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2014年06月02日
ワンアンドオンリーが優勝 日本ダービー
3番人気のワンアンドオンリー(牡、橋口)が直線のたたき合いの末、イスラボニータを退けて優勝した。
横山典弘騎手(46)は09年ロジユニヴァースに続いて2度目の制覇。定年まであと2年、これまで2着4回の橋口弘次郎調教師(68)は悲願の初制覇を飾った。勝ちタイムは2分24秒6。4分の3馬身差2着に1番人気のイスラボニータ、3着はマイネルフロスト。
前残りが多い今の東京の馬場、ウインフルブルームの出走取り消しでスローの流れになると読んだ、ベテラン騎手の感性が勝利に結びついた。これまでのしまい一辺倒の競馬から一変。スタート良く飛び出すと、内の4番手につける。ハナにたったエキマエを前に見ながら武豊騎手のトーセンスターダム、その後ろにイスラボニータ。ライバルをマークしながら4コーナーから直線へ。スタンドで見守る橋口師は「前が止まらないので後方からでは間に合わないと感じていた。でも私より早く察知して、うまく乗ってくれている。追い合いになったら負けない」と鞍上の好判断に勝利を確信しつつあった。
直線半ばで抜け出し先頭に立ったイスラボニータの外から並びかけるように進出。満を持して追い出したワンアンドオンリーの脚色がわずかに上回る。差し返そうと蛯名騎手のむちがうなるが、差は縮まらず、そのままゴールに飛び込む。3着は内ラチ沿いに末脚を伸ばした12番人気マイネルフロストが食い込んだ。2番人気のトゥザワールドは外から追い込むも5着が精いっぱいだった。
左手を高くかざして喜びを爆発させた横山典騎手は「前へ行ったのは作戦通り。馬もきっちり仕上げてもらったので、スタート良く好位でレースができた。相手も強いので、最後まで気を抜けなかった。馬には2400メートル、歯を食いしばってよく頑張ったとほめてあげたい」。そして「。お世話になっている橋口先生のためにも、頑張らなければと思っていた。本当にうれしい」と話した。
悲願のダービートレーナーの称号を手にした橋口師は「泣いていいかな。ついにやった。大きなレースもいろいろ勝たしてもらったが、ダービーは別格ですね。久しぶりに大声を出して応援した。舞い上がって足がおぼつかないよ。厩舎一丸となってやってくれた。定年まであと1年半あるけど、もう辞めてもいい」と目を赤くしながら話した。
20頭目のダービー挑戦での初勝利。これまで96年ダンスインザダーク、04年ハーツクライ、09年リーチザクラウン、10年ローズキングダムによる2着が最高着順だった。「ハーツクライの子供でキングジョージや凱旋門賞へ挑戦したいという夢があります」と、次なる目標も口にするなど、悲願のダービー制覇に名トレーナーは普段に増して饒舌だった。
横山典弘騎手(46)は09年ロジユニヴァースに続いて2度目の制覇。定年まであと2年、これまで2着4回の橋口弘次郎調教師(68)は悲願の初制覇を飾った。勝ちタイムは2分24秒6。4分の3馬身差2着に1番人気のイスラボニータ、3着はマイネルフロスト。
前残りが多い今の東京の馬場、ウインフルブルームの出走取り消しでスローの流れになると読んだ、ベテラン騎手の感性が勝利に結びついた。これまでのしまい一辺倒の競馬から一変。スタート良く飛び出すと、内の4番手につける。ハナにたったエキマエを前に見ながら武豊騎手のトーセンスターダム、その後ろにイスラボニータ。ライバルをマークしながら4コーナーから直線へ。スタンドで見守る橋口師は「前が止まらないので後方からでは間に合わないと感じていた。でも私より早く察知して、うまく乗ってくれている。追い合いになったら負けない」と鞍上の好判断に勝利を確信しつつあった。
直線半ばで抜け出し先頭に立ったイスラボニータの外から並びかけるように進出。満を持して追い出したワンアンドオンリーの脚色がわずかに上回る。差し返そうと蛯名騎手のむちがうなるが、差は縮まらず、そのままゴールに飛び込む。3着は内ラチ沿いに末脚を伸ばした12番人気マイネルフロストが食い込んだ。2番人気のトゥザワールドは外から追い込むも5着が精いっぱいだった。
左手を高くかざして喜びを爆発させた横山典騎手は「前へ行ったのは作戦通り。馬もきっちり仕上げてもらったので、スタート良く好位でレースができた。相手も強いので、最後まで気を抜けなかった。馬には2400メートル、歯を食いしばってよく頑張ったとほめてあげたい」。そして「。お世話になっている橋口先生のためにも、頑張らなければと思っていた。本当にうれしい」と話した。
悲願のダービートレーナーの称号を手にした橋口師は「泣いていいかな。ついにやった。大きなレースもいろいろ勝たしてもらったが、ダービーは別格ですね。久しぶりに大声を出して応援した。舞い上がって足がおぼつかないよ。厩舎一丸となってやってくれた。定年まであと1年半あるけど、もう辞めてもいい」と目を赤くしながら話した。
20頭目のダービー挑戦での初勝利。これまで96年ダンスインザダーク、04年ハーツクライ、09年リーチザクラウン、10年ローズキングダムによる2着が最高着順だった。「ハーツクライの子供でキングジョージや凱旋門賞へ挑戦したいという夢があります」と、次なる目標も口にするなど、悲願のダービー制覇に名トレーナーは普段に増して饒舌だった。