年には日本馬として初めてヴィクトワールピサが勝利したが、ダート主義の米国には逆風となった。米国馬はダート時代の14回中8回優勝したが、AWの5回では13年アニマルキングダム1頭だけ。今年に至っては参戦自体がゼロで、危機感を持った一部の王族から走路の見直しを求める声が出ていた。
サラブレッドニュース電子版によると、メイダングループのサイード・アル・タイヤーCEOは「この決定はメイダンレーシングやドバイワールドCカーニバルにとってベストでしょう。第20回記念となる来年のドバイワールドCは、過去の14年間を彩った自然なコースで行われる」と語った。


 
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